バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

伝言ゲーム

2007年04月10日 | Weblog
一つの仕事の問題解決に向けて、3人ががんばる。1人は社長で、1人は緻密な計算力と豊な想像力を持つナイスガイ、そして残るはボク。利害はもちろん一致しているし、誰かが「我こそは」と抜け駆けをするという類のものでもない。だから道は一本しかないはずなのに、実にいろいろのことが起きるのだ。社長とボクの間では「これは最終的にナイスガイの意見に従おう」となったとして、ボクがナイスガイと話をすると「うーん、これは社長ともう一回詰めてみようか」となり、続く社長とナイスガイの会話では「でもバースくんが了解してるんじゃない」ということになる。かくも人間は一つのことに対して、いろんな角度で尺度で感度で動いている。そしてもっとすごいことは、ばらばらで行き先を見失ったかに見えて、実はちゃんと問題は解決するのだ。仕事も人間関係もみんな伝言ゲームで成り立っているから、重々に正確に何事も伝えなくてはいけないけれど、その微妙な感性のズレと想像力の広がりの違いに、なにやらおもしろいものが隠れているみたいだ。ただ一つしてはいけないことは故意に伝言をゆがめること、これはルール違反だ。