孤帆の遠影碧空に尽き

年に3回ほどアジアの国を中心に旅行、それが時間の流れに刻む印となっています。そんな私の思うこといろいろ。

パレスチナ・ガザ情勢をめぐり深まるイスラエルとアメリカの溝

2024-03-27 22:56:50 | パレスチナ

(空中投下される支援物資=25日、パレスチナ自治区ガザ地区ガザ【3月27日 CNN】 ハマスは空中投下について、「攻撃的、誤り、不適切、役に立たない」として中止を、また、陸路の検問所を「即刻」開放するよう求めています)

【滞る支援物資搬入 相次ぐ痛ましい事件】
パレスチナ・ガザ地区の窮状を伝えるニュースは連日報じられていますが、下記のニュースもそのひとつ。

****海に落下した支援物資に住民が殺到、12人溺死 ガザ地区*****
多くの住民が飢餓寸前の状態とされるパレスチナ自治区ガザ地区で海に落下した支援物資に住民が殺到し、12人が溺れて死亡したということです。

ガザ地区では住民のおよそ4分の1が飢餓寸前の状態にあるとされています。北部の海岸沿いでは25日支援物資が投下され人々が殺到しました。

一部が海に落下したため多くの人が泳いで支援物資の確保に向かいました。この際、複数の人が溺れ、パレスチナ自治区の保健当局は、12人が死亡したとしています。

ガザ地区では今月8日にも支援物資のパラシュートが開かないまま落下して住民を直撃し5人が死亡する事故がおきています。住民は、安全に支援物資が行き届くよう一刻も早く陸路での搬入を拡大してほしいと訴えています。【3月27日 日テレNEWS】
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痛ましいとしか言い様がありませんが、周知のように2月29日には支援物資を受けとるために集まった群衆への発砲もしくは混乱で百名を超える死者が出ています。

****ガザ住民「112人死亡」 攻撃か事故か ハマスとイスラエル対立****
パレスチナ自治区ガザ地区北部で、食料を積んだトラックを待っていた多くの住民が死亡した事件で、ガザ保健当局は2月29日、少なくとも112人が死亡、760人が負傷したと発表した。

イスラム組織ハマスは、イスラエル軍による「住民を狙った意図的な攻撃」と主張。一方、イスラエル軍は多くの住民が一斉にトラックに集まったため、人の下敷きになったり、トラックにひかれたりして死亡したとしており、双方の見解が食い違っている。(後略)【3月1日 毎日】
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同様の事件はその後も。

****ガザで支援物資待つ市民29人以上死亡、イスラエル軍攻撃で=当局****
パレスチナ自治区ガザで14日、支援物資を待っていたパレスチナ人が2カ所で相次ぎイスラエル軍の攻撃を受け、少なくとも29人が死亡した。ガザ保健省が発表した。

このうちガザ中部の支援物資配給センターでは、イスラエル軍の空爆により8人が死亡。その後、ガザ北部では支援物資のトラックを待っていた群衆にイスラエル軍が砲撃し、少なくとも21人が死亡、150人以上が負傷した。

イスラエル軍は両事案について調査していると表明した。(後略)【3月15日 ロイター】
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イスラエル軍は、“物資を奪い取ろうとした群衆が押し寄せ、混乱の中でトラックに引かれた”として、住民へのイスラエル軍による戦車からの砲撃や空爆、銃撃はなかったとしています。

【ガザの窮状 責任は支援物資搬入を妨げているイスラエルに】
個別の事件の責任が誰にあるのかは定かではありませんが、ガザ地区はこうした事案がいくらでも起きうる極限状態にあります。

****ガザ北部、2カ月以内に飢餓の公算 110万人が危機に直面=報告書****
イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ地区ガザで、人口の約半数に相当する約110万人が「壊滅的な飢餓」のリスクにさらされ、とりわけガザ北部では2カ月以内に飢餓に見舞われる公算が大きい。国連が支援する「総合的食料安全保障レベル分類(IPC)」の報告書が18日公表された。

報告書は、ガザ北部での飢餓が差し迫っており、「3月中旬から5月までに発生すると予測される」と警告した。

さらに「3月中旬から7月中旬にかけ、南部ラファでの地上攻撃を含む戦闘が激化するという想定の下、ガザの人口の半数(111万人)が壊滅的な状況に直面する」と予測。この数は昨年12月に発表された前回の報告書からほぼ倍増した。

グテレス国連事務総長はIPCの報告書について、ガザの状況に対する「恐るべき告発」という認識を示した。その上で「完全な人災であり、こうした状況を阻止できると報告は明確にしている」とし、ガザ全域で人道物資の搬入を確実にするようイスラエルに要請した。

欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表も18日、イスラエルがガザで飢餓を引き起こし、これを戦争の武器として利用していると非難した。【3月19日 ロイター】
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この状況をつくっているのはイスラエル軍が支援物資搬入を妨げていることです。
ハマス壊滅を優先するイスラエルは、ハマスとの関連を指摘するパレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によるガザ北部への食料輸送を認めないと国連に通知しています。

****ガザの飢餓危機 子どもの命見捨てるな****
イスラエル軍の侵攻が続くパレスチナ自治区ガザで飢餓が懸念されている。同軍が食料などの搬入を妨げ、栄養失調による幼児の死亡例も報告されている。直ちに停戦するか、陸路での人道物資の搬入を保障するよう求める。

昨年からの戦闘でパレスチナ側の死者は3万2千人を超え、国連児童基金(ユニセフ)は1万3千人以上の子どもが死亡したと報告した。戦闘に加え、食料不足が子どもらを直撃。ガザ北部では2歳未満の子の3分の1が深刻な栄養失調に陥っている。

国連の「総合的食料安全保障レベル分類」は、戦闘が続けば、ガザ北部では5月までに飢餓が発生し、ガザ全体でも7月までに人口の約半分の111万人が飢餓に直面する恐れがあると予想する。

原因は通行権を握るイスラエルが過剰検査で物資搬入を妨げていることだ。イスラエルは食料不足は国連の能力不足が原因だと主張するが、医療用ハサミを理由に物資の搬入を拒んだ例もある。

配給所や配給を待つ人々への攻撃も絶えず、イスラエルはパレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によるガザ北部への食料輸送を認めないと国連に通知した。

欧州連合(EU)高官は「飢餓が戦争の武器」になっていると非難。米国も食料や水の空中投下を始め、海上からの物資搬入に向けて仮設桟橋の建設も計画する。

しかし、空中投下で直下の人々が死亡する事故が起き、桟橋の稼働も5月初旬とされる。搬入の拡大には陸路に勝る方法はない。

国際司法裁判所は1月、ジェノサイド(民族大量虐殺)防止にあらゆる対策を講じるようイスラエルに命じており、即座に陸路による搬入拡大に応じるべきだ。

恒久的停戦が最善策だとしても子どもをはじめ多くの人々の死を座して待つわけにはいかない。
最大の援助組織であるUNRWAへの資金拠出は、一部職員がイスラム組織ハマスの攻撃に関与した疑惑で各国が停止していたが、カナダやスウェーデンなどが再開した。日本も人道的見地から速やかに拠出を再開すべきである。【3月27日 東京】
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UNRWAへの資金拠出については、“日本政府は4月前半にも、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金拠出を再開する方向で調整に入った。”【3月26日 読売】とのこと。

【ラファ侵攻を強行する姿勢を変えないネタニヤフ政権にバイデン政権も対応を硬化】
アメリカ・バイデン政権・与党民主党は、ガザの窮状の深刻化、事態への国際的批判の高まり、更にアメリカ国内でもパレスチナに同情的な声が強まり、イスラエル批判が高まっていることなどをうけて、従来のようなイスラエル擁護は再選戦略にとって足かせ・支障にもなりかねず、イスラエル・ネタニヤフ首相に対し厳しい姿勢をとりはじめています。

****「ネタニヤフ氏が和平の障害」米上院トップが異例の退陣要求 強まる対イスラエル圧力****
米民主党上院トップのシューマー院内総務は14日、イスラム原理主義組織ハマスとイスラエルの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザの情勢を巡り、同国のネタニヤフ首相が「和平の大きな障害になっている」と述べ、ネタニヤフ氏が率いる右派連立政権の退陣を求めた。米議会の最有力者が同盟国イスラエルの指導者を批判するのは極めて異例。

ガザ攻撃や占領地ヨルダン川西岸への入植を続けるイスラエルにはバイデン政権もいらだちを深めており、今後、ネタニヤフ氏への圧力が強まるのは必至だ。

シューマー氏は同日の議会演説で、ネタニヤフ氏は「イスラエルの最善の利益より自身の政治的生き残りを優先し、方向性を失っている」とし、現政権が「同国の必要とするものにもはや適合していないのは明らか」だと語った。ネタニヤフ氏は収賄などの罪で起訴されており、ガザの戦闘が終息して公判が進めば政治生命の危機に直面する可能性が高いとみられている。

さらにシューマー氏は、ネタニヤフ氏が「ガザ市民の犠牲を進んで許容」しており、「イスラエルへの各国の支持を歴史的な低水準に押し下げた」と指摘。連立を組む「ユダヤの家」のベングビール国家治安相ら極右勢力が、ガザや西岸からのパレスチナ人排除を主張しているのを放置しているとも非難した。シューマー氏はユダヤ系で、長年、親イスラエルの立場をとってきた重鎮。

カービー大統領補佐官は14日、シューマー氏からホワイトハウスへ演説内容の事前通告があったと認め、政権として「(演説を)尊重している」と述べた。

ネタニヤフ氏を巡っては、米情報機関を統括する国家情報長官室(ODNI)が11日に公表した報告書で「指導者としての実行能力が危機的状況にある可能性がある」と分析した。

ネタニヤフ氏が党首を務めるイスラエルの右派与党「リクード」は14日、シューマー氏がネタニヤフ氏を批判したことについて、「シューマー氏の言葉と異なり、イスラエルの社会はハマスに対する完全な勝利を支持している」などとする声明を出して反論した。【3月15日 産経】
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共和党の指導部は、上記シューマー院内総務発言について、内政干渉であり「恥ずべきことだ」として謝罪を要求しています。

バイデン大統領も、多大な犠牲が予想されるイスラエル軍のラファ侵攻について思いとどまるようにネタニヤフ首相に要請しています。

****米大統領「ラファ侵攻は失敗する」 イスラエル首相に代替策提示へ****
バイデン米大統領は18日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話で協議した。バイデン氏は、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区南部ラファへの大規模侵攻は「さらに多くの民間人の犠牲や人道危機を招き、失敗になる」と反対を表明。

米国が検討する「代替策」をイスラエル側に説明するため、軍事や人道支援などを担当する当局者による代表団の訪米を求め、ネタニヤフ氏も応じた。

ただ、サリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は「ネタニヤフ氏が米国とは別の見方をしているのは明らかだ」とも指摘し、人道的配慮よりもイスラム組織ハマスの掃討を優先するイスラエルとの温度差が残っていることを示唆した。

両首脳の間ではガザ情勢を巡る意見の相違が表面化しており、電話協議も2月15日以来、約1カ月ぶり。サリバン氏によると、バイデン氏は電話協議で「ハマスがラファに安全な隠れ家を持つのは許すべきではないが、大規模な地上侵攻でラファの混乱が深刻となり、民間人が多数亡くなり、イスラエルは国際的にさらに孤立する」と指摘。「イスラエルの主要な目的は他の方法によって達成できる」と述べた。

協議後に記者会見したサリバン氏は、ラファに追い込まれたガザ市民の逃げ場がないことやラファが人道支援の受け入れ窓口になっていることなど、大規模侵攻の問題点を指摘。「代替策」の具体案は示さなかったが、戦闘終結後の政治的な計画が必要だと訴えた。両政府の協議は「今週末か来週始めにも開催する」と説明し、協議まではイスラエルがラファに大規模侵攻しないとの見方を示した。(後略)【3月19日 毎日】
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しかし、ネタニヤフ首相はラファ侵攻の姿勢を崩していません。たとえアメリカの支援がなくても・・・と強硬姿勢です。

****イスラエルと米の溝、鮮明…バイデン氏のラファ侵攻計画反対にネタニヤフ氏「団結し立ち向かう」****
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は19日、クネセト(国会)の外交防衛委員会で、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの侵攻計画を巡り、「侵攻すべきでないという米国の立場に我々は団結して立ち向かう必要がある」と述べた。米国の意向に背くネタニヤフ氏の発言により、改めて両国の溝が鮮明となった。

ラファ侵攻計画に対し、バイデン米大統領は18日、多数の住民が巻き添えになる事態を想定し、「深い懸念」を表明していた。しかし、ネタニヤフ氏は国会で「(イスラム主義組織)ハマスを完全に壊滅させるためにラファへの攻撃を決意している」とバイデン氏に伝えたと説明した。(後略)【3月20日 読売】
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****イスラエル首相「支援なしでもラファ侵攻」 米国務長官と会談****
パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスと戦闘を続けるイスラエルのネタニヤフ首相は22日、テルアビブでブリンケン米国務長官と会談し、ガザ地区南部ラファへの侵攻について、米国の支援が得られない場合でも「単独で実行する」と伝えた。

ブリンケン氏は会談後、ラファ侵攻は「イスラエルを孤立させ、長期的な安全を危うくする恐れがある」と懸念を示した。ラファ侵攻を巡る両国の温度差が改めて浮き彫りになった格好だ。(後略)【3月23日 毎日】
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一方、アメリカ側も「大きな間違い」「強行すればただでは済まない」(ハリス副大統領)と批判のトーンを上げています。

****米、ラファ侵攻断念を要求 ハリス副大統領「大きな間違い」****
ハリス米副大統領は24日放送のABCテレビのインタビューで、イスラエル軍が計画しているパレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの地上侵攻について、強行すればただでは済まないとの考えを示し、踏みとどまるよう要求した。

「大きな間違いだ」と訴え、米政府がイスラエルに対して何らかの対応を取る可能性を「排除しない」と警告した。
侵攻すれば、ラファで暮らす約150万人の避難民らは「どこにも逃げる場所がない」とし、民間人被害が拡大するとの危機感も表明した。

国際社会で侵攻断念を求める声が強まっており、イスラエルの後ろ盾となってきたバイデン大統領も「越えてはならない一線だ」としている。【3月25日 共同】
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なお、トランプ前大統領は、ハマスによる昨年10月7日のイスラエルへの奇襲攻撃について、自身もイスラエルと同様の反応をしただろうと理解を示しながらも、イスラエルは国際社会の支持を失いつつあるとし、ハマスとの戦闘を終わらせるべきとの見方を示しています。【3月26日 ロイターより】 イスラエル批判の高まりを感じているのでしょう。

【初のガザ停戦決議を採択=米棄権し黙認 反発するイスラエルは代表団派遣を中止】
こうした状況で、アメリカはこれまでのイスラエル支持の姿勢を修正して、国連安保理における「停戦決議」採択に拒否権を行使しませんでした。

イスラエルとハマスの軍事衝突が始まった昨年10月以降、事態の打開を目指す安保理決議の採択は3回目。アメリカがこれまで反対していた「停戦」(ceasefire)という文言が初めて決議に盛り込まれましたが、実現への道筋はたっていません。

****初のガザ停戦決議を採択=米棄権し黙認、イスラエル反発―国連安保理****
国連安全保障理事会は25日、パレスチナ自治区ガザで続く戦闘を巡り、イスラム教のラマダン(断食月)期間中の即時停戦を求める決議を採択した。昨年10月にイスラム組織ハマスがイスラエルを奇襲して以来、安保理がガザでの停戦要求決議を採択するのは初めて。

全15理事国のうち、日英仏中ロなど14カ国が賛成した。イスラエルの後ろ盾である米国は「ハマス非難が含まれていない」として棄権に回った。米国はこれまで、外交交渉に支障が出るとして停戦の文言を含む決議案に反対してきたが、今回は拒否権行使を見送り、採択を事実上認めた。

一方、イスラエルは米国が拒否権を行使しなかったことに反発。予定していた米国への高官派遣を取りやめると発表した。

決議は「長期的で持続的な停戦につながるラマダン期間中の即時停戦」と「人質全員の即時かつ無条件の解放」を要求。「民間人に対する全ての攻撃に遺憾の意」を表した上で、人道支援拡大も訴えた。グテレス国連事務総長は採択を歓迎する声明を出し「失敗は許されない」と主張。決議の確実な履行を呼び掛けた。

パレスチナのマンスール国連大使は採択後、報道陣に対し、決議採択は「重要な一歩だ」と強調。イスラエルによるガザ最南部ラファへの侵攻を防ぐため、新たな決議案提出を目指すと明らかにした。【3月26日 時事】 
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反発するイスラエル・ネタニヤフ政権はアメリカへの代表団派遣を見送り、両者の溝は更に深まっています。

****イスラエル代表団見送り「失望」 米「支援姿勢変わらず」と強調****
カービー米大統領補佐官は25日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ情勢を巡る協議で米国への代表団派遣を見送ったことに「大変失望している」と表明した。イスラム組織ハマス掃討を続けるイスラエルを支援する方針は「変わっていない」と記者団に強調した。

サリバン大統領補佐官は25日、ワシントンを訪問中のイスラエルのガラント国防相と会談した。

カービー氏は、国連安全保障理事会の即時停戦決議案の採択に米国が拒否権を行使しなかったのは、ハマスが拘束する人質の解放に向けた米国の立場が一定程度反映されているからだと説明。イスラエル首相府が米国を批判していることに「当惑している」と語った。【3月26日 共同】
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イスラエル・アメリカの深まりで、ラファ侵攻を強行しようとするイスラエルへの「歯止め」がかからなくなる恐れも指摘されていますが、イスラエルを支持して侵攻を容認するよりはましでしょう。イスラエルを止められるのはアメリカの本気の圧力だけでしょう。

戦闘休止交渉の行方は不透明感を増しています。

****イスラエル、ドーハ協議から交渉団引き揚げ ハマス要求で「暗礁」****
イスラエル当局者は26日、カタールの首都ドーハで行われているパレスチナ自治区ガザの戦闘休止を巡る交渉から代表団を引き揚げたと明らかにした。イスラム組織ハマスの要求で交渉が「暗礁に乗り上げた」ためとしている。

交渉はエジプトとカタールが仲介。イスラエル当局者は、ハマスのガザ地区トップ、ヤヒヤ・シンワル氏がイスラム教のラマダン(断食月)期間中に戦闘をあおる試みの一環として外交を妨害しているとしている。【3月27日 ロイター】
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