あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

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デューク・エリントン & レイ・ブラウン

2014-04-21 | JAZZ
ピアノとベースのデュオ・アルバムの最後は、デューク・エリントンとレイ・ブラウンです。

これは、1939年から41年にかけてデューク・エリントン楽団のベーシストを務めたジミー・ブラントンに捧げたもので、ここでベースを担当しているレイ・ブラウンもブラントンの信望者です。

「THIS ONE’S FOR BLANTON」 PABLO 7335 728

1. DO NOTHIN’ TILL YOU HERE FROM ME
2. PITTER PANTHER PATTER
3. THINGS AIN’T WHAT THEY USED TO BE
4. SOPHISTICATED LADY
5. SEE SEE RIDER
6. FRAGMENTED SUITE FOR PIANO AND BASS
・1st. ~ 4th. MOVEMENT
DUKE ELLINGTON(p) RAY BROWN(b) 録音 1972年12月5日

ジミー・ブラントンは21歳でエリントン・バンドに参加し、それまでは単なるタイム・キーパーであったベースの役割を飛躍的に押し広げています。
このアルバムが制作された経緯については、プロデューサーのノーマン・グランツがレイ・ブラウンに対し、「デューク・エリントンとジミー・ブラントンが一緒に演ったことを全てやってもらいたい」と要望したことから実現し、ラスベガスでレコーディングされました。
全6曲(6曲目はレコードB面全てを使った小組曲)の中で、ピター・パンサー・バターと、ソフィスケイテッド・レディの2曲は、かってエリントンがブラントンとデュオ出演奏したことのある曲です。
力強いアタックとスケールの大きいピアノ、豊かで伸びのあるベース、そのいずれも一級品で、加えて「音」も素晴らしく、最高のジャズに仕上がっています。
そして、デューク・エリントンとレイ・ブラウン、2人の巨匠が相対するとこういう素晴らしい音楽が生まれるという見本のようなアルバムです。

ピアノとベースのデュオ・アルバムはまだ数多くありますが、また機会があれば掲載することとし、ここで一旦終了したいと思います。

コメント
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