一日のうちでも、新聞を始め、ネットの記事やら何やら。
見出しに惹かれ、読み始めてしまうんだけどね。
文体というものは、字のごとくに、名は体を表す、みたいな気分はあって。
新しいネタを手に入れむと、なんて感じで、読み飛ばす記事の群の。
文体は、実のところ、あんまり美しくなく。
それに、急いで書いている、とでもいうか、なので。
表題のごとき仕儀とあいなり。
たまには、いいもんだ、なにか、豊かな気分になるよ。
「野辺地の睦五郎」だったかな。
幕末から明治になりかけの頃の、青森の話だった。
ポツンとそこに置かれている、なんだろう、邪魔にもならず、心をざわつかせもせず。
そんな置物みたいな短編だったな。
癖になるかも。
この間、スーパーマンが女房なのか、恋人なのかに嫉妬される、あるいは、必殺仕事人の藤田まこと。
みたいに、ムコ殿、いったいあなたは何をやってるの、役立たずね、なんて感じの。
コラムをご紹介したけれど、中野京子さんね。
彼女の本、わが積ん読の中に入っていた。
「名画で読み解くハプスブルグ家12の物語」ってのだけど。
それも、ちょっと、読みかけた。
昨日は、妻の仕事が残っている、ということで、母親と一緒の夕餉。
一人にしておけないからね。
その特典として、早い夜を迎えることができ、読書三昧も可能な時間となる、って算段で。
陰陽の世界、だな。
ネガとポジとも言えるか、物は考えよう、なんて昔の人は言っていたよね。
そのデンで、というようなセミナーを、今月半ば過ぎに企画していて。
そう、意識をシフトさせる、ってウタイなんだけどね。
直観でものを申すと、これ、かなり、刺激的な、効果的な時間になるはずで。
一つの自分、という教えられた、習い続けた軛からの脱出、なんて書くとおどろおどろしいかな。
その辺のこと、結構、人という存在の仕方に慣れてると、怖い、なんて思う方もいらっしゃるかも、なんで。
いずれにしても、そんな時間の共有を画策している、今日この頃ではあります。
この週末には、駿河の地にも桜の開花が訪れるか。
天皇陛下とスペイン国王が、建穂神社由来の、稚児の舞をご覧になるらしいね。
例の、難破したスペイン船を助けたお礼にいただいた時計、それを浮月楼で愛でる。
そんな時間の交換のようだけど、当時の国王は、まさに、上記ハプスブルク家の一員だったんだろうな。
時と処が、複雑に交差した、そんな交差点が、平成の御世に現出するわけだ。
しかも、そこに、建穂寺、建穂神社の稚児舞でしょ。
思わず、その場に立ち会いたくなっちゃったよ。
立ち会うとするか。
そんなわけで、本日も、合同入社式プラスワンの、社員研修に出かけるとします。