まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

井伏鱒二の短編を読んで寝た

2017年04月05日 | Weblog

一日のうちでも、新聞を始め、ネットの記事やら何やら。

見出しに惹かれ、読み始めてしまうんだけどね。

文体というものは、字のごとくに、名は体を表す、みたいな気分はあって。

新しいネタを手に入れむと、なんて感じで、読み飛ばす記事の群の。

文体は、実のところ、あんまり美しくなく。

それに、急いで書いている、とでもいうか、なので。

表題のごとき仕儀とあいなり。

たまには、いいもんだ、なにか、豊かな気分になるよ。

「野辺地の睦五郎」だったかな。

幕末から明治になりかけの頃の、青森の話だった。

ポツンとそこに置かれている、なんだろう、邪魔にもならず、心をざわつかせもせず。

そんな置物みたいな短編だったな。

癖になるかも。

この間、スーパーマンが女房なのか、恋人なのかに嫉妬される、あるいは、必殺仕事人の藤田まこと。

みたいに、ムコ殿、いったいあなたは何をやってるの、役立たずね、なんて感じの。

コラムをご紹介したけれど、中野京子さんね。

彼女の本、わが積ん読の中に入っていた。

「名画で読み解くハプスブルグ家12の物語」ってのだけど。

それも、ちょっと、読みかけた。

昨日は、妻の仕事が残っている、ということで、母親と一緒の夕餉。

一人にしておけないからね。

その特典として、早い夜を迎えることができ、読書三昧も可能な時間となる、って算段で。

陰陽の世界、だな。

ネガとポジとも言えるか、物は考えよう、なんて昔の人は言っていたよね。

そのデンで、というようなセミナーを、今月半ば過ぎに企画していて。

そう、意識をシフトさせる、ってウタイなんだけどね。

直観でものを申すと、これ、かなり、刺激的な、効果的な時間になるはずで。

一つの自分、という教えられた、習い続けた軛からの脱出、なんて書くとおどろおどろしいかな。

その辺のこと、結構、人という存在の仕方に慣れてると、怖い、なんて思う方もいらっしゃるかも、なんで。

いずれにしても、そんな時間の共有を画策している、今日この頃ではあります。

この週末には、駿河の地にも桜の開花が訪れるか。

天皇陛下とスペイン国王が、建穂神社由来の、稚児の舞をご覧になるらしいね。

例の、難破したスペイン船を助けたお礼にいただいた時計、それを浮月楼で愛でる。

そんな時間の交換のようだけど、当時の国王は、まさに、上記ハプスブルク家の一員だったんだろうな。

時と処が、複雑に交差した、そんな交差点が、平成の御世に現出するわけだ。

しかも、そこに、建穂寺、建穂神社の稚児舞でしょ。

思わず、その場に立ち会いたくなっちゃったよ。

立ち会うとするか。

そんなわけで、本日も、合同入社式プラスワンの、社員研修に出かけるとします。

コメント
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