まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

世界は分けてもわからない

2009年07月23日 | その他
 『目を閉じると、

  柔らかな砂地をなでるように流れてゆく

  川の水音が聞こえた。』

文学づいているけど。

これ、「1Q84」が、バカ売れしている村上春樹の文章。

「ランゲルハンス島の午後」という小説?かな。

村上春樹は、読んだことがないんだけどね。

わが妻が好きなので、本は、そのへんにころがっているんだけど。

この間、アップした川上弘美さんもそうだけど、物書きって、やっぱり、書くのが、上手だな。

当たり前だけど。

表題の「世界は分けてもわからない」は、福岡伸一さんの新作の新書。

ノータイムで、買ってしまいましたが。

小説家のような科学者、福岡伸一さんの文章って、けっこう、好きなんです。

Toshさんの奥様も、お好きなようですが。

その福岡さんの本のなかで、引用されていた、というだけなんだけどね。

村上春樹。

で、世界は分けてもわからない、ってのは、なかなか、意味深で。

わかる、ってのは、わかつ、分かつ、からきていて、と安岡正篤も言っていた。

分けてもわからない、ってのは、そもそも、変な言い方でもあって。

分けるからわかる、と。

だから、わかろうとすると、分けられちゃうよ、そのものから、離れちゃうんだよ。

という、わけのわからない話になってしまいました。
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雨宿り

2009年07月17日 | その他
って、いうと、なんかかわいいような感じだけど。

 本降りに なってでてゆく 雨宿り

これ、植草さんが、今回の麻生さんの解散について、紹介していた川柳。

自民党の、姫の寅退治、で参院選で、負けた片山さんも、テレビで、言っていたな。

おなじ意味なんだろうけど。

 どしゃぶりの 中を出て行く 雨宿り

ありがちだ、と言う方もいらっしゃるだろうけどね、なかには。

雨の上がるのを、待って待って待って、もうあがるだろう、と出て行ったら、どしゃぶりだった、というね。

もっといい支持率になったら、もっと、もっと、といっているうちに、最悪のタイミングで、解散だ、というわけで、自民党の議員さんたちは、蜂の巣をつついたようになってるね。

世の中には、間の悪い、というか、運の悪い人もいるわけだ。

でも、天下のパナソニックを起こした、松下幸之助さんは、社員を採用するときに、自分を運がいいか、悪いか、と聞いて、運がいい、といった人を、採用したそうだ。

そう思っている人ってのは、なにがあっても、他人のせいにしないから、と。

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おまつりごと

2009年07月14日 | その他
東京の都議選は、お祭りみたいだったようだね。

日テレで、うつみみどりが、言っていた。

民主にとっては、お祭りだけど、自民にとっては、ね。

金子みすずの、いわしの詩、だっけ。

上では、大漁で、お祭りだけど、海の中では、いわしのお葬式だ、っていう。

あんな感じでもあるね。

都の選対副委員長だっけ、石原都知事の長男坊、苦渋の表情、というのか。

むしろ、いつもより、引き締まって、凛々しくも見えたけどね。

静岡県の知事になった、川勝さんみたいに、戦いが終わったから、ノーサイドだ、って、負けた、自民党の都議の幹部さんたちは、言えないだろうな。

それにしても、政治、って、まつりごと、って言うけど。

語呂合わせでなく、そんな雰囲気を感じる。

自分のところが、負けそうだから、と、お祭りを先延ばしにする、ってのは、人々のエネルギーを、逆に作用させちゃうんじゃないかな。

だれだ、俺たちの祭りを、邪魔するのは、と。

祭りでも、旅行でも、当日よりも、前日のほうが、心、おどるよね。

遠足の前の日なんか、なかなか、寝付けないからね。

それを、ごまかしごまかし、まだまだ、ってのは、麻生さんにとって、最大のまちがいだったような気がする。

くれだまし、みたいなものでね。

そこへいくと、嫌いだけど、小泉さんは、天才だね。

刺客とかいって、お祭りに、忠臣蔵や隠密剣士、いれちゃったりしたからね。

彼はあくまで、役者だったわけだけど。

後ろ、というか、海のむこうにいる振り付け師が、卓越してたわけだ。

もっとも、そのつけが、今、自民党には、重く、のしかかっちゃっているわけだけど。

因果応報、生者必滅、会者定離、というやつですね。

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透明なゴンドラ

2009年01月31日 | その他
横浜の観覧車。

全部透明。

視界が、360度、開かれている。

開放感があって、良いらしい。

テレビのニュースで、やっていた。

日ごろのストレスが発散できる、と若いカップルに人気だという。

開放感と親密、緊密感の両方を堪能できる、というわけです。

不透明な景気のなかで、透明なゴンドラ、って、みたいなオチにしていたけどね、テレビ的には。

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箱根駅伝

2009年01月03日 | その他
二日、三日は、お約束の箱根駅伝。

やっぱり、今年もドラマがあった。

一年生の山の神、出現、といったところ。

同郷の福島出身、去年の山ノ神、今井くんにあこがれて、駅伝へ、ということらしい。

それにしても、すごい。

相手のユニフォームの色に、過剰に敬意を表しすぎず、自分の走りをする、という姿に、これからの日本を見たいような気がする。

お正月の経済・政治のスペシャル番組でも、ほとんど、おじさん、おばさんのオンパレードだったね。

そりゃ、無理がある。

新しい酒には、新しい皮衣が必要だよね、キリストをまねして言えば。
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あけましておめでとうございます

2009年01月01日 | その他
2009年の始まりです。

新年、あけまして、おめでとうございます。

静かな年末だった。

大晦日の夜空は、星がたくさん出ていた。

ケーキ屋のけんちゃんが、ケーキを持ってきてくださり、お見送りしながら見上げた空だった。

これから、氏神様へ、初詣に行くとするか。

神明宮です。

伊勢神宮の裏口だ、と以前、ある人から言われたことを思い出す。

おかげさまの世界へつながる裏口なんだろうと、今では、そう思う。

さて、今年はどんな年になるか、いや、どんな年にしていくか、ですね。


今年もよろしくお願い申し上げます。
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ヨイトマケの唄

2007年01月17日 | その他
三輪明弘のヨイトマケの唄。

テレビでやっていた。

おとちゃんのためなら エーンヤコラ

おかちゃんのためなら エーンヤコラ

もひとつおまけに エーンヤコラ

というやつ。

三輪さんは、若い頃、いろんなものが見えてたそうだから、ミュージシャンが言うように、神が降りてきたのかもしれない。

神殿での儀式で言えば、降神の儀、というわけだろう。

体の奥のほうまで響く、という感じ。

放送禁止の唄だったそうだけど、昨夜は、6分にわたって、流された。


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鈍行列車

2005年07月11日 | その他
千葉の幕張メッセにて、大田尭先生のお話を伺う。
当年、87歳。1918年生まれ。教育学者。

そのレジュメのなかに、

 私たち大人が、こどもにできることは、
 よりよき人生への、
 まことの正しい人生への
 あこがれを贈ることである

とあった。
たしかに。

なんとか理論やら、自身の不安をおくるより、あこがれ、っていいよな。

ずっと前に、グアム島へ行ったとき、買ったペナントの言葉。

 人を愛するということは
 その人が
 成長するに足るだけの
 スペースを
 その人に与えてあげることだ

これも、なかなか、気に入っている。

大田尭先生は、鈍行列車と特急列車といっていた。

特急列車は、つまりは、駅を飛ばす。
景色も見えるようで見えない。

鈍行列車は、各駅停車で、いつでも乗れる。
自分が積み上げたものとつながる。
一人一人のペースで学び、育つ。
順序のよい成熟のプロセス、と。


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言葉はいれもの

2005年06月28日 | その他
ある人の話より。

 言葉は道具
 言葉は相手にささげるもの
 言葉は容器 いれもの
 そこに心を入れる
 話は定食 フルコース
 最後まで食べていただく
 フルコースのように順序が必要
 かみくだく


以前のメモをパラパラとめくっていたら、こんな言葉が。

言葉と同じように、心を入れるいれものはたくさんある。

結局、仕事だって、仕事そのものは、いれもので、そこに心を入れる。
心が大事、ということになる。



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蠅がいない

2005年05月22日 | その他
朴の花と南天。
うちの庭に咲いている。

蠅がいなくなって、実をつける数が減ったそうな。

Fくんも、かたつむりやてんとう虫がいない、妙な景色、と言っていた。

そういえば、蠅ハエ蚊蚊蚊、キンチョール、なんていう殺虫剤のCM、流行したっけ。
僕の枕元にも、アースノーマット、と書いたヤツ、置いてある。

おかげで、夜中に羽音で目覚めることがなくなった、と安堵している男が吐く台詞ではないけれど、「共生」と言う言葉が浮かぶ。

お互い様の世界。
人間同士だけでなく。

昨夜のテレビ映画、グリーンマイル
11chでやっていた。
死刑囚ジョン・コーフィーが、トム・ハンクスの尿道炎を、自分の体に受け入れ、癒す。そして、彼はそれを、口から、かたちを変えて、空中へ吐き出す。

彼が、口から吐き出す、小さな虫のようなもの。

「共生」というキーワードで結ばれる何か、だったように、思える。
うまく、書けないことが、もどかしい。

ところで、以前なら、ねぇ、ねぇ、昨日のグリーンマイル、よかったよね、という会話、成立したけれど、HDDあり、PCあり、レンタルあり、で、誰も、テレビの前に釘付けになってなんかいないからね。

池波正太郎曰く、おれの祖父母のころなんか、町内から、ほとんど、出てないからね、行動範囲、と。

今の時代は、共通のネタ、というのが、すごく、もちにくくて、ネタが拡散してしまっているようだ。

個性なんてヤツは、顔のかたちや体にしかなくて、頭の中にはない、と養老孟司が言ってたけれど。





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