わがプリウスと遭遇する。
決まった時間に、というか、会う場所が微妙にずれていて、こちらの時計を見ると。
そういうことで、彼女たちは、律儀な性格なのか、毎朝、同じ時間に同じ速度で歩く。
というわけだ。
このところ、わが事務所の隣人、偉人に出会わないのは、こちらが道順を変えたからだな、きっと。
なにせ、大晦日だったか、冬の富士山に登っていた御仁だから、健康を害して、ではないだろうな。
と言っても、御歳90歳ちょっと前か。
自宅の5キロ四方くらいを毎朝ゴミ拾いをする、というね。
なんて思いと共に車で走ってきての駐車場、足音だけが聞こえてくる。
いつもの3000km/年の御仁だ。
走りますねぇ、と声をかけたら、もう暑くなっちゃってますよ、と少々おどけた仕草と共に走り抜けていった。
と、事務所に着くと、すでにシャッターが開けられていて、早い出勤の社員さんだ。
みんな、朝が早いね。
野鳥たちに負けない勤勉さだよな。
がんばれ、ニッポン!ってなもんだ。
何日か前に、銀行さんとかとの会話で、生産性が、とか、給料が、とかの話になり、どこぞの国では。
とかさ、よくありがちな、ではのかみ、出羽守問答みたいなのがはじまりそうになってので、そこがさ。
インテリのやばいところで、諸外国では、アメリカでは、西欧では、とね。
わがニッポンを卑下する道具の一つとしてさ、出羽守が登場しちゃうから、と。
それは、まんま、各々の内面での出来事の反映で、どこぞの誰それとの比較、だな。
それはかったるいからね。
昨日のいつものメルマガで、ウクライナで40%くらいしか作付けできなかった。
小麦ね、なので、だけじゃないけど、食糧危機がこの秋以降に訪れる可能性が、という論があった。
かたや、もう一つのメルマガでは、実は、82%の種まき、春小麦は98%だ、なんて言説もあったりなんだけど。
いずれにしても、おどろおどろしく食糧危機が語られ始められるかも、だな。
大きな声では言えないけれど、それはそれでいいのかも、って気分でもあり。
食料廃棄が全国民の一食分、なんてデータもあるらしく、三分の一だ。
1日3食の人は2食に、2食の人はうんぬん、って具合だな。
もっとも、そうなると経済がまわりませんよ、なんて脅しも来るか。
ま、そうなったらそうなった時のことだ。
朝からやめとくか。
そうだ、ヤマザキマリという漫画家さんね、テルマエロマネ、だっけ、そんなの描いた。
彼女、安倍公房をほぼ全作品を読んだらしく、彼がいなかったら自分の人生はまったく違ったものになっていた。
なんて書いていたな。
久々に安倍公房なんて聞いたので、面白かったよ。
僕にもちょっとした思い出があるんだけどね。
もう50年近く前の話だ。
さて、そろそろ本日、紅花栄う、という第23候へ出かけるとするか。