まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

涙のリクエスト?

2009年07月31日 | Weblog
本日、2度目の投稿です。

妻からのリクエストです。

今日、アップしなきゃ、しゃれにならない、というご託宣なのです。

というのも、夕べ、日本平で、パーティーがあって、その席で、お会いした、クリスチャン・Mさんを、ネタにしろ、ということ。

もう、クリスチャン・Mさんも糖尿男さんも、かわいいんだから、と。

このブログに、ご自分のネタが、アップされると、うれしいんだ、と力説されて、最近、アップされないね、と淋しがっていた、というわけです。

芸能人が、やらせでもいいから、週刊誌やテレビに、のっかると、うれしい、みたいな感覚ですね。

夕べの日本平は、終盤、花火も打ち上げられ、まるで、プチお祭り、というイメージだった。

結局、旧交をあたためる、というのか、人と人が、心をかわす、というのは、いいものです。

さて、クリスチャン・Mさんです。

かれは、いま、なにかと話題の自動車業界に、いらっしゃる方で。

どう、何割になった、って、仕事の量ですが、そんな、時候のあいさつになっちゃうんだよね。

だいじょうぶ、だいじょうぶ、と気丈に、明るく、返事は、返ってきます。

それよりなにより、奥様といっしょに、旅行ができるのが、うれしいようで。

僕の夢は、妻と旅行することです、って、ずいぶん以前に、真剣に、おっしゃっていた。

そういえば、2、3年前、僕が、おむすびをにぎって、県立図書館の裏山で、ふたりで、食事をしたことがあった。

このゆったりした時間、いいでしょ、ってなもんで。

その帰り道、アメリカのハワイ帰りのかれ、向こうでは、おとこふたりが、こうして歩いていると、ゲイにみられるんですよ、だって。

そこへいく、発想が、おもしろくて、印象にのこっているんだけどね。



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風のそよぎ

2009年07月31日 | 神社
神社おたく、復活です。

猛暑のなか、グランシップの帰り。

この間の日曜日、です。

草薙神社で、お参りする。

手を合わせていると、風が、吹きすぎていく。

汗をかいた肌には、実に、心地よいものです。

風のそよぎで、あちらとつながったことを、教えていただける、みたいな書き方をしている、スピリチュアル系のブログなんかが、あったりするんだけどね。

行き会ったおばさんに、暑いですね、と柄にもない言葉で、声をかける。

彼女、丁寧に、お参りしていた。

バイクのっていると、風が気持ち良いんだけど、降りると、どかっとくるね。

そして、颯爽?、とバイクで、走っていった。

グランシップの、満杯駐車場とうってかわって、静かでした。

鳥啼く、セミ啼く、風はそよぐ。

樹皮だけのこした、樹齢1000年という老木は、静かに、見つめているし。

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聞こえない会話

2009年07月30日 | あの世この世
「エレファントム」づいちゃってるんだけど。

象さんというのは、超低周波の言葉を、しゃべるらしい。

それは、人間が聴くことのできる低音から、さらに、3オクターブ低い、という。

その領域で、シロナガスクジラのメスと、つまり、海のなかで、一番大きな生物と、陸の一番大きな生物とで、哀切極まりない、最後の会話をしたわけだ。

くどいけど、このエントリーです。

話は、いきなり、雅楽です。

たまたま、車のなかで、テレビを見ていたら、東儀秀樹さんが、出ていた。

といっても、???かもしれないけどね。

NHK大河ドラマの「篤姫」で、孝明天皇の役をやっていた方。

その妹役が、皇女和宮ですね、堀北真希というかわいい女の子だった。

その彼が、雅楽の奏者なんだって。

雅楽ってのは、こんなものらしい。

興味のある方はどうぞ。

貴族の音楽なんだろうけど、神ごととも、つながっていそうだね。

で、笙(しょう)は牛、篳篥(ひちりき)はイルカに、なんらかのメッセージが、つながるようで。

笙も篳篥も、雅楽の楽器で、上のwikipediaを、みてください。

ウズベキスタンだかの地平線にむかって、笙を吹いていると、牛が、どこからともなく、ぞろぞろと、集まってきたんだという。

イルカも、しかりなんだろうね。

ひょっとしたら、そんな道具をつかいながら、わが、ご先祖様がたは、いろんな動物と、会話をしていたのかもしれない。

これ、勝手な妄想ですが、あながち、ありえないことでもないな、と。

雅楽というのは、一子相伝みたいなもので、家から家に、伝えられてきたらしい。

ちなみに、東儀家は、wikipediaによれば。

 『東儀家の先祖は渡来人であり、聖徳太子の腹心であった秦河勝(はたのかわかつ)とされるが、正確なことは不明。』

この秦河勝(はたのかわかつ)って言う人が、また、面白い人で。

聖徳太子の一家が、惨殺されたころ、皇極3年、633年に、赤穂の坂越(さこし)というところへ、流された、というか、逃げ延びた、らしい。

そこで、大荒大明神として、祀られている、という。

日本の古代史の、闇の部分を知っている人、というわけだ。

世阿弥が、「風姿花伝」のなかで、いろいろ、書き残しているようだけど、本日のブログ、長すぎるので、このへんで。

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山田辰夫

2009年07月29日 | あの世この世
なんか、とても、平凡な名前だよね。

でも、この方、役者だったんだ。

ガンの転移により、逝去。

享年 53歳。

おくりびと。

本木雅弘が、ご遺体を前に、集まっているご遺族の待つ部屋にはいろうとする。

そこへ、妻に先立たれた、山田さん、出てくる。

てめぇ、なにしにきたんだ。

くらいの調子だったな。

それとも、時間に遅れたことにたいして、怒っていたんだったか。

納棺師、本木は、きれいに死に化粧まで、し遂げる。

山田、美しくなった妻に、泣きながら、なにやら、話す。

本木は、それでは、失礼します、と部屋を出る。

山田さん、後を追いかけ、

どうも、ありがとうございました。

先ほどは、もうしわけありませんでした、と言う。

このシーン、印象に残っているんだよね。

ごらんになってない方には、なんのこっちゃ、かもしれませんが。

若いころ、暴走族の役をやったような、山田さんだからね。

なにしにきたんだ、というときの、迫力は、あったな。

そんな、名バイプレーヤーが、なくなった。

長渕剛の、哀悼の文章が、テレビで、紹介されていた。

 てめぇ、すぐに、むかえにくるんじゃねぇぞ!

という文章につづけて、

 いや、たっちゃん、ゆっくり、眠ってください。

 今まで、ありがとうございました。

 ご冥福をお祈りします。

と、結んでいた。

長渕の思いが、わが涙腺に、飛んできた、そんな文章だった。

ご冥福をお祈りいたします。

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踊る駐車場係

2009年07月28日 | ちょっといい話
日曜日。

県立図書館が、耐震工事中のため、グランシップへ、返本に。

駐車場は、なんのイベントなのか、満杯状態だった。

駐車場係のおじさんが、踊りながら、走ってきた。

ここへとめてください、という感じ。

サタデーナイト・フィーバーのトラボルタみたいだ。

すれ違いざま、元気あるね、と声をかけると、明るく、笑顔が、返ってきた。

ささいなことだけど、いいね。

多分、わが競輪おたくとおなじ、どこぞからの派遣なんだろう。

派遣労働反対!みたいな、眉間にしわを寄せた論調が、流行しているんだけど。

踊る彼は、そんなのかんけえねぇ、の世界にいるようだった。

かっこよくいえば、リバタリアン。

自由人。

自分のことは、自分で守るから、おれの、自由に生きさせてくれ!

というような、そんな空気を、周囲に、振りまいていた。

ように、過剰な、こちらの思いが、反応した、のかな。

それはともかく、ほんの一時、猛暑のなかの、さわやかな風だった。

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くるもの拒まず?!

2009年07月27日 | 素人郷土研究
来年のワールドカップ、南アフリカで、開催されるんだけど。

1625年、というから、ざっくり、今から、400年前。

オランダから、入植者が、あったらしい。

言葉をかえれば、勝手に、よその土地にやってきて、今日から、俺たちのものだ、と宣言したわけだけどね。

その当時、南アフリカには、コイ族という人たちが、いた。

牧畜の民。

ヨーロッパ人は、ホッテントットという蔑称でよんだ。

中国人が、1500年以上まえ、日本人を、倭人、とよんだように。

一万年単位で、そこで、くらしていた、という。

70年して、コイ族は、消滅とはいえないけど、急激に減少した、という。

それは、戦争や病気ではなく、彼らの文化が、消滅したからだ。

そういうのは、「エレファントム」のなかで、ライアル・ワトソン。

家畜を飼って、生計をたてる、ということが、できなくなった。

『オランダ人は、牛をとりあげ、牧草地に侵入し、オランダの法律をコイ族に押し付け、現地労働者として、彼らを雇い入れた。』

『家畜がいなくなると、指導者はその威信を失い、牧畜をしていた人々は、入植者の土地で、食べ物や煙草や酒のために、働かざるをえなくなった。』

こんな文章を見ながら、さまざまな、先住民、といわれる人々のことを、考えた。

アボリジニ、プエブロ、インディオなどなど。

日本でも、その昔、ヤマト朝廷が、入ってくる前の、先住民族。

出雲がそうなのか、白山がそうなのか、飛騨がそうなのか。

なにより、この駿河の地にも、安倍川とか、安部郡とかいう地名に、先住民族の痕跡がのこされているようだし。

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象の霊

2009年07月26日 | あの世この世
以前、エレファントムというエントリーをした。

福岡伸一さんが、翻訳して、出版された。

実際には、高橋紀子さんという方との共訳なんだと思うんだけどね。

本を買うのが趣味なので、買ってしまいました。

という話なんだけど。

どうも、エレファントム、というのは、エレファント、象だね、それプラス、ファントム、亡霊とか霊とかを、足し合わせた造語みたいだ。

訳者は、幻の象、って、ルビをふっていたけどね。

こちらの好みでは、というか、直感的には、象の霊魂、とか、つらなる霊、とかだな。

ところで、よく見えない世界、なんていうけど。

人間て、一日に、4000万個の皮膚のかけらを、落としているんだってね。

垢、と言ったりするわけだけど。

それから、ビーグル犬などは、3億個の嗅覚細胞を持ってるのに対して、人間は、600万個なんだって。

だから、わたしは、なんの痕跡も残さずに、生きていると言っても、ビーグル犬からすれば、あちらこちらに、あんた、自分自身をふりまいてるよ。

ということになる。

著者のライアル・ワトソンは、ヨハネスブルグ動物園で、デライラという雌象と出会う。

仲良くなったころ、新入りがくる、ということで、隣の建物に移すことになった。

デライラは、嫌がった。

結局、移されたんだけど、その建物に入ったとき、緊張して、隅の一点を、見つめつづけた。

そして、そこへ、干草を積み重ねた。

その仕草が、わからなかったんだけど、古い世話係にきくと、20年前、そこで、重病の象が、獣医によって、射殺された、という。

デライラは、葬送の儀式を、干草で、執り行ったわけだ。

人間には、なんの痕跡もなく、みえないものが、デライラには、みえていた。
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ハリーポッターのレポーター

2009年07月25日 | ちょっといい話
さんまのからくりテレビ。

日曜日の、大河ドラマの前にやっていた。

佳奈ちゃんという16歳の女の子。

ハリーポッターのレポーターとして、1万人の中から、選ばれた。

イギリスにある、ハリーポッター記念館みたいなところへ、派遣される、という設定なんだよね。

めちゃくちゃ、うれしそうだった。

ハリーポッターが、好きなんだな。

この子は、今まで、本気でがんばったことないから、とおかあさんが、辛口コメントから、はじまったんだけど、最後には、私では、イギリスまで、つれていけないし、と涙ぐんでいた。

そのくらいから、もう、僕の涙腺は、ゆるみっぱなしで。

佳奈ちゃんの喜ぶ姿が、映し出されるたびに、涙が、出てきた。

心底喜んでいる姿、ってのは、こちらに、伝わってくるね。

もう、たまらなかったよ。

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つばめの巣

2009年07月24日 | ちょっといい話
少し前、清水から八ヶ岳に向かう途中。

ゆばの里でみた、巣をカラスに落とされたつばめについてアップしました。

これです

しかし、上には上があるもので。

日本平の花火をながめながら、プライベート・ビア・ガーデンでの話です。

そこに、その昔、浮かれ街で名を上げた、もとママさん、登場。

僕は、妻とおじゃましたんだけど。

その彼女。

そりゃ、すごいんです。

つばめの観察力。

卵から雛が孵ると、糞をしはじめる、とか、季節に4世帯が、同じ巣を使う、とか。

もうね、すさまじいコンセントレーションで、つばめを見続けている。

これだけの集中力で、お客を観察していたんじゃ、おれたち、簡単に手玉にとられていたんだよね、と目の前にいる、表具屋のおやじに、おもわず、もらす。

今は、そのとぎすまされたパワーは、つばめと高校に入学する孫に、注がれているようだ。

つばめならいいけど、孫がまいっちゃうから、もう一度、胸ときめく恋でもしたほうがいいよ、と、ビア・ガーデンは、お開きとなる。




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世界は分けてもわからない

2009年07月23日 | その他
 『目を閉じると、

  柔らかな砂地をなでるように流れてゆく

  川の水音が聞こえた。』

文学づいているけど。

これ、「1Q84」が、バカ売れしている村上春樹の文章。

「ランゲルハンス島の午後」という小説?かな。

村上春樹は、読んだことがないんだけどね。

わが妻が好きなので、本は、そのへんにころがっているんだけど。

この間、アップした川上弘美さんもそうだけど、物書きって、やっぱり、書くのが、上手だな。

当たり前だけど。

表題の「世界は分けてもわからない」は、福岡伸一さんの新作の新書。

ノータイムで、買ってしまいましたが。

小説家のような科学者、福岡伸一さんの文章って、けっこう、好きなんです。

Toshさんの奥様も、お好きなようですが。

その福岡さんの本のなかで、引用されていた、というだけなんだけどね。

村上春樹。

で、世界は分けてもわからない、ってのは、なかなか、意味深で。

わかる、ってのは、わかつ、分かつ、からきていて、と安岡正篤も言っていた。

分けてもわからない、ってのは、そもそも、変な言い方でもあって。

分けるからわかる、と。

だから、わかろうとすると、分けられちゃうよ、そのものから、離れちゃうんだよ。

という、わけのわからない話になってしまいました。
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