と書いても、そもそも、灰吹って、な感じだけどね。
煙管(キセル)全盛の頃の、竹筒の灰入れだな。
キセルで吸い終わった後、ぷっぷと吹き出すわけだ。
それを吐月峰という、と。
これ、この間、久々にブックオフをぶらぶらしながら出会った、武田泰淳の「新・東海道五十三次」って文庫本。
昭和の45〜6年頃に雑誌社からの依頼で書いたのかな。
そこに武田泰淳が書いていて、わが駿河の吐月峰がそんなところで使われているんだ、と驚いた次第。
連歌師の宗長という人が島田の出身で、その御仁が名付け親らしい。
興味が湧いた方は、灰吹、吐月峰で検索してみてくださいませ。
ブックオフでは、他にも、村上春樹の父親の思い出を書いた「猫を捨てる」、野口晴哉さんの「体癖」とか。
小室直樹と日下公人の対談、「大東亜戦争、こうすれば勝てた」の文庫本、井上靖「わが母の記」かな。
掘り出しもん、って感じだよ。
古本屋さんってのは、おもしろいな。
たまにはいいもんだ。
上記、武田泰淳が推奨していた「新版 ニッポン歴史の宿 文庫版」なんての、今度はAmazonで注文。
ほんと、病膏肓に入る、って感じだな。
と書きながらも、本を読む時間よりTwitter、Xだね、そちらへ費やす時間の方が多いな。
なにせ、今知らないところで起こっていることは、数あるネット社会の中では一番だからね。
もちろん、フェイクもあるある、ではあるけれど。
少なくとも、MSM、と呼ばれる、大本営発表とは違っている。
そんなこんなで、走り終わった日曜日の朝をモカで色付け、味付け、香り付けしているのであります。