草木の芽吹く、この時期というは。
草花を植え替えるにはいいのだそうで。
というのは、わが母親の弁なのですが。
お昼にもどると。
僕が食べている間中、オキナグサ(翁草)の話題。
5月にある展示会にだそうとしていたそうで。
そりゃ、かわいい花が咲くんだ、と。
ところが、植え替えようとしていたその草が。
なにものかに持ち去られてしまって。
わたしはかなしい、というんだね。
その話を、30分ほど、ご飯をかみかみ、聞いていたわけだ。
ほかにも、たくさんの山野草のあるなか、なぜ、その花だけなんだろう?
とか、このふたの下に、よくそれがあるのがわかったものだね。
と実際、おいてあったという場所で、質問もしたりして。
しかし、話はなかなか、彼女の決めてあったストーリーから、出ていかないんだ。
きっと、お花の好きな人が持っていったんだろうから、大事に育ててくれるだろう。
でも、一言、言って欲しかった、と。
きっと、あの人に違いないんだと思うけど、でも、いいの。
花泥棒は泥棒と言わない、というしね。
具体的に、だれそれさん、と名前を言うから、それは絶対ありえない、と断言して。
事務所にもどってきたら。
しばらくして、母親から妻のもとへ電話がはいり。
ごめんね、あれはあったから、ということらしい。
そりゃ、めでたしめでたし、というもので。
たまたま、その前に、先輩の事務所で、今は施設にはいっている90歳になるお母様の話を。
奥様まじえて、爆笑しながら、話してきたばかりだったので、いかにも、リアルで。
世の中、介護介護でおおわらわ、ということのようで。
わが家も、御多分にもれず、ということでもあるけれど。
母親のなかの時間の流れを、なんとか、丹念にたどってみたい。
という当方としては、そうそう、他人事のようにも言えず。
これで、わが夫婦仲がめちゃくちゃなら、家庭もめちゃくちゃだね。
ひところ、妻が神経内科へ通いだしたのが、今では、嘘のようだし。
それは、彼女の生命力の復活ということで。
そのための土壌というものが、「家庭」または「夫婦」と名付けられてもいて。
母親の好きな、山野草の植え替え時期とおなじで、どこかでは、それに直面しなけりゃ。
ということなんだろうな。
草花を植え替えるにはいいのだそうで。
というのは、わが母親の弁なのですが。
お昼にもどると。
僕が食べている間中、オキナグサ(翁草)の話題。
5月にある展示会にだそうとしていたそうで。
そりゃ、かわいい花が咲くんだ、と。
ところが、植え替えようとしていたその草が。
なにものかに持ち去られてしまって。
わたしはかなしい、というんだね。
その話を、30分ほど、ご飯をかみかみ、聞いていたわけだ。
ほかにも、たくさんの山野草のあるなか、なぜ、その花だけなんだろう?
とか、このふたの下に、よくそれがあるのがわかったものだね。
と実際、おいてあったという場所で、質問もしたりして。
しかし、話はなかなか、彼女の決めてあったストーリーから、出ていかないんだ。
きっと、お花の好きな人が持っていったんだろうから、大事に育ててくれるだろう。
でも、一言、言って欲しかった、と。
きっと、あの人に違いないんだと思うけど、でも、いいの。
花泥棒は泥棒と言わない、というしね。
具体的に、だれそれさん、と名前を言うから、それは絶対ありえない、と断言して。
事務所にもどってきたら。
しばらくして、母親から妻のもとへ電話がはいり。
ごめんね、あれはあったから、ということらしい。
そりゃ、めでたしめでたし、というもので。
たまたま、その前に、先輩の事務所で、今は施設にはいっている90歳になるお母様の話を。
奥様まじえて、爆笑しながら、話してきたばかりだったので、いかにも、リアルで。
世の中、介護介護でおおわらわ、ということのようで。
わが家も、御多分にもれず、ということでもあるけれど。
母親のなかの時間の流れを、なんとか、丹念にたどってみたい。
という当方としては、そうそう、他人事のようにも言えず。
これで、わが夫婦仲がめちゃくちゃなら、家庭もめちゃくちゃだね。
ひところ、妻が神経内科へ通いだしたのが、今では、嘘のようだし。
それは、彼女の生命力の復活ということで。
そのための土壌というものが、「家庭」または「夫婦」と名付けられてもいて。
母親の好きな、山野草の植え替え時期とおなじで、どこかでは、それに直面しなけりゃ。
ということなんだろうな。