まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

植え替え時期

2012年03月31日 | Weblog
草木の芽吹く、この時期というは。

草花を植え替えるにはいいのだそうで。

というのは、わが母親の弁なのですが。

お昼にもどると。

僕が食べている間中、オキナグサ(翁草)の話題。

5月にある展示会にだそうとしていたそうで。

そりゃ、かわいい花が咲くんだ、と。

ところが、植え替えようとしていたその草が。

なにものかに持ち去られてしまって。

わたしはかなしい、というんだね。

その話を、30分ほど、ご飯をかみかみ、聞いていたわけだ。

ほかにも、たくさんの山野草のあるなか、なぜ、その花だけなんだろう?

とか、このふたの下に、よくそれがあるのがわかったものだね。

と実際、おいてあったという場所で、質問もしたりして。

しかし、話はなかなか、彼女の決めてあったストーリーから、出ていかないんだ。

きっと、お花の好きな人が持っていったんだろうから、大事に育ててくれるだろう。

でも、一言、言って欲しかった、と。

きっと、あの人に違いないんだと思うけど、でも、いいの。

花泥棒は泥棒と言わない、というしね。

具体的に、だれそれさん、と名前を言うから、それは絶対ありえない、と断言して。

事務所にもどってきたら。

しばらくして、母親から妻のもとへ電話がはいり。

ごめんね、あれはあったから、ということらしい。

そりゃ、めでたしめでたし、というもので。

たまたま、その前に、先輩の事務所で、今は施設にはいっている90歳になるお母様の話を。

奥様まじえて、爆笑しながら、話してきたばかりだったので、いかにも、リアルで。

世の中、介護介護でおおわらわ、ということのようで。

わが家も、御多分にもれず、ということでもあるけれど。

母親のなかの時間の流れを、なんとか、丹念にたどってみたい。

という当方としては、そうそう、他人事のようにも言えず。

これで、わが夫婦仲がめちゃくちゃなら、家庭もめちゃくちゃだね。

ひところ、妻が神経内科へ通いだしたのが、今では、嘘のようだし。

それは、彼女の生命力の復活ということで。

そのための土壌というものが、「家庭」または「夫婦」と名付けられてもいて。

母親の好きな、山野草の植え替え時期とおなじで、どこかでは、それに直面しなけりゃ。

ということなんだろうな。



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春うらら

2012年03月30日 | Weblog
今朝もウグイスのさえずりで、目覚め。

うん、少しはうまくなったな。

というような、上から目線の感想をもらしながら。

「最高幹部の独白」を寝ながら読む。

福島原発の真実、と副題がついている。

今西憲之という、関西弁のおもろいおっちゃんが書いている。

ツィッターのアカウントも、maidoなんとか、っていうんだけどね。

民間事故調の本が、本屋さんに大量に平積みされてる。

けれど、あれは東電に聞き取りしてないし。

現場の生の声だから、迫力がある。

ほんと、大変な状況のなか、作業は続けられているんだ。

まさに、事件は現場でおきているわけだね、青島くん。

ところで、この間、一緒に仙台、多賀城へ行った御仁。

さっそく、向こうで仕事をするようで。

6人乗りのキャンピングカーを買ったらしい。

仕事が、早いね。

健闘を祈る。

そんな中、窓の外からは、ウグイスのさえずりだ。

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メガネ

2012年03月29日 | Weblog
白内障の手術して、ひと月半くらいか。

メガネなしの暮らしに慣れつつあるんだけど。

久しぶりで、浮かれ街で、呑んだ時。

だれも、あら、どうしたの?

なんて、言わず。

こちらが、あら、どうしたの?と、言いたいくらいで。

ことほどさように、あんたの顔なんて見てないわよ。

なのかもしれないけどね。

それとも、内心、あら、しばらく見ない間に、風采のあがらない男になっちゃって。

みたいな感想を、内心に抱きつつ。

なのかも。

ってことは、どちらでもいいんだけど。

かくかくしかじかで。

なんていうと、9割方、伊達メガネをかけたらいいよ。

というアドバイスが帰ってきて。

そうか、それもありだな。

と思いつつ。

人と対した時、自分なりには、気にいってるんだけどね。

なんていうのか、相手との親和感、とでもいうのか。

わかりにくいかもしれないけど。

相手との距離感がね。

近く感じて、いいな、と。

やはり、心の窓、というわけで。

窓ガラスが、プリズムのようになってるより。

いいのかも。

子供の頃から、目が細い、寝てるな!

なんて、ひところの、エダノネロの反対で、オキロと言われたりしてたからね。

ま、いずれにしても、この歳になり。

顔かたちが新しくなったのは、めでたいことで。

メガネなしの暮らしを楽しんでいる次第で。

ところで、今朝は、iPhoneからトライしている。

iPadよりも、快適なスピード感です。

入力と頭の回転が、フィットしている感じです。
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穀寿山(こくじゅさん)

2012年03月28日 | Weblog
今日の表題は、聞きなれないと思いますが。

富士山のことを、こういう呼び方もする人々がいたらしい。

穀というから、穀物がよくとれるというような意味なんだ、と。

富士山に積もる雪がね。

目に見える豊作の信号とうけとって。

たしかに、雪解け水は、稲作にとっては、大事なものだっただろうし。

一合目、とか、いうのは、ちょうど、積雪部分と、そうでない部分の境だそうで。

たしかに、一合という言い方は、お米を量るときに使うしね。

テレビも新聞もない時分。

人々は、自然からの信号と、さまざまな思いを抱えながら。

目を凝らして、ある時には、意気をのむように。

おつきあいをしてきたのだろうな。

富士山の、この話は、わが社の社員さんとの話が出所なんだけど。

その時の話で。

昔、富士川の中洲に、不治の病の人々を、隔離し。

何年おきかに訪れる、富士川のはん濫と共に、結果として、葬り去った。

そうで。

日本の各地に残る、棄老伝説などとも考え合わせると。

これまた、当たり前だけど、ヒューマニズムなどの価値観というのは、時代時代で、変わるものですね。

以前にアップしたけど。

松尾芭蕉が、富士川のほとりで、泣く捨て子をみて。

世間をうらまず、我が身の不運を嘆け、と。

富士川といえば、旧国一を東側にわたると、小さな祠があり。

たしか、そこに、川のはん濫を防ぐために人柱になった、少女の伝承が書かれていたように思うけど。

田子の浦にも、阿字神社があり、そこでも、阿字という少女が人身御供となり。

なんて話もあるしね。

なので、すべてを、現代の価値観で断じる、ということは。

面白くないですね。

後出しジャンケンみたいなもので。

って、まとまりがつかないまま、終わります。

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カーネーション

2012年03月27日 | Weblog
今回の朝ドラは、流行っているのかどうなのか。

たまーに見るのですが。

コシノジュンコのお母さんなのか。

夏木マリが老け役やっているんだけど。

かなりの高齢で。

いつなくなる場面がくるか、と妻も感じているようなお歳です。

その彼女が、ルーズソックスやへそ出しルックね。

ある時期、若い女性の間で流行っていた。

その光景をながめる、という場面があってね。

ま、お約束の、なんだろう、いまどきの若いもんは、ふうの反応ではあったんだけど。

世の中がこむずかしくなってきて。

と言った時の、彼女の風情がね。

なんとも。

死の間際、というのか、そのまま、あちら側へいってしまいそうな。

ああして死ぬときは、あんな感じかもしれないな。

というような印象が残っていて。

世の中、当たり前だけど、いろんな世代が、いろんな感懐を持ちながら、生きているわけで。

ものごとは、一様ではないな、とでもいうのか。

死への移行期、あるいは、生との別れ。

その一瞬の風情が、その場面にあって。

すかさず、ネタ帳にメモをしたのでした。

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芸術

2012年03月26日 | Weblog
フーテンの寅さんは。

芸術家ってのは、貧乏なんだ。

と言ってたけどね。

こちらの芸術家は、美しい声で、一日中、寝たきりではあるんだけど。

歌っているんだね。

昨日、妻と久々に、うどん屋の大将のところへ、お見舞いに。

かれは、もう何年になるんだろう。

3年にはなるのか。

仕事中に、脳出血で倒れ、以来、ずっとだから。

仕事の方は、息子さんが頑張っている。

先週、意識が回復したらしい、という勘ちがいネタが、聞こえてきたので。

突然、妻が行ってみよう、ということになり。

ベッドの上て、ふくよかな顔になり、たまに薄目をあけて、見えてるような、見えていないような。

とても、微妙な状態だったけど。

コミュニケーションする機能が失なわれているのだろうから。

表情からでは、うかがいきれないわけで。

などと、彼の傍にいると。

隣のベッドの患者さんが、歌い出した。

草津よいとこ、一度はおいで、どっこいしょ、と。

なごむ程度の、程よい歌声で。

同じフレーズを、何度も繰り返しているんだね。

僕がお見舞いにきてから、何年も。

口を開けて、寝ているだけだったけど。

前回きた時から、その美しき歌声を聞けるようになり。

微笑ましい情景を、今回は、妻と共有できたわけだ。

ぜんかいは、違う童謡だった。

彼が、寝たきりから突然歌い出したとしたら。

うどん屋の大将も、ひょっとしたら。

と、ご家族の方は、期待する心も生まれ。

なんだろうか。

夜、NHKのETVで、この間亡くなった吉本隆明の最後の講演の模様が流れていて。

天井に目を向けて、両手を、力ない指揮者のように顔の前で振る姿を見ながら。

妻が。

この人、かわいいね、今日のあの歌の人と同じだね。

というから。

表現するということでは、誰しも、似たものだな、と思い。

そこでもまた、楽しくなってしまった。

寅ちゃんの言うように、芸術ってのは、「貧乏」かもしれないけど。

そう言えば、だれもが芸術家だね。

※写真、間違えてアップしてしまいましたので、削除しました。

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旅の途中

2012年03月25日 | Weblog
今はまだ、旅の途中だ、と。

って、吉田拓郎の「永遠のうそをついてくれ」の中に出てくるフレーズです。

囲炉裏パーティーご主人の愛唱歌でもある、来生なんだっけ、あるいは、薬師丸ひろ子も歌にも、「旅の途中」って、ありますが。

旅と言うのは、その途中にいろいろ、出来事があり、面白いんだけどね。

今月のおじおば会は、伊豆高原へ。

さくらさくら、の世界へ、なんですが。

お昼は、ここです。



伊東駅の近く、「かっぽれ」です。

同友会の会合でお会いした方から聞いていて。

ジモッティーの推奨の、金目鯛のお店はどこでしょう?

というわけで。



金目の蒲焼ふうどんぶり、というのを、僕はいただいた。

一番上の写真の方がおっしゃるには。

金目は、てんぷらでもフライでも、焼いても煮ても、なにしても、おいしいですからね、と。



その後、伊豆高原へ。

たしか、去年もこの時期、伊豆高原駅まで行ったんだけど。

震災後の、さらに、計画停電の影響もあり、閑散としていたのを思い出す。

大震災の興奮、というか、不安ありありの頃だったからね。

今年は、ちょうど、24日から4月8日まで、という桜祭りの初日にあたったわけだ。







伊豆高原駅では、知り合いの御茶屋さんともお会いして。

記念撮影を。

湯飲み茶碗がほしかったので。

岐阜県の恵那から出品していた、内崎さんのところで、購入。

磁器だそうで、いろいろ、説明をお聞きしたけど、わすれました。

残念ながら、こちらは、写真とりませんでした。

桜?

ソメイヨシノは、固いつぼみで、来週でもどうかな、と言う感じ。

高原駅まえのは、おうとうさくら、といったかな、ちがうかも。

河津桜が、さき、それが、咲き、そのあとで、ソメイヨシノだそうで。

この時期、この地区は、さくらさくら、というわけです。
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労働時間

2012年03月24日 | Weblog
この間、吉本隆明がなくなったこと、書いたんだけど。

ある年代の、あるグループにとっては、巨星、墜つ。

という感じでもあるんだけど。

何ヶ月かすると、月刊誌で特集号が出るんだろうな。

なくなる前、多分、最後の文章かな、とも思えるのが。

「311から一年 100人の作家の言葉」というね、文藝春秋増刊号に掲載されていて。

僕が、心酔していた頃に比べ。

ずいぶん、まろやかな文章になっているんだけど。

消費産業化した時代には。

サービス業が多くなるので、所得を主な指標とした経済的格差より。

労働時間の格差が重要な問題になる。

と言っていて。

被災地では、復興が進めば進むほど。

それに加えて、心のケアが必要になってくる。

なんて書いて、彼方へ旅立ったわけだ。

そんな時代も、あったね、と。

って、中島みゆきが、唄ってたな。

そう言えば、今では、何十億だか借金もありつつ、デベロッパー風の仕事をしている。

ある友人がいるんだけど。

彼、若かりし頃は、太宰治なんぞを、愛読したらしいからね。

人は、さまざまな、精神の遍歴をへて。

大人になるんですね、ってわけですね。

わが次男坊は、「ワンピース」がそうで。

最近、マイブームの、うどん屋「げんき」で妻と三人で飲んで。

そこの、おねえさん、というか、おばちゃんと、私も全巻持ってますよ。

なんて会話したりね。

ところで、吉本隆明、没後、彼を偲ぶ対談で。

知識人ってのは、とかく、上から目線の、タカピーなところがあるけど。

いっさい、それがない方だ、とだれかが、話していた。

小泉純一郎から橋下徹まで、ワンフレーズポリティクス、ってやつね。

わかりやすい一言で、全てを語っちゃう、というね。

そんなのが、流行りだから。

めんどくさい話は、鬱陶しいだけ、なんてことになっちゃうんだけどね。

それはともかく、今日は、おじおば会で。

果たして、観桜の宴となりますやら。

乞うご期待、です。







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ダダリ

2012年03月23日 | Weblog
昨日は、なかなか、おのろけ風のアップで。

こらえきれず、Toshさんから、お昼いかが?

という電話をいただいたんだけど。

残念ながら、安全パトロールで、お昼は、恒例のとんかつ屋さんにて。

で、表題の「ダダリ」なんだけどね。

ヒンズー語で、「かもめ」というらしい。

おのろけデートの相方、ま、わが妻ですが、ネット検索して。

「日の出」の近くに、同じ、焼津市のオバマに、いまでもあるというんだね。

カフェレストラン・ダダリ、というようで。

二代目か、三代目の方が、インドでカレー料理でも修行してきたのか。

北陸にも、オバマがあって、前回の米国大統領選のあとは、大賑わいだったけれど。

わが駿河の地にも、オバマは、あったのです。

ついでに、旧姓「かもめ」もね。

横道に逸れると、このオバマという地名ね。

いずれ、海人族の名付けたものだろう、と谷川健一さんなら、おっしゃりそうだ。

ま、こんな言い方実に、あいまいで、たいがい、正解になっちゃうような言い方なんだけど。

それはともかく、世の、恋するおのこ、めのこの諸君。

お歳には関係なく、恋する、とかいうこととも関係なく。

ぜひ、この「日の出」・「ダダリ」ラインにて、世すぎ身すぎの垢を、クリーニングされんことを、お祈りして。
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デート

2012年03月22日 | Weblog
ある休日、還暦間近な夫婦がデートをしたのでした。

その時の、食事がこれです。

食事というか、軽食ですね。



駿河湾を一望できるお店、日の出。

ミックスピザ、生バナナジュース、日の出杏仁豆腐。

駿河湾を眼下に見下ろし。

満月のときには、月の道だったか、海原にしろい光の道が拝めるらしい。

この間、バツイチ別荘男と三人で、「カモメ」って店、あったよね。

の話から、自然と大崩海岸の方向へ、とあいなり。

春の海 ひねもすのたり のたりかな

もう少しで、そんな感じになりそうな景色を、ぼーっと眺め。

まわりは、若いカップルばかりで。

一組だけの先客の老夫婦からは、紙おむつが、なんて会話も聞こえてきたり。

津波きても、ここまでは来ないよね。

なんて、ちょっと、ロマンチックとはいかない会話などして。

帰りがけ、焼津さかなセンターで、鯛のアラをさがし。

なぜか、カニなんぞを勢いで買い。

魚が異常で、駿河湾ではとれなくて、ほとんど、よそものなんだよ。

というおばちゃんの話から、石巻の大工さんの話を思い出し。

津波被害のあった三陸は、豊漁らしいね、の話には、応えてもらえなかったけど。

昨日は、バスが40台きたけどねぇ、と。

そりゃ~、5000円くらいで、昼食つき、お土産付きのツアーだそうだから。

ところで、今朝はまた、ウグイスが、あどけなく、つたなく、ラブソングの練習をしている。

このラブソングも、熟成すると、わが夫婦のごとく。

ひねもすのたりのたりかな、と春の海を眺めることになるわけだな。
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