まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

シルクロード

2006年09月30日 | Weblog
レンタカー屋のおやじが、落語のチケットを、売りつけに来た。

売りつけに来た、では、申し訳ないんだけど。

事務所で、立ち話をしているうちに、シルクロードの話になる。

日中友好協会の主催で、幹事として、トルファンやウルムチへ、10日間で行ってきたという。

パキスタン国境の近くまで行ったらしい。

尾篭な話で恐縮ですが、彼が大声で話してくれたところによると。

トイレ。

汚い。

てんこ盛りになっていて、座ると尻についちゃうんだから、だって。

清水の寅さん、とも、うちうちでは呼ばれている人だから、話がうまいので、大笑いしてきいてしまった。

こちら、もうすぐ営業会議の時間だったので、あがって、お茶でも飲んでゆっくりと、というわけにもいかず、だったんだけど。

365日24時間営業、といううたい文句のレンタカー屋で、夜中どうするの、というと、オレの枕元に携帯電話おいてあるから、というくらいの楽しい人なんだけど、ついでに言ってしまうと、障害をもった方とかへのまなざしは、とてもやさしい。

シルクロードのトイレの話でも、入るとき、5歳くらいの子が、5かく(7.5円)とるんだよ、頭にきちゃう、と言いながらも、哀しいような、なんともいえない、まなざしなんですね。


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すがる

2006年09月30日 | Weblog
自分の弱みに、白羽の矢が立つと、機関銃のように言葉を羅列して、相手を煙にまく、ってあるよね。

存在そのものが脅かされるっていう錯覚から、自己防衛にはしるからね。

みたいな会話を、妻としていた。

ほら、桑田の唄にあるじゃん、いとしのエリーだっけ。

言葉にすがるよじゃ、恋もおわりね、って。

すると、彼女、それって、言葉に詰まるじゃないの、だって。

それもありだね、と思いつつ、いや、桑田がそう書いたとしても、おれは言葉にすがる、だね、と。

恋が終わってしまう、というおそれの表現が、言葉に詰まる、のか、言葉にすがる、のか、ネットで歌詞を検索すれば、すぐ、事の真偽はわかるんだろうけど、それとは別に、面白い勘違いだな。





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ひよ

2006年09月29日 | Weblog
毎朝、隣の家の屋根上のアンテナで、ヒヨがなく。

今朝は、ずいぶんと、一生懸命にないていた。

西隣の鶏も、それこそ、朝を告げてくれるんだけど、昼もないているからね。

どこかで、犬もほえ始めるし、だんだん、生活の音があたりにひろがる。

写真を撮ろうと思ったら、どこかへ逃げていってしまったひよが、もどってきた。

よほど、アンテナからの見晴らしがいいのか。

よく、神社なんかで、お参りをしていて、鳥がなくと、聞き届けてくれた、なんていう言い方があるけど。

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立ち姿

2006年09月28日 | Weblog
氣功の先生に教わる。

立ち姿の統一体。

立ったまま、つま先立ちをする。

そのままの姿勢、つまり、多少、前傾になるんだけど、で、かかとをゆっくり下ろしていくけど、重心はつま先を意識。

やってみると、かなり、前傾しているように感じるんだけど。

これ、自然体、力のはいってない状態、だそうです。

こうすると、腰に負担が来ない。

この状態、いつでも、準備OK、という感じ。

かかとに重心をおいて、やれやれ、という姿勢だと、氣がでていないらしい。

こころのおき方、持ち方と似ていると言えなくもない気がする。

体の最下部は、かかとでなく、つま先だ、ということ。

常日頃、体の先端に意識をおいている状態。

かかとだと、よっこらしょ、とつま先まで行ってから、おもむろに、スタートする。

よぉーし、いっちょ、やったるぞ、と腕まくりして、りきみまくる。

結果、過剰な期待がかなえられず、疲れる、という顛末。

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ないもの・あるもの

2006年09月28日 | Weblog
macoronさん、コメント、ありがとうございます。

ないものをあると思い、あるものをないと思い。

って、以前、ある人が言っていたのを思い出しました。

娘さんが作られた肉じゃが。


ですね。


それから、ブログタイトル、知的、とついていたほうがいいと思います。

阿呆親爺だけだと、いかにも、ベタでしょ。

コメントへの返事、こんな具合に書くって、ブログ的ではないですけど。


 親思ふこころに勝る親心
    けふの音づれ何ときくらむ

吉田松陰の、辞世の句、なんですね。

峻烈な歌だったんですね。

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トンネル

2006年09月27日 | Weblog
トンネルを抜けると、そこは雪国だったっていうのは、川端康成だったけど。

実に、叙情的だよね。

これぞ、日本というような。

ところが、この間のニュースは、トンネルを抜けると、そこには、通り魔がいたんだよね。

叙情もなにもないし、昔の山賊よりも、余韻がない。

犠牲になられた娘さんには、心よりご冥福を祈るしかない。

そのトンネルの近くに、うちの娘が住んでいる。

帰宅途中に、ガード下のような暗いところを通るので、妻が、心配して、携帯へ電話をするも、応答無し。

二日目にしたら、話中だったので、無理やり、一安心していた。

たぶん、娘も自分の子を持つと、わかるんだろうけど。

親を思うこころにまさる親心だっけ。

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大根

2006年09月27日 | Weblog
あんた、糠漬けやってるの、といつもの焼き鳥やの女将。

一度も食べさせてもらったことないからさ、と。

かたや、大将が、取れたての、ぴんぴんとした、勢いのある大根の葉っぱを、袋に入れて持ってきてくれる。

糠漬けやってるでしょ、と。

ついでに、ナスとキュウリも。

さっそく漬けて、もってこなけりゃね。

大将の心配りがうれしい。

家に帰って、漬けようとすると、母親が、私が漬けておくから、と言い出す。

それも、なんだか、うれしくなる。

おおきなキュウリだったけど、大将の丹精こめたものだったので、おいしく漬かった。

くだんの、長寿系の大将は、大根の葉っぱを、納豆の薬味にして、朝、ご飯食べるんだって。

長寿系の人は、年を経るごとに、食べ物が変わってくることが、彼を見ているとよくわかる。



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枕詞

2006年09月26日 | Weblog
しきしまの、とか、たらちねの、とか、あかねさす、とか。

まだまだ、たくさんあるんだろうけど。

まくらことば。

 たらちねの ははをせおいて そのあまり

       かろきになきて さんぽあゆまず

なんていう歌もあるけど、ヲシテ文献では、次のように言っている。

まくらことばとは、真っ暗な闇の中に光がさすように、混沌としていた詠み手の思いを清め導くもの。

これ、いいこと言ってるな、と思った。

会話の中で、空気がよどんでいるとき、例えば、去年の湖東三山さ、って、言えば、共通の体験している人は、あの、もみじ狩りをしたくなるような、あざやかな紅葉の中の自分を思い出す。

同じ空気のとき、最近、交通事故、多いよね、と言えば、ゆえ知らぬ不安・おそれが、その場を支配する。

なかなか、中小企業は楽になりませんよね、みたいな枕詞からはいる営業マンもいるし。

すると、その場の空気は、楽ではない、大変な、という感情に支配される。

常に前向きに、って、ポジティブシンキングを奨励するわけではないけれど。
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うなぎ

2006年09月26日 | Weblog
うなぎは、ストレスがたまると、メスがオスになるらしいね、とある女性が言う。

なにかの番組でやっていた、と。

そうして、子孫を残せなくなるらしい。

事の真偽はさだかではないけれど、それも、ありだな、とは思う。

何億年スパンで言えば、生物は、ストレスの積み重ねで、よりストレスのない生き方ができるように変異してきたわけで。

その過程で、子孫が絶えてしまうことも、あるんだろうね。



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金子由香利

2006年09月25日 | Weblog
秋の園遊会ならぬ、恒例の囲炉裏パーティー。

お招きいただく。

手土産を、と友人のケーキ屋けんちゃんのところで、タルトちょうだい、というと、彼が、すっと、金子由香利のCDを、手渡す。

50をすぎたら、これだから、というメッセージとともに。

ミラボー橋の下で、とか、暗い日曜日、とかはいっている。

フランスの演歌だからね。

パーティーでは、スイス人の大学の先生と囲炉裏を囲む。

なにせ、こちとら、体型的にも、ネイティブジャパニーズなんで、外人さんというと、奮い立つものがあるんだね。

彼は、独文学を教えながら、翻訳もしているらしい。

ばなな よしもとを訳してるんだって。

彼女のオヤジ、吉本隆明は全著作集、そろえたけど、娘さんは読んでない、と。

はるき むらかみも訳しているらしいし、世界の中心で愛を叫ぶ、例のセカチューだね、それも訳していると言うから、なかなか、業界では人気者なんだろうな。

今回のメインディッシュは、糠漬け師匠ご夫妻による、チキンのオリーブオイル煮。

遅れて入っていくと、ご夫婦仲良く調理している後姿が印象的だった。

オイル一本使った、にんにくの丸を皮付きで6個、あとジャガイモもはいったお料理のほうも、もちろん、印象的でした。

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