まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

蜂蜜

2007年06月30日 | 友人
母親の友達が、農家のかたわら、蜂蜜を作っている。

昨日、二瓶、我が家へ届けられた。

ネットでは、ミツバチの絶滅なんていう、センセーショナルなニュースがあるなかで、純然たる国産品。

全部の蜂蜜の、一割くらいなのかな、国産は。

国産だけが、いいわけではないんだろうけど。

コンビニエントな生活を手に入れて、かわりに、さまざまなものを失った。

そんななか、ふっと、安心する瞬間。

母親の友達が作った、と名づけられる蜂蜜。
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15クラス

2007年06月29日 | Weblog
夕べ、北九州出身の方とお酒を飲んだ。

最近、飲む機会が極端に減ったので、たまに、飲むと、酔うのがはやい。

それはともかく、かれの中学時代、15クラスあったんだ、という。

そりゃ、おどろき、です。

いわゆる、団塊の世代。

それに加えるに、当時の基幹産業、八幡製鉄の社宅。

日本の戦後の復興の、象徴的な姿が浮かんだ。

人も殖え、モノも増えていく時代。

活気があったんだろうな。

15クラスもあると、悪い連中もいたでしょ、やくざ予備軍みたいな。

と聞いたんだけど、そんなでもなかったらしい。

ただ、進学する高校は、八幡製鉄の幹部の子は、ここ、そうでない子は、ここ、みたいに、決まっていたという。

社宅に住んでいたことのある人の話をきいたことがあるけど、奥さまたちが、大変みたいだね。

会社でも部下、地域へ帰っても部下、みたいな。

武家社会の名残があった時代は、うっとうしかっただろうけど、また、それはそれで、組織を統率する、という意味では、パワーもあったんだろうしね。
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時間

2007年06月28日 | 友人
クリスチャン・Mさんから電話があった。

クリスチャン・Dだと、どこかの、ブランド品なんだけど。

また、お昼、食べましょうね。

奥様が、1ヶ月半、入院されてて、いろいろと、忙しかったんだけど、おかげで、退院できたから、と。

毎日、お見舞いに行って、いつもと違う時間をすごすことができたらしい。

ご病気は大変だったけど、よかったですね、お電話、ありがとうございます、と。

日常から離れることによって、二人の原点に帰れた、というのか。

彼の夢、というのが、奥様と一緒に旅行することだったんだけど、違うようにも見えるけど、濃密な時間をともにすごす、ということでは、実現できたような気もする。

最近、つくづく、病気って、なんだろう、って、思うのだけど。

彼の場合は、そういうことだったんですね。
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食への感性

2007年06月27日 | Weblog
ミートホープという会社の顛末、ほとんど、吉本興業ネタみたい。

そのうち、だれかが、デフォルメして、コントかなんかにしそうだ。

たたき上げの、もと貧乏だった社長がいったらしいね。

消費者が悪い、だったか。

どんな文脈で言ったのか、フォローしてないけど。

子どもの頃、近所のお肉屋さんの、コロッケ、おいしかった。

肉の量は多くなかったけど、あれって、ひょっとしたら、豚も牛も鳥も、あまったもの、全部、入っていたんじゃないかな。

牛肉コロッケ、なんて、書いてなかったから、不当表示にはならなかったけど。

そもそも、あのころ、不当表示なんていう言葉、あったのかな。

20年も前から、偽装してきて、いったい、食の安全はどうなるんでしょう、心配です、なんて、良識派コメンテーター、なんていう人は、言いそうだな。

でもね、心配なのは、あなたの食への感性ですから、残念!って、いつの間にか、いなくなっちゃったよね、あのギター侍。

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ぬるいお風呂

2007年06月26日 | 家族
お風呂に入ろうとすると、湯船一杯で、ぬるい。

母親が、ごめん、ごめん、今日はこういうわけで、と。

近所の床屋さんのおばさんと、長話になってしまったらしい。

ふだん、あんまり、話さない方なんだけど、次から次へ展開し、そこへ、また、いろんな人が合流して。

昭和2年生まれの母親なんだけど、あんたなら、わかると思うけど、というノリで、古いふるい方々の話題になった、という。

だれそれさんが、余命何ヶ月なんだとか、その他、もろもろの話。

そうでないときは、きゅうりやナスや大根持参で、近所の方が、たづねてくる。

老い、は、ネガティブにとらえがちだけど、老いるということは、資料豊富な図書館になることなんだよ、と隣のおじさんも言っていたな。

外からは、わからないけど、その人のなかに、土地の知識が、つめこまれている。

神社めぐりをして、土地の古老に出会うと、実に、興味深い話になるしね。

その土地土地で起こった出来事が、一人ひとりのお年寄りのなかに、集積している。

囲炉裏やかがり火をかこんでいた時代には、何にも変えがたい豊かさが、現在では老い、とよばれることのなかに、あったはずだ。

前のめりにならずに、眺めてみれば。

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便所の100W

2007年06月25日 | Weblog
ポジティブ・シンキィング。

ものごと、あかるく、前向きに、積極的に、考えなさい、という。

自己啓発系のセミナーなんか行くと、みんな、笑顔・笑顔。

ネットワークビジネスのセミナーでも、似ているな、妙な明るさ。

人の悪口ばっかりいっている人やグチばかりの人のところには、行く気がなくなるのは、たしかだ。

だから、いつも笑顔でいこうね、というスローガンがうまれるわけだけど。

ある年上の友人に、あんた、便所の100ワットだよな、と辛らつなこと、言ってしまったことがある。

なぜ、なぜ、というから、無駄な明るさなんだよね、と。

吉本隆明という、ばななの父親なんだけど、たしか、あかるさはほろびのまえぶれ、みたいなこといってたな。

軍国少年だった彼が、戦時中を思い出して言ったことばで、まわりの空気は妙な明るさだった、という。

不安やおそれを、吹っ切るように、明るく装う、ということはあるもんね。

だから、自分のなかから湧き上がってくる、ネガティブな感情にも、止まり木のように、ふっと、足を止める、ということも、大事なんじゃないのかな、と思う。

その感情のなかに、温泉につかるように、ゆったりと、つかってみる。

やっぱり、闇があっての光、光あっての闇、という感じだからね。

大腸などのガンは、自分にウソをいって、明るいふりをして生きていたりすると、なるんだ、って言う人もいるし。

たとえば、こんなブログ。




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いいことしたね

2007年06月24日 | 家族
Jリーグ、エスパルスVS浦和レッズ。

日本平サッカー場へ、妻と観に行く。

2時キックオフに遅れそうだったので、僕だけ先に入り、妻は駐車場まで、車を置きに行く。

会場は満員、浦和レッズの赤とエスパルスのオレンジで、埋まっていて、通路に座って、前半を観る。

セットプレーから、阿部のヘディングで、前半は、1対0で、浦和リード。

ハーフタイムに合流しよう、メールいれるから、と妻とは話していた。

メールが来た。

会場に入ろうとしたとき、当日券目当てにきた、おっちゃんが(妻曰く、です。)、買えなくて、とても、しょげていたので、この券、どうぞ、とあげたんだって。

だから、試合おわったら、迎えに行きます、というメールだった。

了解しました、いいことしたね、とメールを返した。

試合終了後、竜華寺近くのサンサーラで、妻とは合流。

フレッシュジュースを飲みながら、事の顛末を聴く。

おっちゃんに、券をあげた後の時間、自由を手にいれたみたい。

自由なんてどこにもあるじゃん、かもしれないけど、終了までの時間、降ってわいたような時間だからね。

日立の近くに、今は咲いてないけど、藤棚があった、とか。

おっちゃんが坂道を下る背中越しに、この券どうぞ、といったあと、その坂道をさらに下ると、そこに、ダフ屋のお兄ちゃんがいたから、わたしが、券を上げなければ、おっちゃん、ここで、高い券買えたかも知れないな、とか。

すばらしく雲がきれいだった、とか。

駐車場のアルバイトの若者達との会話、とか。

なにより自由だったのは、会場の中にいる僕のことを気にしないで、券をあげちゃったこと、みたい。
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人工温泉

2007年06月23日 | 温泉
この間、三重のいなべ市を、車で走っていたら、人工温泉、という看板が目に入った。

愉快になって、独りで笑ってしまった。

コンプライアンス=法令遵守、どこじゃなく、正直だね、という感想。

どこへ行っても、天然温泉、だもんね。

白黒でない映画のことを、総天然色とか、いってた時期もあったよね。

どうも、広告業が隆盛を極め始めて、さしているものと中身が一致しないのが、はなはだしくなったのかもしれない。

糸井重里で有名になった、キャッチコピーなんてのもあるけど、あれ、つかまえるための複製、だもんね、直訳すると。

暴力バーの店先のおにいちゃんたちも、キャッチ、って、言うけど、あれって、日本語にすると、拉致になるかな。

もっとも、プレアデス星団の、アルシオネから来ている、サーシャ、っていう女神
さんが言うには、神々に名前をつけたときから、分離がはじまった、ということらしいけど。





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ブッポウソウ

2007年06月22日 | Weblog
半年ぶりくらいに、修善寺に住む友人を訪ねた。

以前にもアップしたけれど、右脳の血管を詰まらせて、左半身が不自由になっている、バードウォッチャー。

虹の里入り口で、釜飯を食べて、達磨山のレストハウスで、富士山を見ながら、コーヒーを飲んだ。

彼は、中学のころから、中西悟堂なんか、読んでいたくらいで、なかなか、本格的な鳥好き。

見事な富士山を前にして、富士吉田の浅間神社の話になる。

バードウォッチングに行ったことがあるらしい。

今は見られない、というブッポウソウに会いに。

姿のブッポウソウと声のブッポウソウがいるんだ、と。

昔の人は、勘違いしていたらしくて、ブッポウソウと啼くのは、コノハズクなんだって。

本物のブッポウソウは、ぎーぎーだったか、あんまりいい声ではないらしい。

鳳来寺山が有名らしいけど、たぶん、だけど、修行中の僧侶にとっては、鳥の鳴き声すら、仏法僧と聞こえたんだろうね。



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味噌汁

2007年06月21日 | 家族
二階で、寝ていると、妻が、味噌汁をナベごともって、あがってくる。

とうさん、おかゆができたわよ、っていう、ザ・ピーナッツとハナ肇のギャグじゃなくて。

といっても、ある年代以降の方は、まったくわからないでしょうけど。

これ、大丈夫?って、妻が言う。

もう、一杯、食べちゃったけど、と言ったんだっけかな。

匂いをかいで、これは、つらい、と僕は答えた。

我が家では、たいてい、僕が、すえている・すえていない、の判断係。

賞味期限の日付は、そんなに、気にしない。

こんなとき、小さなころ、腺病質で、神経質で、線がほそくて、みたいに、言われまくったことが、いきるんですよ。

なにせ、人の家で、ご飯、食べられなかったですから。

ひとつ話が、御殿場のお宅へ伺ったとき、まったく食べず、チョコレートだかビスケットだかは、食べた、ほんとに、困った、という母親の話。

愛情こめて作ってくださったお料理だったんでしょうから、親としては、困り果てた、よね。

自分がかわりに、二倍、いただきます、なんて、言えないしね。




コメント (2)
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