まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

プチ湯治

2007年04月28日 | Weblog
本日より、二泊三日の湯治まがい、というか、プチ湯治。

湯田中温泉へ行く。

角間温泉の大湯へ浸かってこよう。

ネットで調べると、湯田中温泉郷って、お湯だらけ。

の割には、世の温泉達人の書いたものを読むと、そんなに評価は高くないんだよね。

角間温泉は高いんだけど。

ま、その辺のなぞにも、触れてこよう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プレゼン

2007年04月27日 | Weblog
上の息子が、就職活動中。

しゅうかつ、というらしいけど。

ある会社で、自分の書いた図面を片手に、プレゼンをしたらしい。

なにをいっているかわからない、って、言われた、と。

学校でも、同じこと言われた、と妻と電話のやり取り。

で、決断できた。

ほかの道を目指す、ということを。

そのいきさつ、わかるな。

自分が腑に落ちてないこと、合点がいかないこと、身になってないこと、人前で話すの、むずかしいからね。

僕自身、いまだに、心にもないこと、というか、得心してないことを言うときは、あがってしまうからね。

もともと、上がり性なんだけど。

ほんと、立て板に水、みたいにしゃべれる人って、うらやましかったからね。

しかし、ナイスなジャッジだな。

人生の岐路にたって、自分の奥のほうから湧きあがる声を聞いた、という体験は。

これが、50歳になってからじゃ、なかなか、つらいからね。

そういえば、台湾生まれの、地元では高名な経営者のかた、よく言っていたな。

人間は、自分で言ったことでなければ、本気になれない、って。

うかうかしていると、親やら世間様やらがいっていることを、鵜呑みにしてしまって、あたかも、自分が言った言葉、みたいに、錯覚してしまうからね。

こころの奥のほうにある魂に、コツンと当たった言葉なんだよね、大事なのは。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安心感

2007年04月26日 | Weblog
ある女性の話。

僕とは、普通に話せるんだけど、ご主人とは、そううまくいかない、と。

彼女なりに、妻のイメージ、夫のイメージってのが、あって、それに合わないと、気に入らないみたい。

結婚届なんて、紙っぺら、一枚なんだけどね、とよく、彼女とは話すんだけど。

あるとき、安心って、どういうことだと思う?、という。

体験的に言うと、僕の言ったことを、伝えたいことを、まるっぽ、そっくり、受け止めてもらえた、という実感を感じたときかな。

掌のなかに、やさしく、あたたかく、大事に、受け止めてもらえた、と。

僕の意見に同調する、という意味じゃないよ。

意見は違っても、ぜんぜん、かまわない。

受け止める前に、滅茶苦茶、ジャッジされちゃって、寸止め、じゃないけど、相手に届いてない、と感じるときは、不安になるよ、と。

もちろん、お互い様だと思うけど。

夫や妻という言葉、男や女というイメージと会話しているってのは、居心地、わるいんだろうね、と。

素のおれをみてよ、という感じかな。

彼女からは、連休中、やってみるよ、というメールがきた。

そうなんだよね、彼女が安心感をえたいんなら、相手が安心する状況・環境を、こちらから、創るしかないからね。

過去と他人はかえられない、って、よく自己啓発系のセミナー講師は、言うしね。

変えられるのは、未来と自分だけ、って。

ついでに言うと、この言葉、少し違っていて、過去は変えられるけどね。

だって、過去なんて、自分の、ひとつの解釈なんだから、ね。

ほかの解釈もできる、ってことだから。

そういう意味では、他人もおなじか、ひとつの解釈なんだから、他人だって。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

哀しい話

2007年04月25日 | 温泉
ある日、玄関先で、ボーリング工事が始まる。

日本の技術は、戦後、飛躍的に進歩したからね。

温泉が湧く。

というか、ストローに動力をくっつけて、引っ張り揚げる。

ある意味、月足らずの赤ちゃんを、無理やり、この世に。

今まで、ふんだんに出ていたお湯の量が、その日を境に、三分の1になる。

そんな、哀しい話を、聞いた。

慶雲2年、705年、藤原真人と言う人が、つまり藤原一族だよね、釣りの途中で発見した、という古湯。

混浴風呂は、ぬるめで、長い時間、眠くなるくらいまで、入っていられる。

飲むと、胃腸にいいんだよ、とそこへ、60年前から来ているという、おじいさんが教えてくれた。

この方、20代の当時、子宝に恵まれず、近所のおばあさんにおしえられた、という。

おかげで、3人の子宝に恵まれ、と。

でも、最近、お湯の量が減ってね、とも。

そんな話を聞きながら、目の前に建つ、秘湯の宿にしては、立派すぎる旅館を眺めると、なんだか、哀しくなってきた。

おばたちは、一度、その立派なほうへ行きたい、なんて、よく言っているけど。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湯浴み

2007年04月24日 | 温泉
地元の有名経営者、台湾生まれの方なんだけど、今はなきその方が言っていたっけ。

人間は人間を浴びて人間になる、と。

つまり、人との、さまざまなかかわりの中から、生長してゆく、ということなんだろうけど。

自分にとって、都合のいいことも悪いことも含め、まわりの方々が、いろいろと、たくまず、意図せず、教えてくださる、素直でありさえすれば。

湯浴みになぞらえると、人浴み、とでもいえるか。

人とのコミュニケーション・トラブルなんていうのも、さしずめ、湯あたりに、なぞらえることができそうだ。

湯あたり、とは、湯治の3~4日目くらいに、発熱やだるさをおぼえたり、以前からの患部が痛み出したりするらしい。

で、少し休んで、湯浴みを続けると、うそのようにすっきり、元気になる、という。

一見、本人にとって、都合の悪いことのように見えて、その実、たまたま、自分のなかの、患部があきらかになるだけのことのようだ。


人間を浴びて、人間になるとすれば、湯浴み、というのは、地球からのエネルギーをいただいて、地球人になる、ともいえる。

人間は、地球をあびて、地球人になる、と。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昭和の味

2007年04月23日 | Weblog
5年、都会暮らしをしていた娘が、帰ってきた。

昭和二年うまれの母親は、妙に、はしゃいでいるし、妻も、一緒に、笑う声が大きくなった。

おねぇ、パワーあるからね、と二人の息子たちも、言う。

そういえば、彼女が生まれた瞬間、妻の母親とともに聞いた産声は、とても、大きかったな。

そんな娘も、今は、一人暮らしからのリハビリ期間かな。

つい先だって、通り魔が逮捕された事件、そのすぐ近くに住んでいたし、現場は日々、通っていたガード下だったらしいし。

それはともかく、おばあちゃんに、いろいろ料理、教わるといいよ。

その年で、その料理を身につけたら、右に出るものはないよ、なんて、そそのかしたりもしている。

降る雪や 明治は遠く なりにけり、ではないけど、昭和の味だな。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

温泉は野菜である

2007年04月22日 | 温泉
いきなり、断定的な表題で、僕自身には、あんまり、なじめない書き方なんだけど。

温泉は野菜である、って。

温泉を飲むことを、飲泉というのだけど、温泉は、飲む野菜、という言い方を、ヨーロッパなんかでは、するらしい。

ヨーロッパでは、湯浴みする、というより、飲泉文化だという。

ミネラルがふんだんに溶出した、温泉を、体の内側から摂取すること。

保養地を、飲泉カップ、片手に、ゆっくりと歩くのが、ひとつにスタイルになっている、と北大の阿岸教授は言う。

尾篭な話で恐縮ですが、ある保養地では、トイレがずらーっと、ならんでいるところもあるらしい。

腸の中を、きれいに洗浄して、いわば、浣腸みたいな役割をする。

それは、ともかく、温泉は野菜である、について。

いまや、日本中、温泉ブームで、少し車で走れば、いたるところに、天然温泉、源泉かけ流しの湯、の看板が見られる。

なにせ、ボーリング技術が発達して、1000mも掘れば、温泉はどこでも、湧いてくる。

温泉法によると、25度以上の地下水を、温泉とよべるらしい。

ところが、湯量が不足したり、管理上のコスト削減などで、同じお湯を使い回しする、という循環式のシステムが、かなりの比率を占めるという。

つまり、使ったお湯を、きれいに循環させて、また、もとの浴槽にいれて、と。

もちろん、レジオネラ菌が怖いから、塩素は、大量にいれなければならない。

これ、成分は、いろんなミネラルが入っているので、一応、温泉なんだけど。

野菜もにていて、温室で季節に関係なく栽培し、あるいは、土ではなく水耕で、工業化して、形は、野菜だけど、中味はなに?と。

挙句の果てには、遺伝子を変えてまで、という。

どこかで勘違いがありませんか、という意味では、温泉は野菜、といえるわけで。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

わからなくもないけど

2007年04月21日 | Weblog
俺がこんなことをするのは、お前達のせいだ。

アメリカで、拳銃で、32人を撃ち殺した男が、そう言ったそうだ。

DVDに残してあったと言う。

社会への、呪詛・怨念をテーマにした作品って、わりとありそうだ。

くだんの彼、自分のことを、イシュマエル、と呼んでいたらしい。

旧約聖書に登場する人らしいけど、僕の記憶では、「白鯨」の主人公が、同じ名前だ。

やはり、彼も、雨煙る、サンフランシスコだったか、港町を、呪詛の言葉を吐きながら、歩いている。

で、片足のエイハブ船長の捕鯨船に乗り込み、白い鯨、モービ・ディックを捕まえにいく。

詳しい内容は、忘れてしまったけど。

しかし、世のおとうさんたちも、結構、こんな言葉は使っていそうだ。

俺がこんなことをするのは、つまり、上役に小突かれ、お客にどやされても、仕事を続けているのは、お前たちのせいだ、つまり、かわいいわが子、愛する妻のためだ、って。

お父さんに限らず、私がこんな病気をしてしまったのも、あんたの(わたしに苦労をかけるだんなの)せいだ、とか。

それはともかく、彼が、そんな人間だったら、銃はうらなかったのに、とインタビューにこたえていた、銃砲店のおやじのほうが、異様でもあった。

おいおい、その前に、銃なんか、売るなよ。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

樹齢2600年

2007年04月20日 | 神社
仕事の打ち合わせで、伊豆の大仁へ行く。

豆庵という豆腐づくしの料理屋さんで、昼食。

散歩がてら、近くの広瀬神社へ。

お参りをすませて、近くのご老人に、ご立派な神社ですね、と声をかける。

たいがい、この流れになると、土地の方々の内部スイッチがはいる。

82歳になる、その方に、二本の楠について、教えていただく。

狩野川台風(昭和の34年といったかな)のときに、真っ二つになってしまった由。

それ以前は、真中に、大きな洞があって、子供のころは、かくれんぼをして、遊んだものだ、と。

そりゃ、70年以上前の話ですね。

なにせ、樹齢2500年、と立て札にはあり、いや、子供の頃は、2600年だったんだけどな、とも。

今は二本になった大楠の真中に、若い楠を植えるんだけど、育たない、といいながら、今日は、ちょうど、シルバー人材の方々で、再度のチャレンジらしい。

近くの、宗光寺の楠だから、今度は大丈夫だろう、と言っていた。

あと、2600年もたてば、また、洞の中で、かくれんぼですね、と冗談とも本気ともつかないことを、ご老人たちと話す。

この楠、先っぽが嵐で折れた、大きな枝があって、そこに水が溜まるようになっていたらしい。

で、田植えの前、苗をしたから放り投げて、その水のなかへ、田植えをしたんだって。

ずいぶんと高いところにあったので、なかなか、入らなかったらしい。

で、そのなかでの成長ぶりで、その歳の豊凶をうらなったという。

いまでいえば、選挙の当落予測どこのさわぎじゃなかったんだろうからね。

ひょっとしたら、娘が売られるか、生まれてくる子を間引くか、なんていうくらいの迫力があったんだろうから。

この広瀬神社、三宅島の富賀神社⇒下田・白浜の伊古奈比命(いこなひめのみこと)神社⇒当地⇒三島大社と言う経路で、移動したらしい。

御祭神は三島溝杭姫命(みしまみぞくいひめのみこと)、三島大社の御祭神、事代主命(ことしろぬしのみとこ)のお妃だそうで、神武天皇の皇后の、五十鈴媛(いすずひめ)のおかあさんなんだって。

たしか、この事代主命さんて、出雲の大国主命の息子さんだったと思うな。

駿河の地って、出雲族の方々と、ご縁が深い、とどなたかが、おっしゃっていたっけ。

いずれにしても、戸田の御浜崎の諸口神社といい、伊豆と言う地は古い古いお話の宝庫だ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

瞬間は永遠

2007年04月19日 | Weblog
ケーキ屋のけんちゃん。

仕事柄、家族旅行は、遠出ができにくいらしい。

で、戸田への旅行がやっと、と。

ある夏、お子さん達と釣りに行き、宿での晩御飯へ帰る道すがら、思ったらしい。

こうした時間って、いつまであるかな、って。

この瞬間。

多分、戸田港の、黄金の夕陽が背景だったんだろうね。

あのゴールデンな、海と空を眺めたら、大概の人は、詩人になる。

こちらまで、その空気に充たされて、その瞬間は永遠だよ、と。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする