Ｆ１ ハンガリーＧＰ

　　　　　ガッツポーズの練習！

「このレーシングスーツは白っぽいんやね」
「バレーボールみたいに、緑ベースと白ベースの２種類を作ってみましたー」
「なぜ、そんなことを…？」

　ハンガリーＧＰのサーキット、ハンガロリンクは、コーナーの多い低速テクニカルコース。抜くのが難しいので予選順位が大事だそうですが…

　スタート順位
ＰＰ　ハミルトン（マクラーレン）
　２　コバライネン（マクラーレン）
　３　マッサ（フェラーリ）　
　４　クビサ（ＢＭＷ）
　５　グロック（トヨタ）
　６　ライコネン（フェラーリ）
…
１７　中嶋一貴（ウィリアムズ）


スタート直後、予選３位のマッサがコバライネンをかわし、第一コーナーでハミルトンをオーバーテイク。「ストップ・ザ・マクラーレン」の気迫が伝わってくる走りで、どんどんハミルトンとの差を広げていきます。
このサーキットは抜くポイントがここぐらいしかないので、作戦としては、

　予選Ｑ３の燃料を少なめにして、軽いマシンでいいタイムを出し、少しでも先のスタート位置を確保
　予選の順位は少々下がっても、多めに燃料を積んでおき、ライバルが先にピットインして前があいた時に軽いマシンでガンガンプッシュ。タイムを稼ぎ、自分がピットインした時は素早い作業でライバルより前でコースアウトして順位を上げる

の２通りがあるようです。
ピットインのタイミングとピット作業の速さが１つのポイント。
もう１つのポイントは、コーナーが多くタイヤに負担がかかるので、いかにタイヤをうまく保たせるか。どのチームも大体、ハード→ハード→ソフトの順にタイヤチェンジするようです。

　注目の１回目ピットイン。１８周目にマッサ、クビサ、１９周目にハミルトンがピットイン。
予選６位だったライコネンは燃料を多めに積んでいるようで、まだピットインせず。
予選５位と躍進したトヨタのグロックですが、給油リグが上手く入らないというミスがあり、ピット静止時間が１３．５秒もかかってしまいました。
このレースは、ホンダも同様のミスが出ています。
ライコネンは２２周目にピットイン。
路面温度が高いのでガソリンに引火して火が出るマシンも　ブルデーは、消化剤をぶっかけられてピットアウト

　残り３０周というところで、ハミルトンの左フロントタイヤがパンク。予定外のピットインで２位から１１位に順位を落としてしまいます。
トップはマッサ、コバライネン←グロック←アロンソと続きます。
トヨタのグロック、頑張ってます！

　２度目のピットインが終わり、レースは終盤。
トップはマッサ、２位コバライネン、３位グロック、４位ライコネン。
ピットアウトする時に上手くアロンソの前に出たライコネン、表彰台を目指し、ファステスト・ラップを連発して怒濤の追い上げ。
ソフトタイヤは走りにくいなんて言うてられまんせんネン。
あっという間にグロックとの差をつめます。
あう～、ライコネンに表彰台に上ってほしいけど、トヨタの表彰台も捨てがたいという悩ましい状況になってしまいました。
グロック～　何で今日に限って３位～
ところが、わたしのジレンマは思いがけない事態によって解消されました。
トップを走るマッサのマシンが、ゴールまであと３周というところで突然エンジンブローして停止。
これによって、トップ・コバライネン、２位グロック、３位ライコネンに順位が繰り上がります。表彰台圏内に入った３人はそのまま無理せずゴールイン。
グロックもライコネンも表彰台に立てました。

　レースリザルト
　コバライネン（マクラーレン）
　グロック（トヨタ）
　ライコネン（フェラーリ）
　アロンソ（ルノー）
　ハミルトン（マクラーレン）
　ピケジュニア（ルノー）
　トゥルーリ（トヨタ）
　クビサ（ＢＭＷ）
…
１３　中嶋一貴（ウィリアムズ）


　ドライバーズポイント
　ハミルトン　６２ｐ
　ライコネン　５７ｐ
　マッサ　　　５４ｐ


トゥルーリの今季初表彰台から調子が上がってきたトヨタ。今回もダブル入賞で、上昇気流は本物であることを示しました。日本ＧＰが楽しみですね
ルノーもダブル入賞。ピケジュニアは初入賞以来コンスタントにポイントを獲得しています。ついにブレイクしたか
ホンダも浮上してくれい！

　おまけのプロ野球
オールスター明け第１戦。
北京組が抜けましたが、阪神も楽天も白星スタート。
阪神は２１安打１９点とアホ勝ちでした。
今日完封負けだったら大笑いです。連勝してや～