ジャンプはフィギュアの大きな見せ場ですが、絵的にはちょっと見栄えがしにくいところがあります。
体をコンパクトにして重心を回転軸の中心に集めて回るので、
手足をいっぱいに伸ばして体の線を最大限に出すスパイラルの方が「絵になる」んですね。
そのせいか、新聞に載る写真も、女子はスパイラルのが多いです。
でも、もちろん、きれいに決まったジャンプは美しいです
真央ちゃんのトリプルアクセルが決まりますようにと願いながら描きました
いよいよ第5グループの演技が始まります
最初に滑るのはレピスト選手。キミ様の母国フィンランドの代表なので、わたしも注目しています。キミ様も見ていらっしゃるかも。
スピンが得意なのかな。回転がすごく速いです。
全体の2位につけます。
次は、いよいよ真央ちゃんです。
夕刊見て結果はわかっちゃってますが、知らなかったら、こちらも緊張で見ていられなかったかも
トリプルアクセルが決まります。
次のジャンプも決まります。こうなると真央ちゃんはのってきます。
レベル4のスピンやスパイラル。
この日初めての70点台が出ます。
トリプルアクセルも認定されているので、SPでは史上初の成功になります
続いてキムヨナ選手。
やっぱりきれいな演技ですねえ。
こちらもノーミスで自己ベストを更新する高得点でトップに立ちます
全体に、キムヨナ選手の方がスピードがあったかな。
シーズン後半は、内容に翳りがありましたが、やはり実力のある選手なので、見事に自信を取り戻しましたね。
このあとに滑る鈴木選手は、順番的にはちょっと気の毒。
でも、彼女にはハートの強さがあります
前半はミスが出ますが、後半は立て直してきます。
スパイラルの時のフラメンコのような手の動きが素敵でした
ステップも軽快でよかった
わたしが個人的に注目しているもう一人の外国人選手が、ロシアのレオノワ選手。
日本の武田奈也選手のような魅力的な表情の持ち主なんですが、さすがに今日は緊張しているみたいです。
でも、演技が進むにつれて、だんだんと豊かな表情が出てきます。
ステップやスパイラルの時にはあの愛くるしい笑顔や、口を大きくあけたコミカルな表情が飛び出します。
レオノワ選手もシーズン終盤は調子を崩していたのですが、しっかり立て直してきました。
…
安藤選手はプレッシャーのかかる最終滑走。
上位グループに3人はいっているなんて、今の日本は本当にすごいと思います。
GPシリーズでは安全策をとることもあった美姫さんですが、本番では勝負に出ます。
連続ジャンプは回転不足と判定されましたが、ジャンプ以外の要素で点がとれるのが、美姫さんの強み。
スパイラルがきれい。美姫さんは身長があるので見栄えがします。
ストレートラインステップも迫力がありました。
風格のある美しい演技だったと思います。
全体の4位につけ、フリーでの巻き返しを狙います。
SP上位の順位
1 金姸児(韓国) 78.50
2 浅田真央(日本) 73.78
3 ロシェット(カナダ) 71.36
4 安藤美姫(日本) 64.76
5 フラット(アメリカ) 64.64
6 長洲未来(アメリカ) 63.76
7 コストナー(イタリア) 63.02
8 レオノワ(ロシア) 62.14
9 ゲデバニシビリ(グルジア) 61.92
10 レピスト(フィンランド) 61.36
11 鈴木明子(日本) 61.02
何はともあれ、真央ちゃんのトリプルアクセルが成功してよかったです \(^_^)/
美姫さんももちろんメダル射程圏内ですし、鈴木選手も得点差が少ないのでフリーで大きく巻き返すことが可能です。
どの選手も、こんな大舞台でこれだけの演技ができるなんて素晴らしいと思います
フリーでもみんな自分の演技をして、満足して終わってほしいです。
フリー滑走順
第3組14番目 鈴木選手
第4組20番目 安藤選手
21 キムヨナ選手
22 浅田選手
今度は、キムヨナ選手が先。次が真央ちゃん。
いつも思うのですが、「本当にくじ引きなの?」と思うぐらい盛り上がる順番になってますね