遅く、帰宅して、BSで放映をされていたエデンの東をちょっとだけ見ました。というのも、劇場で昔見ていますので。ここで、再び全編を見る必要はないと、思いましたので。
映画として、名作だと思います。特にテーマ音楽が美しい。一種の兄弟争いの話で、例のカインとアベルの物語のヴァリエーションです。こちらでは、お兄さん(しかし、双子という設定)の方が、父には、偏愛をされており、弟の方が突き放されているという設定です。
これにはちょっとしたチャネリングを感じました。この6月23日、菅夫人が三鷹に住んでいらっしゃるということとの関連で、大昔の兄弟間殺しを、文章として書いていますので。
あ、ここで、まったくの挿入ですが、カナダの空港のタラップを降りてくる、菅夫人はおきれいでしたね。めがねを装着なさっていても、きれいでした。夏用の着物も、特にさわやかな色と柄で。よかった。よかった。奥様としての自信も見えました。よかった。
~~~~~~~~~
元に戻りますが、
本日は大変軽く、エデンの東の、ごく、一部分についてのみ、お話をさせてくださいませ。
それは、最終場面での、看護婦さんの扱いです。
『おお、それは、北の国からのラーメン店の女子店員と同じですね』と今日突然気がついたのです。
北の国からも、名作(ただしテレビドラマ)です。そして、その特番を84年にライヴで見たときにはまったく気がつきませんでした。伊佐山ひろ子さんの名演技で、泣きました。彼女は、ラーメン店の店員ですが、時間が夜遅くて、閉店時間を過ぎていて、早く家に帰りたいので、お客が、長話をしているのを好みません。でも、お客の方は、もろに真剣な話をしているのです。
妻と別居という形で、東京から、富良野の、過疎地に帰ってきて、子供たちと暮らしている 一家の父親・五郎・に対して、長男・純・はそこはかとはない不満を持っているという設定で、小学校上級生時代から中学生まで過ごします。
父には、下の妹、蛍がなついています。ここらあたりはよくあり得る設定です。
で、父との間に、小さな違和感があるために、長男の純は大切な、場面でうそをついてしまいます。実は純の失敗(洗濯物を不用意にストーヴの上で干した)で火事が起こり、父が、苦労をして建てた、家(丸太小屋)が全焼してしまいます。一家は細々と、開拓した農地だけで暮らしているという設定ですから、貧しいので、これは、大変な失敗でした。
そのときに、気弱な純をかばって、隣に住む、親友正吉が、自分の失敗だと言ってくれるのです。が、それを、純は覆して、真実をいうことができません。
その正吉には、父親がいないのです。母は遠くで働いています。その母の職場は、居酒屋という設定で、これも、エデンの東に職業としては似ていますが、この点については、別に違和感はありません。
母の性格が、とても、日本的で、だらしはないが優しいという設定です。エデンの東の方は、母の性格が大変きつくて、それが大きなモチーフとなっています。
普段正吉は祖父と一緒に暮らしていますが、祖父が事故で、亡くなってしまい、母に引き取られて、富良野を去っていきます。
その別れの悲しさの後で、やっと、純は、父に本当のことを告白するのですが、それが、駅前のラーメン店の中なのです。列車の発車時刻の関係から、ラーメン店に入った時間そのものが・夜遅い・という設定であり、いらいらした店員が、どんぶりを、台所へ、さげようとするのですが、父が、「まだ、こどもが食べているでしょうが」といって、彼女(伊佐山ひろ子演じる)をしかるのです。それは、今では、名せりふとして記憶をされていることも、知りました。
非常に緊迫した、かつ印象的な場面です。
今日、エデンの東でも、父と息子の心の交流が、やっと達成される場面で、
それを、緊迫感を持って、盛り上げる人物として、埒外の雰囲気を持つ看護婦が登場するのですが、それは、まさに、富良野のラーメン店の女店員と、同じ役目をするのでした。
つまり、主人公たちの心の微妙さと、繊細さを理解しない埒外の人物として現れるのです。
今まで似ていることには、まったく気がつきませんでした。
北の国からの方が複雑です。登場人物が多くて、しかも兄弟殺しが、テーマではありません。日本人としては、北の国から、・・・・特に、この84年(夏)ぐらいまで・・・・は、強く訴える、筋であり設定です。だから、批判心は一切持っていません。だんだん大人になってくるとやや社会問題を入れすぎる、感じで、???
ところが、NHKの朝ドラ「おしん」については違和感があるのです。この筋って、アルプスの少女ハイジに似ているなあと思って。
今、田中裕子さんが、NHKハイビジョン『蒼穹の昴』で、登場人物中一番ぐらいの、名演技を見せていらっしゃるので、かえってそのことを思い出して困ってしまいます。
どうしてかというと、NHKの解説によると、田中裕子さんは、『おしん』の大ヒットで、中国で知名度が高いので、この役を割り振られたそうですから。
ところで、以上は大変小さなお話でした。
内館さんについて、3を書くと、昨日、申し上げましたが、それは、後日、
相撲協会というか、相撲そのものの、興行とか人気がどうなるのかの、推移をみてから、お話をさせてくださいませ。朝青龍を追い出して、琴光喜を追い出して、人気はどうなるのだろう。栃錦・若乃花、大鵬・柏戸、などの、好対決に熱中した時代を、思うと感無量です。本当に心配ですが、
2010年6月27日 雨宮 舜
映画として、名作だと思います。特にテーマ音楽が美しい。一種の兄弟争いの話で、例のカインとアベルの物語のヴァリエーションです。こちらでは、お兄さん(しかし、双子という設定)の方が、父には、偏愛をされており、弟の方が突き放されているという設定です。
これにはちょっとしたチャネリングを感じました。この6月23日、菅夫人が三鷹に住んでいらっしゃるということとの関連で、大昔の兄弟間殺しを、文章として書いていますので。
あ、ここで、まったくの挿入ですが、カナダの空港のタラップを降りてくる、菅夫人はおきれいでしたね。めがねを装着なさっていても、きれいでした。夏用の着物も、特にさわやかな色と柄で。よかった。よかった。奥様としての自信も見えました。よかった。
~~~~~~~~~
元に戻りますが、
本日は大変軽く、エデンの東の、ごく、一部分についてのみ、お話をさせてくださいませ。
それは、最終場面での、看護婦さんの扱いです。
『おお、それは、北の国からのラーメン店の女子店員と同じですね』と今日突然気がついたのです。
北の国からも、名作(ただしテレビドラマ)です。そして、その特番を84年にライヴで見たときにはまったく気がつきませんでした。伊佐山ひろ子さんの名演技で、泣きました。彼女は、ラーメン店の店員ですが、時間が夜遅くて、閉店時間を過ぎていて、早く家に帰りたいので、お客が、長話をしているのを好みません。でも、お客の方は、もろに真剣な話をしているのです。
妻と別居という形で、東京から、富良野の、過疎地に帰ってきて、子供たちと暮らしている 一家の父親・五郎・に対して、長男・純・はそこはかとはない不満を持っているという設定で、小学校上級生時代から中学生まで過ごします。
父には、下の妹、蛍がなついています。ここらあたりはよくあり得る設定です。
で、父との間に、小さな違和感があるために、長男の純は大切な、場面でうそをついてしまいます。実は純の失敗(洗濯物を不用意にストーヴの上で干した)で火事が起こり、父が、苦労をして建てた、家(丸太小屋)が全焼してしまいます。一家は細々と、開拓した農地だけで暮らしているという設定ですから、貧しいので、これは、大変な失敗でした。
そのときに、気弱な純をかばって、隣に住む、親友正吉が、自分の失敗だと言ってくれるのです。が、それを、純は覆して、真実をいうことができません。
その正吉には、父親がいないのです。母は遠くで働いています。その母の職場は、居酒屋という設定で、これも、エデンの東に職業としては似ていますが、この点については、別に違和感はありません。
母の性格が、とても、日本的で、だらしはないが優しいという設定です。エデンの東の方は、母の性格が大変きつくて、それが大きなモチーフとなっています。
普段正吉は祖父と一緒に暮らしていますが、祖父が事故で、亡くなってしまい、母に引き取られて、富良野を去っていきます。
その別れの悲しさの後で、やっと、純は、父に本当のことを告白するのですが、それが、駅前のラーメン店の中なのです。列車の発車時刻の関係から、ラーメン店に入った時間そのものが・夜遅い・という設定であり、いらいらした店員が、どんぶりを、台所へ、さげようとするのですが、父が、「まだ、こどもが食べているでしょうが」といって、彼女(伊佐山ひろ子演じる)をしかるのです。それは、今では、名せりふとして記憶をされていることも、知りました。
非常に緊迫した、かつ印象的な場面です。
今日、エデンの東でも、父と息子の心の交流が、やっと達成される場面で、
それを、緊迫感を持って、盛り上げる人物として、埒外の雰囲気を持つ看護婦が登場するのですが、それは、まさに、富良野のラーメン店の女店員と、同じ役目をするのでした。
つまり、主人公たちの心の微妙さと、繊細さを理解しない埒外の人物として現れるのです。
今まで似ていることには、まったく気がつきませんでした。
北の国からの方が複雑です。登場人物が多くて、しかも兄弟殺しが、テーマではありません。日本人としては、北の国から、・・・・特に、この84年(夏)ぐらいまで・・・・は、強く訴える、筋であり設定です。だから、批判心は一切持っていません。だんだん大人になってくるとやや社会問題を入れすぎる、感じで、???
ところが、NHKの朝ドラ「おしん」については違和感があるのです。この筋って、アルプスの少女ハイジに似ているなあと思って。
今、田中裕子さんが、NHKハイビジョン『蒼穹の昴』で、登場人物中一番ぐらいの、名演技を見せていらっしゃるので、かえってそのことを思い出して困ってしまいます。
どうしてかというと、NHKの解説によると、田中裕子さんは、『おしん』の大ヒットで、中国で知名度が高いので、この役を割り振られたそうですから。
ところで、以上は大変小さなお話でした。
内館さんについて、3を書くと、昨日、申し上げましたが、それは、後日、
相撲協会というか、相撲そのものの、興行とか人気がどうなるのかの、推移をみてから、お話をさせてくださいませ。朝青龍を追い出して、琴光喜を追い出して、人気はどうなるのだろう。栃錦・若乃花、大鵬・柏戸、などの、好対決に熱中した時代を、思うと感無量です。本当に心配ですが、
2010年6月27日 雨宮 舜
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます