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銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

パリの郵便局の燕のマーク

2008-11-10 01:10:28 | Weblog
 前回ニューヨークの中央郵便局の職員を褒めました。しかし、日本の職員にも優れたところはあります。それは、処理能力が早いこと。
私は2003年ごろ一番、たくさん郵便局を利用していて、『一ヶ月に平均すると、5万円は、鎌倉郵便局に使っているなあ』と考えた事があります。収入がほとんどないので、いちいち領収書を、ノートに張ったりしませんが、平均するとそうなります。つまり、『個展をしたら、案内状を出すし、本を作ると、それを、郵便局から出す』と言うわけで、膨大な量の郵便物を出す人でした。

 それを、ほとんどの場合は、問題なく出せます。特別に印象の悪い事があった場合を強烈に覚えているだけで、それは、鎌倉だけではありません。でも、そちらは少数であり、全体的に見れば、日本人の効率の良さと、手働きの活発さは、やはり、優れていて、どんなに長い列が出来ていても、大体は安心して待つことが出来ます。

 しかし、海外ではそうでもありません。窓口が、分かれていなくて、金融関係商品と郵便を一緒に扱うせいで、ものすごく待たされます。30分以上は優にかかっちゃいます。ですから、職員が特別に優秀だなと思う、中央郵便局(この場合はニューヨーク)を使ったほうが、あっとうてきに早い時間で処理が出来るのです。しかし、パリの場合は、自分が毎日通っている場所と、正反対の方向に中央郵便局があったので、本当に困ったときに一回利用しただけです。

 常に、ご近所の、マレ地区の郵便局を利用しました。

 ニューヨーク物から突然、パリ物に戻ったのは、その皆さんのご親切を忘れがたく思うからです。でも、あれほど、皆さんがご親切だったのは、マレ地区の郵便局が豊かだったからでしょう。地域性から、金融商品を買うとか、貯金をする人の残高も大きかった郵便局だと思います。いや、あるとき、新聞で、鎌倉の三菱銀行が預金高、全国一番だと見て、『どうして、田園調布じゃあないのかしら』と思っていたら、個人の貯金ではなくて、神社仏閣があるからなのだそうです。山で囲まれた小さな盆地内に、神社仏閣がたくさんあるからだそうです。

 マレ地区の郵便局も詳しいことは知りませんが、住民が豊かなのだと思います。それで、小さいけれど、インテリアも豪華で(ウォールナットの壁材である)し、入り口には、ホームレス(おもらいさん)がドアーマンの役割を果たしていて、コインをチップとしてあげなければなりません。

 他の地域の郵便局、たとえば、シュマンヴェールなどは、もっと大きくて、事務所っぽいし、入り口にドアーマン代わりのおもらいさんなど居ませんので、ここは、やはり、豊かな地域なのだと思います。

 今日はその概観程度で、収めましょう。郵便局のマークは燕をデザインしたような感じの青いものです。『幸せの王子』の重要な登場人物である燕を思い出します。そして、『星の王子様』を書いたサンテクジュベリもなんと、郵便用飛行機の操縦士でしたね。

 マレ地区の郵便局はサンポール駅から、ピカソ美術館へ向かう道沿い左側にあります。途中に新しい日本人デザイナーのブティックがあります。パリで版画関係以外の物を買うことには、全く気がつかず、このブティックの、名刺さえも貰ってこなかったのは失敗でした。森英恵に続く人として彼(多分、男性だったと思う)が、今成功をしているかどうかを知りたいのですが、知るすべもありません。

 そして、右側にちっちゃな乾物屋さんがあって、長ネギをおいてあったので、びっくりして買って、スープの具にしたのを覚えております。

 さあ、明日こそ、その親切を書きましょう。なお今日の画像は今を盛りと咲く、我が家の崖のしゅうかいどうです。では、2008年11月9日 川崎千恵子
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