AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

メタル・スカッシング・マッド

2010年01月12日 | 晒しな!日記
この連休は、若草山に地デジカ狩りに行く計画をいったん延期して、昨年のスラドミ09の時、偶然にも17年ぶりの再会をした友人あんぱんと、彼行きつけの「治外法権」という京都のロックバーへ飲みにいった。

「治外法権」は創立が1974年という老舗のロックバーで、開店当時はバンドをやってる連中に店を昼間スタジオとして開放していたらしく、ここから巣立っていったミュージシャンの中にはアースシェイカーのメンバーなどもいるという。
最近では福山雅治がお忍びで来店したとかいないとか。


マスターは口数の少ない朴訥な好々爺といった感じで、あんぱんが店に預けている80年代の粗悪なスラッシュメタルのアナログレコードなんかでもリクエストすれば嫌な顔ひとつせずかけてくれた。

あんぱんの音楽趣味は中学スラッシュ黄金期から時が止まっており、そこからまったく幅を広げてないってゆうのには、ある種の一途なピュアさを感じてしまった。
私が持参したドリーム・シアターの2ndを聴かせてやっても全くピンときていない様子だった。
さすが筋金入りのスラッシュフリークである。
(そのかわり、後ろの席の40後半くらいのサラリーマン風のおじさんが「これ誰ですか?」と、くいついてきた)

まぁ中学時代、地下のスラッシュメタルバンド発掘にお互いシノギを削った者同士なもんだから、尋常でないほど話が盛り上がった。
散々語り合ったあげく、やっぱ最強なのはMETALLICAの1st『血染めの鉄鎚』であるという結論に落ち着いた。
ブラックアルバムなんて論外だが、2ndや3rdを最高傑作という多数の意見にもピンときてなかったので、やっぱあんぱんとはスラッシュ感覚が一緒なんだなぁ~って嬉しくなった。



スラッシュ話がヒートアップしすぎて、気づいたらとうに終電時間を過ぎており、あんぱんには家族があるんでタクシーで帰宅せねばならなかったが、私がタクなんかで家に帰ったら莫大な料金がかかる為、始発まで店に残ることにした。


ここからは、その後に来店したとある常連客についての話(超くだらない愚痴なので、無視して結構です)。

私がリクエストでかけてもらってたドナルド・フェイゲンの1stに反応してきたやつがいて、「これ俺が持ってきたCDやねん」とか、「フェイゲンのアルバムはこれが一番!」とかひとりでしゃべりだしたので、私が「STEELY DANの作品もひっくるめてですか?」という質問に対して、こちらには目もくれず「これが一番!」と、グラスを片手にひとりで悦に浸っていやがる。
私は「なにスカしてやがんだ!」と、内心気分が悪くなった。

そして今度はこいつがすかした顔で「マスター、ビートルズの『ABBEY ROAD』のB面お願い!」とリクエストしやがったので、「A面は聴かないんですか?」と紳士的に話しかけたら、さっきと同じような態度で「B面が最高やねん!」とかほざきながらカウンターでリズムをとってやがる。
私はまたしても心の中で「スカしてんじゃねぇ!」と罵倒してしまっていた。
(ちなみに私はA面派。B面のメドレー構成は確かに最初衝撃を受けたが、何回も聴いてるうちに大そうな曲の運びが鼻についてきた。)

あ、またしてもスラッシュとビートルズの話が同居してしまっている!

とにかく、いかにも「俺はロックを分かってる」みたいな、他人の意見を相容れない独善的な態度がいちいちカンに触るのだ。
私もブログでは独善的だが、初対面の人と話す時はそれなりに中立的な態度で対峙するもんだ。
大っ嫌いなんだよなぁ~~、こういうタイプ!


まぁ、その後すぐに店を出てマクドで120円コーヒーで時間を潰し、200円分の電車賃を浮かすために、早朝のクソ寒い中、三条から東寺駅(約六条分)まで徒歩で移動してる自分もどうかと思うが。


I Want You (She's So Heavy) (Remastered 2009)


今日の1曲:『I WANT YOU(She's So Heavy)』/ THE BEATLES

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