AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
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使い捨てられ組傷なめ隊

2012年03月07日 | やっぱりメタル!!
あのマサカーの『FROM BEYOND』(1991)が、マサカマサカの再発!!
EP『INHUMAN CONDITION』もカップリング収録。
しかし、なんとも名状しがたい醜怪ジャケやなぁ~

故チャック・シュルディナーと共に、DEATHの前身バンドMANTASでヴォーカルとドラムを兼任していたカム・リーと、ギターのリック・ロッツ(ちなみにリックはDEATHの2ndにも参加)、そしてDEATH初期の安定したリズム隊を担った2ndと3rd参加のテリー・バトラー(b)とビル・アンドリュース(dr)らが85年に結成したのがこのMASSACREだ。(結成当時はOBITUARYのアレン・ウェストも在籍していたとか)
ようはチャックに引き抜かれ、使い捨てにされた者たちの寄せ集めバンドといったところですな。。
本作はDEATH脱退後、再び結集し正式デビューを果たしたマサカーの初作品。

音楽性は初期DEATHからチャックを引いた感じそのまんまといったところ。
カム・リーのマーク・バーニ風のイカついデスヴォーカルに、この時代特有のストレートに突き進む典型的なデスメタルを展開している。リック・ロッツはレパートリーが少なく、2nd『Leprosy』の使い回しみたいなギターを弾いている。
まぁ、いかにチャックがソングライターとして優れていたかが本作を聴いていてもよくわかる。DEATHのさらなるレベルアップのためにチャックに切り捨てられたのも仕方がなかったのかと。
ただ、彼らが初期DEATHのオドロオドロしさの部分を担っていたんだということも、本作を通して感ずるところではある。
彼らの放つ容赦ない一本調子の演奏力は、技術うんぬんでは説明できないとてつもない邪悪さが漲っている。

ところで、ドラマーのビル・アンドリュースさんは大の日本好きで有名である。
当時からひとりで日本に遊びに来ては、レコード屋でJ-POPを買い漁っていたのだとか。
で、とうとう日本に住みついてしまって、現在はディスクヘブン名古屋店で働いておられます。私も一回会いに行って私の大好きなDEATHの3rdアルバム『Spiritual Healing』のジャケットにサインしてもらいました。

で、傑作なのがこのマサカーの歌詞カード最後のビルの“Special Thanx”のリストにOUTRAGEらのメンバーの他、なんとプリンセス・プリンセスの名前がクレジットされてある!(笑笑笑)

ちょっとページをまたぎますが、“PRINCESS PRINCESS”の名前が!この人相当ですよ。


てゆーかプリプリと面識あったのかな?浜田麻里さんの名前なんかも見受けられます。


こんなステキなポスターまでついてきます。
EP『INHUMAN CONDITION』ジャケ画。ちなみに裏が『FROM BEYOND』の絵柄の両面タイプ。
(左から3番目がビル・アンドリュースさん)





今日の1曲:『FROM BEYOND』/ MASSACRE

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