VIOLENT ATTITUDEレポ続き。
いよいよ待ちに待ったオオトリDOOMの登場である。会場のギャラリーもかなり増えていた。
中には諸さんの当時のメイクを施したと思しき女性ファンの姿も。
まず、PAZZ氏の要塞型ドラムセットが台車で運ばれてきた時はどよめきが起こった。テリー・ボジオのほどではないが、オーディエンスをビビらせるには十分の迫力だ。

DOOM開演前はBGMにクリムゾンの『RED』が流れてて、会場に程良い緊張感を与えていたが、暗転するやなんや陽気なサンバが流れ出しDOOMメンバーが登場したのにはズッコかされたな。20年前寝屋川で見たときは「ポセイドンのめざめ」が入場テーマ曲でいい感じだったのに・・・
しかし次の瞬間、あの鳥のさえずりのようなSEが流れ、一発目“ROCKIN' RUSSIAN”で「キターーッ!!」って歓喜した。
しかし、なんだかバンド全体が不安定だ。正直まだリハビリ中のDOOMって感じ。
肝心のフレットレスベースは全然響いてこず、PAZZ氏のややこしいドラミングはなんだか空回り感が否めない。
演奏に全くまとまりがないのだ。はっきりいってDOOMのようなアヴァンギャルドでややこしい楽曲のバンドがまとまり無くしたらおしまいですよ。
藤田氏は久々の大舞台、オオトリの緊張感からか、全然正面を向かずなんだか自信なさげなプレイをしている。その音あってんのか?みたいな全くキレの感じられないプレイで、叫ぶところでの藤田節「アオアオ!」も全然言わない。
藤田氏のこの佇まいは客席全体をも不安にさせるし、私自信非常にヤキモキさせられた。

案の定、機材トラブルだかチューニングが狂ってたかなんかで、スタッフがギターを2回くらい交換しにきてた。
その後も私の好きな中期作からガンガンやってくれていたんだけど、悲しいかな演奏に全く勢いがなくてほんま不完全燃焼。
その調子の出ないバンドの演奏に合わせたかのように、それまでなんともなかった後ろのモニターのDOOMロゴの映写がブレだししまいには全く写らなくなった。
もうDOOM全体が呪われてるとしか思えなかった。
思ったんだけど、会場に諸さん来てたんじゃないかな。
こんな中途半端なDOOM再始動は認められないと。

バンドの調子が上がり始めたのは、ゲストでオリメンの廣川錠一郎氏が叩きだしてから。
実は錠さんのプレイを一度も拝んだことがなく、錠さんがステージに登場したときは素顔も見たことなかったくせに(あのバケモノメイクの下にはあんなやさしい素顔がかくれてたんですね)妙に感激してしまった。
思わず「錠さーーん!!」と叫んでしまったくらい。
そしていきなり私の好物の“FENCE AND BARICADE”だ!これでテンション上がらないわけがない。
PAZZ氏の1/4くらいのシンプルなドラムセットなのに、錠さんの楽曲に忠実で的確なプレイはバンド全体に安定感、そして聴き手には安心感を与えていた。
「オラオラもっとこいや!」ってスティックをふって客を煽る仕草なんかも実に頼もしかった。
そして立て続けにキラーチューン“Killing Field”!!ここで私も本日初トリハダ。
さらにアンコールの時、ゲスト2でBAKI氏が登場。客をさらに盛り上げる。
しかし、まさか唯一DOOMに一度も在籍してたことのないBAKI氏が唯一メーキャップを施してくるとはね。おそらく諸さんメイクだったのかな?ニクい演出だ。
ここでキッスの“PARASITE”が演奏されたが、レコーディングの後半の原曲無視のアヴァンギャルド展開には至らなく普通のカヴァーに終わったのは残念。
BAKI氏は悪ノリしすぎて客席にダイブ!スタッフの人に怒られそそくさと舞台袖にハケていったが、いや、ライブはこうでなくっちゃいけない!
そのゲストたちに勇気づけられてか、その後の藤田氏が見違えるように調子が上がり始めた。
最後1st『NO MORE PAIN...』から“DEATH TO WIMP!”、そして“WHY!”が演奏され、私はワーーーイっ!となって、もっと周りにスキマがあったら走り回っていたことだろう。
“WHY!”でのコール&レスポンスは前の数人しかコブシを挙げてはおらず、やはり楽曲を知らん人が大半を占めてたんだろうと思われる。
オーディエンスは多かったが、昔の寝屋川と同様ライブ中ずっと地蔵だからな。
やっぱCASBAH、GASTUNKファンが多かったのかな?
とまぁ、なんだか煮え切らん今回のDOOM復活東京遠征であった。
当日ライブ見にくるといっていた東京の知人にも会えず(仕事で来れなかったらしい、だったら連絡せーよ!)今後のDOOMの活動に期待しつつ、川崎を後にした。
今日の1曲:『Death To Wimp!』/ DOOM
いよいよ待ちに待ったオオトリDOOMの登場である。会場のギャラリーもかなり増えていた。
中には諸さんの当時のメイクを施したと思しき女性ファンの姿も。
まず、PAZZ氏の要塞型ドラムセットが台車で運ばれてきた時はどよめきが起こった。テリー・ボジオのほどではないが、オーディエンスをビビらせるには十分の迫力だ。

DOOM開演前はBGMにクリムゾンの『RED』が流れてて、会場に程良い緊張感を与えていたが、暗転するやなんや陽気なサンバが流れ出しDOOMメンバーが登場したのにはズッコかされたな。20年前寝屋川で見たときは「ポセイドンのめざめ」が入場テーマ曲でいい感じだったのに・・・
しかし次の瞬間、あの鳥のさえずりのようなSEが流れ、一発目“ROCKIN' RUSSIAN”で「キターーッ!!」って歓喜した。
しかし、なんだかバンド全体が不安定だ。正直まだリハビリ中のDOOMって感じ。
肝心のフレットレスベースは全然響いてこず、PAZZ氏のややこしいドラミングはなんだか空回り感が否めない。
演奏に全くまとまりがないのだ。はっきりいってDOOMのようなアヴァンギャルドでややこしい楽曲のバンドがまとまり無くしたらおしまいですよ。
藤田氏は久々の大舞台、オオトリの緊張感からか、全然正面を向かずなんだか自信なさげなプレイをしている。その音あってんのか?みたいな全くキレの感じられないプレイで、叫ぶところでの藤田節「アオアオ!」も全然言わない。
藤田氏のこの佇まいは客席全体をも不安にさせるし、私自信非常にヤキモキさせられた。

案の定、機材トラブルだかチューニングが狂ってたかなんかで、スタッフがギターを2回くらい交換しにきてた。
その後も私の好きな中期作からガンガンやってくれていたんだけど、悲しいかな演奏に全く勢いがなくてほんま不完全燃焼。
その調子の出ないバンドの演奏に合わせたかのように、それまでなんともなかった後ろのモニターのDOOMロゴの映写がブレだししまいには全く写らなくなった。
もうDOOM全体が呪われてるとしか思えなかった。
思ったんだけど、会場に諸さん来てたんじゃないかな。
こんな中途半端なDOOM再始動は認められないと。

バンドの調子が上がり始めたのは、ゲストでオリメンの廣川錠一郎氏が叩きだしてから。
実は錠さんのプレイを一度も拝んだことがなく、錠さんがステージに登場したときは素顔も見たことなかったくせに(あのバケモノメイクの下にはあんなやさしい素顔がかくれてたんですね)妙に感激してしまった。
思わず「錠さーーん!!」と叫んでしまったくらい。
そしていきなり私の好物の“FENCE AND BARICADE”だ!これでテンション上がらないわけがない。
PAZZ氏の1/4くらいのシンプルなドラムセットなのに、錠さんの楽曲に忠実で的確なプレイはバンド全体に安定感、そして聴き手には安心感を与えていた。
「オラオラもっとこいや!」ってスティックをふって客を煽る仕草なんかも実に頼もしかった。
そして立て続けにキラーチューン“Killing Field”!!ここで私も本日初トリハダ。
さらにアンコールの時、ゲスト2でBAKI氏が登場。客をさらに盛り上げる。
しかし、まさか唯一DOOMに一度も在籍してたことのないBAKI氏が唯一メーキャップを施してくるとはね。おそらく諸さんメイクだったのかな?ニクい演出だ。
ここでキッスの“PARASITE”が演奏されたが、レコーディングの後半の原曲無視のアヴァンギャルド展開には至らなく普通のカヴァーに終わったのは残念。
BAKI氏は悪ノリしすぎて客席にダイブ!スタッフの人に怒られそそくさと舞台袖にハケていったが、いや、ライブはこうでなくっちゃいけない!
そのゲストたちに勇気づけられてか、その後の藤田氏が見違えるように調子が上がり始めた。
最後1st『NO MORE PAIN...』から“DEATH TO WIMP!”、そして“WHY!”が演奏され、私はワーーーイっ!となって、もっと周りにスキマがあったら走り回っていたことだろう。
“WHY!”でのコール&レスポンスは前の数人しかコブシを挙げてはおらず、やはり楽曲を知らん人が大半を占めてたんだろうと思われる。
オーディエンスは多かったが、昔の寝屋川と同様ライブ中ずっと地蔵だからな。
やっぱCASBAH、GASTUNKファンが多かったのかな?
とまぁ、なんだか煮え切らん今回のDOOM復活東京遠征であった。
当日ライブ見にくるといっていた東京の知人にも会えず(仕事で来れなかったらしい、だったら連絡せーよ!)今後のDOOMの活動に期待しつつ、川崎を後にした。
今日の1曲:『Death To Wimp!』/ DOOM