酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

中学1年生

2005年10月04日 | コミュニケーション
今日は 東京のM市の中学1年生が対象の研修会

講師暦はそこそこの私であるが これは初めての体験だった

いつもは 大人が相手の研修会だ


きっかけは M市で地域活動に熱意のあるS氏の尽力だった

日頃から 地元で地域活動に 精力を発揮しているSさん

今回は 中学生にコミュニケーションの大切さを 実感してもらうこと

具体的には 以下の事情があった


同校の1年生が 先月 校外視察で各所を巡ってきた

5~6人のチームを組んで 都内の各所を見学

その視察の発表を 文書でなく 大勢の前で発表するという


今日は 私を含めて5人の講師が派遣された

いつもと違うのは 講師全員がボランティア活動だったこと

Sさんの気合 情熱にほだされての出講だった

中学生諸君にとっては 正式な本番前の事前訓練の場だった


正直に言って 数日前から 不安感が襲っていた

果たして おとなしく聞いてくれるのか

最近のマスコミ報道にあるように 教室の崩壊

授業の成立にもならず 頭を抱える教師団

ろくでもないことばかり 頭をかすめていた


想像が 全く覆された

素晴らしい 生徒達だった

事前に 訪問した 浅草・東京タワー・水族館・江戸東京博物館等

訪問時の状況を 見事に説明してくれた


もっとも感動的だったのが みんなの聞く態度だ

ひとりずつ 前に出ての1分のプレゼンの間

実に しっかりと仲間の話を聞いていた

ときには 応援の声も飛ぶ  それを聞く話し手のうれしそうな無邪気な表情


読むこと 書くことは 学校教育の根幹だ

しかし 話す 聞くという肝心なコミュニケーションは あまり勉強の機会がない

当校の校長 教育長の よき理解あってこその研修会だった

数十年前の 中学時代に戻った感じの講習会

彼らから エネルギーをいただいた 1日でした

これは ほかの4人の講師も 同じ感想を述べていました


追記・ あいさつ 返事 これも実に行き届いた生徒たちでした