酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

笑顔

2005年08月31日 | コミュニケーション
いよいよ衆議院議員の選挙戦の開幕だ

全国300ブロックで 立候補者1132人が 街角に飛び出した

我が下町も 一段と賑やかになってきた

立候補者は4人だ 投票所の近くにポスターが貼ってある

3人が顔写真つきで 1人はなんやら小さな文字で 政策を訴えているポスターだ


3人の顔 表情が素晴らしい笑顔だ これ以上はできませんというほどの笑顔

いつも こんな顔をして生活をしているのだろうか

そうとすれば ずいぶんとお疲れになるに違いない


そこで ふと思い出したのが 現役時代のある部署のときだ

よき時代だった

役所が「結婚相談所」を運営していたことがあった もちろん無料

登録者は男性1000名 対する女性は3000名だった

年間の成立件数 50~60組を誇った公立相談所の名門

時代はアナログ全盛 現在のようにコンピューター処理ではない

登録者はB5の用紙に 必要事項を書き込んでいた

裏面は自慢の写真を添付する

一度だけ この写真を全部見直したことがあった

結果は 男女とも”笑顔”が90パーセントを占めた

アマチ シゲルのように 眉間に皺3本といった写真は皆無だった


選挙ポスター・お見合い写真 共通項はこぼれんばかりの笑顔にあった

笑顔は 明るさに通じる 安心感 信頼感に発展することもあるだろう

相手には コトバ・声より先に届いてしまう視覚のコミュニケーションだ

私たちが 意識の下で求めている”明るさ”

選挙も 見合いも 相手にまず受け入れてもらわなければ 具合が悪い


かくして ポスターは笑顔の過剰販売を誕生させたのだろう

しっかりと 笑顔の真贋を見極めて いかねばならない

”明るさ”は時には両刃の刃になる


ちなみに かの相談所の記入欄のひとつに

「相手に望む性格」があった これも”明るい方”を望むが 大半を占めていた

人間は「明るい」に弱いようだ


みなさまの 地元のポスターはいかがでしょうか

明るい? 暗い?