普段、お昼にカフェをオープンさせるため、その前に昼飯を食べることになるが、なるべく簡単に済ませたいのと、満腹になると料理をしたくなくなるので、どうしても少食になる。
昨日の休みは、昼ご飯のおかずがなかったので、久しぶりに外食することにした。サラリーマンの頃はほぼ毎日だった外食も、今では年に数度という頻度で、最近は外食をするという食事の選択肢は、旅行をしたときくらいしか頭に浮かばない。
で、何を食べようということになって、家ではやらないものにしようと思い、カキフライかトンカツにしようと決めた。出かけたのは人気のお店だったので多分は入れないだろうと思っていたが、幸い待っている客は1組だけだったので、そのまま待つことにした。
ところが、たったの1組なのになかなか順番が回ってこない。待つ間にメニューを渡されたのでカキフライを頼むと、2月いっぱいで終了という返事。じゃあ、トンカツ定食だ。やっと順番が回ってきてカウンターに向かうと、なんとどんぶりに山盛りになったサラダが出てくるではないか。その量は尋常じゃなく、これだけで腹一杯になりそうだ。思わず、馬じゃないんだからと突っ込みたくなる。ご飯もお代わりしてくださいと、大きな茶碗に盛られたのが出され、味噌汁も漬物も二人分くらいの量が出る。
ちゃっちゃと食って出ようと思っていたが、腰を据えてかからなければとても食べ切れそうにない。なんとか30分以上かかって食べ終わったが、これでは順番がなかなか回ってこないはずである。それにしても、人気店というのはこの量にあったかと改めて納得した。そういえば、年配の人の姿は見かけないもんな。
というわけで、あまりに腹一杯になったので、午後は何もやる気が起きず、夕方の散歩を簡単に済ますと、夕飯も食わずにグタグタ過ごしたのであった。昼飯代にしては割高だったなと思っていたが、夕食を食べずに済んだので、案外安上がりだったかもしれない。
それにしても、いつの間にか少食になっていた自分にビックリだ。