九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

サッカー代表対デンマーク戦、「闘いの焦点」  文科系

2010年06月24日 02時46分01秒 | スポーツ
 まさに「判決の日」が来ました。それも、死ぬか生きるかの。現在までの勝ち点で言えば、オランダ6、日本3、デンマーク3、カメルーン0という組で、得失点差で2、3位の対決。もう片方のゲームでカメルーンがオランダに勝っても、カメルーンのここまでの失点が多いから、日本は、同点以上なら「生」となるでしょう。さて、そのデンマークとの対決をいろいろ読んでみましたが、その内容をまとめてみました。

 デンマークの特徴はこうです。
①体は強く、組織だっているが、個人技、攻撃力はそれほどではない。
②組織的に、また精神的にがっちりとしたチームで、組織的守備を中心にして意外に勝負強い。例として、ワールドカップ出場時3回すべてで予選通過を果たしている。オルセン監督が10年もの長期政権で、その力が大きい。
③両チームの対オランダ戦データは、こんなふうである。
 まず得点は、日本0対オランダ1に対して、デンマーク1対オランダ2
 シュート数、日本10対オランダ9で、デンマーク10対オランダ18
 そのうち枠内シュートは、日本3対オランダ5で、デンマーク3対オランダ7
 ファール数は、日本11対オランダ18で、デンマーク20対オランダ13
 ボール保持率は、日本39対オランダ61で、デンマーク42対オランダ58
 これらの数字から浮かぶ両チーム比較は、こうなるだろう。大きい差があるファール数比較が正反対の数値を示しているが、技術・スピードで日本がデンマークをかなり上回っている事を示していると推定できる。シュート数比較でも、日本の方がかなり優位に立っているから、攻撃力、防御力ともに日本の方が今は上だと言って良い。
④両チームの対カメルーン戦得点は、日本1対カメルーン0で、デンマーク2対カメルーン1である。

 さて、こんな両チームが、「日本は同点でも良いが、デンマークは勝たねばならない」という状況で対決するわけです。これは、日本が有利だということ。さほど攻撃的ではないデンマークが、デンマークよりも守備力がある日本に勝たねばならないということですから。つまり、こうなる。「デンマークの攻撃パターン、主要攻撃部分に同時に破綻も潜んでいる」という闘いになるでしょう。日本は、そこを狙うというやり方にすればよいわけです。
 さてそして、デンマークのけっして多くはない攻撃パターンはこうです。ボランチのC・ポウルセンとセンターバック、アッゲルらの正確なパスを、まずセンターフォワード、ベントナーが、次いで右ウイング、D・ロンメダールが受けるところから始まっている。よって、日本の防御はまず、こう。「攻撃のパスを、出所2カ所に圧力をかけてこれを乱し、その受け手にもマークを付けて上手くさばかせない」と。この受け手に関しては、こうです。ポスト・ベントナーを巡る攻防が第一の戦場になりますが、デンマーク攻撃陣で最もスピードのあるロンメダールをそこに絡ませなければ攻撃力が半減以下になる、と。こうして、どの予測を読んでみても、こう書いてありました。
「右ウイング・ロンメダールと日本の左サイドバック長友の対決が焦点」
 つまり、ロンメダールを、長友がマークすることによってベントナーらとの連携を断ち切るなど、自由にさせないこと。これです。ここで成功すれば、デンマークの攻撃力は半減を遙かに割ることになるでしょう。長友がカメルーンのエトウやオランダのカイトのマークに努めたのと同義、同じ役割ということですね。なお、エース・ベントナーはやや下がって受ける事が多いようですから、阿部、長谷部のマークが多くなるのではないでしょうか。例によって、身長差があってロングボールを納められても、体を寄せたり、他との連携を切ったり、セカンドボールを狙ったりと、速い判断・技術で同等以上にカバーする事は可能です。

 以上が、対デンマーク戦の焦点。
「日本陣左における長友・ロンメダールの闘い」
「観戦中はボールの位置を常に頭に置きながらも、長友・ロンメダールの駆け引きを観る」
 これが本日のお楽しみポイント! 194センチ、80キロのベントナーに対して小さな長友は170センチ、68キロ。その偉大さが、きっとおわかりいただけると思います。とにかく、強くて、速くて、長持ち、そして何よりも強気ですから。下から低くベントナーにぶつかっていく姿は、体の小ささなんか気にもとめていないように見えるはずです。
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「沖縄慰霊の日」とNHK      只今

2010年06月23日 15時45分47秒 | Weblog
 NHKは、『琉球新報』の広告欄に「NHkだからこそやらなければならないことがあります」と銘打って、
 6月23日の沖縄全戦没者追悼式と一連の沖縄戦ドキュメントの放映予定を掲示し、それを受けて追悼式を中継した。
 圧巻は、普天間高校三年生の名嘉司央里さんの「変えていく」と題した自作詩の朗読で、その詩はこう始った。
 
    =今日もまたはじまる いつもの日常  当たり前に食事をして 当たり前に好きなことを学んで 
     当たり前に安心して眠りにつく そんな普通の一日

     今日もまたはじまる いつもの日常  当たり前に基地があって 当たり前にヘリが飛んでいて 
     当たり前に爆弾実験が行われている そんな普通の一日
     
     一見「平和」に思えるこの小さな島 そこにいつの間にか 当たり前ではない 当たり前であってはならないものが 
     入り込んでしまった
     普通なら受け入れられない現実も 当たり前に受け入れてしまっていた これで本当にいいのだろうか(中略)
                        
     6月23日慰霊の日 あの黒い礎にはたくさんの人が訪れる そしてその一つ一つの名前に触れ 
     涙を浮かべながら語りかける
     「今年も会いにきたよ」と 手を合わせ目を瞑り祈りを捧げる (後略)=

 
 さてNHKの予告には、23日の午後に「沖縄戦 残された傷」が放送されるはずだが、その時間、この本土では「タイムスクープ」とかいう再放送番組だった。
 25日には、「伊江島 孤島の悲劇」、27日には、ETV「新たに見つかった沖縄戦の映像」との予告がある。
 この番組が放送されるかどうか、見守りたい。
 「公共放送NHKだからこそ やらなければならないことがあります」 が本当か、どうか!       



 
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金子達仁流スポーツジャーナリストの特徴  文科系

2010年06月23日 13時33分53秒 | スポーツ
  サッカージャーナリスト・金子達仁氏への告発を、昨日ここに書いた。その現物をご紹介して、最新の週刊朝日における同氏の関連記事を確認しつつ、サッカージャーナリズムを貶める人物ということでその特徴をまとめ、改めて告発の書としたい。まず、昨日述べたことの現物はこうだ。サイト・ サポティスタの記事からの抜粋である。          http://supportista.jp/2010/06/news21041512.html
【 2006年W杯終了後、座談会での金子達仁氏の発言
「代表チームとは、勝つためにある。だから、すごく不思議なのは、オシムにいいサッカー、日本人らしいサッカーを 期待している人達ってすごく多いじゃないですか、意味ないと僕は思うんですよ。大事なのは勝つこと。ヒディングに、韓国代表は韓国のサッカーを作ってくれと頼んだのか?違いますから。勝つか負けるか。」

2010年カメルーン戦終了後の金子達仁氏コラム
「この勝利は、日本代表の勝利ではない。岡田監督の勝利だった。勝ち点3と引き換えに、日本サッカーは大きなものを失った。日本=退屈。日本=アンチ・フットボール。この試合で張られたレッテルを剥(は)がすには、相当な時間が必要になることだろう」 】

 さて、こういう態度そのものが、週刊朝日最新号でも相変わらず続行されている。今度は、カメルーン戦の後のオランダ戦をも終えて、この代表2戦の比較の文章として。その題名にしてからが、こういうものである。『最も醜い勝利を得た日本は、最も感動的な敗北を魅せた』。この内容はいかなるものであるか。要するになんの具体的記述もなく、様々な形容文章、形容詞を駆使して題名のことを繰り返すだけのことだった。典型的な不勉強かつ単純な、「単一感想文章」にすぎない。そのことを、焦点の言葉の最も具体的な述語・記述部分を見ることによって、証明してみたいと思う。

 まず、『最も醜い勝利』について 
『勝つためには蹴っておけばいい。ボールをつなぐことなんか考えず、ただクリアしておけばいい』
『意図のないキックアンドラッシュに走るチームが病的なまでに批判されてきたのはなぜだったのか』
『カメルーン戦における日本が、泣きたくなるほど寂しいサッカーしかできなかったのは、日本だったから、ではない。気が遠くなるほどに自信が欠如していたからだった』
これに対して、『最も感動的な敗北』は
『スナイデルの一撃をくらってもなお、闘志を失わなかった。それどころか、安全地帯に足を踏み入れた気になっていた優勝候補の喉笛をえぐる攻めを見せた。こんな日本は見たことがなかった。こんな日本が見たかった』

 上記の抜粋は、断っておくが、最も具体的な叙述部分を抜き出したつもりである。「大山鳴動、ネズミ一匹」とは、こういう文章を言うのだろう。大げさな題名に、大げさかつ同語反復ばかりの記述、述語。決め込んだ抽象的テーマに、過去の知識を、連想ゲームか、判じ物のように当てはめて、売文箇所、分量を増やすだけ。対象の具体的な記述、叙述が全く欠けていて、寝ていても書ける文章の典型である。
 「勝利だけが重要」なのか「最も醜い勝利」は嫌なのか、貴方はそもそもどっちなのだ。全くの「アンチサッカー」をやったその同じチームがその5日後に、そもそも、正反対の「繋いで、攻めるサッカー」をやりおおせたなどということが、ありうるのか。これがあり得ないということを、氏自身が上記のカメルーン戦講評文章中に、こう述べているではないか。
 『この試合で張られたレッテルを剥(は)がすには、相当な時間が必要になることだろう』
 この正反対がありうると断定したとするならば、その具体的事実をこそ描かねばならないはずだ。それが何も描かれずに、テーマだけは厳然として終始存在し続けるって、どういうことなのか? 具体的事実を少しでも描写していたならテーマも多少は変わってくると、テーマに合わない部分も見えてくると、すると、同じチームの少々異なった二つのゲームの間にもこんな共通性があると、それが目の覚めている勉強家の文章という物ではないか。上の二つの文章から、彼のそういう欠陥が同様に見え透いてくるのである。

 結論。アルコール漬けになって寝ていても書ける文章。なお、ゲーム・データが何もない文章はほぼこの手の文章とみなして、間違いなし。そして、この手のスポーツライターが多すぎると思う。
「俺様は、データーなしでもゲーム(結論)がすぐに見えるのであーる」。本当に分かった人は、大げさな形容一言では終わらせないはずだろう。ゲーム、チーム表現をそれで終わらせてきた人は、その大げさな言葉の矛盾を後に激しく衝かれることになるというのも、必定であろう。
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 スポーツ・ジャーナリズムが、軽すぎる  文科系

2010年06月22日 12時43分35秒 | スポーツ
 20日拙稿がスポーツ・マスコミ批判だったこともあって、書いた直後にこういうコメントをこれに追加することになった。同じ、20日付けのコメントである。

【 追加です。「スポーツは遊び?」という題名の。
 マスコミの不勉強を見るにつけても「スポーツは遊びか」を、少々。
 何よりも明白なのは、スポーツ記者にとってはスポーツは「職業」のはず。それがこんなに不勉強では、全く困る。
 次いで、マスコミ記者を育てるのは、読者の水準という問題もある。日本人は文化を、その評論水準も含めて「遊び」のように扱ってこなかったか? それが日本の文化記事を貧困なものにするということはなかったか。
 スポーツはさらに、他の文化芸術に比べてもっと(見る)遊びのように扱われてこなかったか? その結末が相撲界の現実であり、ここでも触れられた「張本のあの態度!」だと、僕は思う。
 以上に対して、たった一言の反論を。「遊び」の少ない、もしくはその程度の低い人生って、何? お金儲けて、高価な物を誇示するだけが、人生? 】

 さて、金子達仁という著名なサッカージャーナリスト、スポーツジャーナリストが現在、ある大変な物議を醸している。以前と現在と二つのワールドカップで、サッカーについて述べた根本的議論に大きな矛盾が存在すると告発されて。過去には「ワールドカップは、勝利こそ全て」の一色で語っていた彼が、今回は「勝利などどうでもよい。あの岡田に勝ってもらっては困るのだ」と語ったのである。そしてまた今回の言葉を、以前との食い違いに釈明でも付して語ったならばともかく、ただ前言に無自覚にだけ語ったからいけない。しかもこの問題は、スポーツの根本問題の一つ、物議が無くては済まないのである。
 また彼は、人々が「弁解にすぎない」と見うるような伏線もこの間いっぱい作っていた。この間の彼は、岡田監督を文字通り襤褸糞に批判してきたから、カメルーン戦勝利、オランダ戦善戦を前にして、自己弁護の強弁、歪んだプライドと見られもしたのである。

 さて、随筆も含めた日本の文学世界に、スポーツものは最近まできわめて少なかった。文学のにおいのする書き手は、今でもまだ希少と語って良いだろう。これは同人誌活動などの世界でも、有名な話である。
 先進国の例えばフランスでも似たような事情があり続けてきたらしく、特にサッカーなどは、知識人、上流階級はたまの鑑賞者・経営者などとしてはともかく、「愛好者と言うのは何か恥ずかしい」という感じ方がかなり根強く存在していると聞く。「労働者階級の文化」とでもいう伝統なのだろうか。「肉体を精神から分離して、これを精神よりも一段低い物と扱ってきた」長い伝統も関わってのことなのだろう。ちなみに、僕の結婚式スピーチで仲人をしてくれた人・親友の父が、こんなことを語ったのを、スポーツ好きだった僕は今でも良く覚えている。
『私はけっして頭が良くはないスポーツ選手たちを多く預かるのが仕事でして、彼らに接する機会が多いのですが』

 文学的随筆という趣の世界に、スポーツが入ってこなかったのには、以上のような歴史的背景、事情が関与しているはずだと考えている。
 「物だけではなく、心も」とか、「働くだけではなく、文化、自然、環境、イクメンも」などと語られる時代になった。そういう文化の世界で、もっともっとスポーツ・ジャーナリズムがその権威を高めて欲しいと願っている。でないと、若者たちの中で文化がねじ曲がっていくような恐怖さえ感じている。「実物サッカーよりも、サッカーゲーム」。「実物恋愛よりも、恋愛ゲーム、婚活ゲーム」。「その延長のような、その場限りで何も残らない、実物結婚式」。総じて、「実物の文化よりも、ネット世界の文化」みたいな。
 しょせん人間は、「この世」で生きるしかないのだけどなー! そもそも、家事や自然、実物対人関係などこの世の機微に疎くなり、さらに「それを魅力的に表現する」のがもっと下手になるならば、ネット社会にもろくな情報、ソフトを発信できなくなるはずなのだ。今のネット社会は情報量が多いだけに、どんどんそうなっているようにやはり恐怖感を持って感じている。

 急いで書いたので、舌足らずな読みにくい文章で済みません。でも、大きな問題提起のつもりです。ここまで読み進んでいただけた皆様には、熱意の所在をどうかお酌み取りください。
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G20の争点    らくせき

2010年06月20日 15時38分19秒 | Weblog
カナダでのG20。
イギリス・フランス・ドイツが提案する金融取引税問題。

金融はもっともグローバル化の進んだ世界。
サブプライム・ローン問題のように
金融危機を引き起こす事態を防ぐために
新たに税金を課すべし、という国々。

金融派生製品の扱い、証券の空売りなど。
対策をうつべし、という声。

一方、アメリカを先頭にカナダなどは反対。
アメリカは金融で覇権をにぎっているから
絶対、反対・・・

日本は、いったい、どうするのか?
経団連は、当然、アメリカ寄り。

ここは国民のとって、どっちが良いのか?
すくなくともプラス・マイナスを解説する記事が
もっと書かれても良いはずですが・・・

あまり見当たらないのは、意識的なサボタージュか?
単なる無知か?

1400兆円のお金持ちは、どっちを望んでいるのか?
日和見かな?


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昨日オランダ戦拙稿コメントへのお返事  文科系

2010年06月20日 13時52分15秒 | スポーツ
 昨日の拙稿へのコメントにお返事として書いたものをここに載せさせていただくことにしました。済みません。特別に投稿を書く気力が出ないというか、疲れ切ってしまいましたので。昨日ここに書いたように、僕は勝つ可能性を2~3割描いていた。ゲーム途中はさらに勝てる可能性をひしひしと感じた。「勝てるゲーム!」だったんです。
 それにしても、マスコミの無責任さはこんなところにも現れている。また全くのマスコミ不信ですね。今日のお返事の書き出しも、それでした。

【 みなさん、マスコミっていかに無責任か、「オランダ戦予想と結果の報道」でも、分かるでしょう。相手をゴリアテに描いて、自分をダビデより遙かに小さなコビトに描く。そうしておいて、「予想外?」の好結果が出たら「善戦、凄い!」と、来る。サッカーを何も勉強していないこと丸出し、全くの素人並みの態度という他はありません。
 さて、昨日はこう書きました。
『こうして、オランダにも2点差以上にはならないと、こう申しておきましょう。同点どころか、勝つことも2~3割はある。それがサッカー』
 「今野先発」の件の真相は、こうでした。
 非公開練習をマスコミがリークしたようで、岡田がもの凄く怒っていた。ただしこの「今野先発・スナイデルー専用」案は、選手から反論意見が出て、岡田が取り下げたみたいです。ゲームキャプテンの長谷部、守備の柱・中沢、チームキャプテン川口あたりが直談判したのでしょうか。

さて、らくせきさん
 チームは、一つにはなっていました。が、例外もある。まず大久保。オシムが「エゴイストだ」と怒っていました。もっと良い状態の選手がいるのに自分が突っ込んでばかりと。そのくせ「ボールが来ない! もっと俺をよく見ろ!」と怒っている始末。本田はそんな大久保には、もっとこう叫ぶ権利があるでしょう。「おまえこそ、もっと周りをよく見ろ!」
 さて、結果論ですが、勝てたゲームでした。岡崎は最後のシュートを「コロがせなかった。そこが未熟!」と大変悔やんでいた。僕なら、前述のような大久保を引っ込め、岡崎と俊輔、玉田をもう少し前から出してあげたでしょう。これは、岡田が悪いと思います。

次にバックパスさんへ
 俊輔への批判はちょっと違うと思う。俊輔の言葉によれば、こう考えつつ出場したそうです。「0対1で終われば得失点差0。今のデンマークが-2、カメルーンが-1だから、どちらが勝っても日本が有利だろう。今の日本、0対2にすることが一番いけない。かと言って1対1も目指さねばならないし。難しいぞ」と。
 そのように迷いつつ、俊輔はいきなり初出場した。しかも、1m離れた味方の声も全く聞えないブブセラの中だ。後ろから突っかけられてボールを失うこともありますよ。敵の攻撃陣は、プレスの判断もスピードも凄く速く、体、腰の入れ方も実に速くて、上手かったですからね。
 この俊輔、デンマーク戦に期するところはなはだ大のはずで、是非出してあげたいな-!】

追加を少々
①基本データーはこうです。
 シュート数ー日本10:オランダ9。うち枠内が3:5。ボール保持率ー39対51。反則ー11対18。フリーキックー20対12。
②オランダ側の日本評価。
 まず、オランダ国営放送の内容。『日本の組織力と規律は素晴らしかった。最後の岡崎のシュート・ミスなどもあって、オランダが勝てたのはラッキーと言って良い』
 次いで、オランダの顔・スナイデル。『日本は創造的で、足も速く、よく走る!』
③デンマーク戦についての僕の願い
・相手が格上であることを、初心通り忘れないように振る舞って欲しい。やはり、余程頑張らないと同点も難しいということを。
・4-2-3-1でやって欲しい。トップは玉田か岡崎、2列目は左から遠藤(松井)、本田、松井(遠藤)。この方が、ボールが前に収りやすいだろう。終盤同点なら、そのときこそ矢野や今野を出して欲しい。
・前4人やサイドバックは前半から、時にはもっとリスクを冒して欲しい。フォロー、パスアンドゴーとツナギを重視した「人もボールも走る、スピードサッカー」の原点に! 


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人民日報の記事    らくせき

2010年06月19日 13時25分40秒 | Weblog
最近、人民日報のサイトを時々、覗いています。
こんな記事があるんですね。
日本の新聞の記事かと思ってしまいます。
ちょっと長いですが・・・


菅首相は日本経済の再建について「第三の道」を掲げ、注目を集めている。第
一の道は、日本の高度成長期の路線で、道路や港などインフラ建設に
力を入れた経済成長率の向上だが、
その欠点としては浪費がかさみ、政治業績本位の事業が多いことがあげられる。

第二の道は、小泉純一郎氏が掲げた構造改革路線で、
市場重視、競争重視、規定緩和、民営化促進の結果、
「勝ち組」と「負け組」があらわれ、社会の格差が広がった。

第三の道は相対的には、経済社会に存在する様々な問題を解決することで、
新たな需要を生み、経済成長につなげるというものだ。

周知の通り、ブレア英前首相は第三の道の時代を築いた。
第三の道とは欧米の現代資本主義といわれる米国の新自由主義と
欧州大陸の社会民主主義の2つを組み合わせた資本主義で、
この新理念のもと、ブレア氏は政治、経済、外交、社会など多くの面で成果を残し、
称賛と高い評価を得た。

かつて菅氏が民主党代表としてこの理念を発表した際、
その1カ月前に東京でブレア氏と会談していたことから、
ブレア氏から影響を受けたものだと認識された。

だが菅首相が掲げる第三の道は日本がこれまで通ってこなかった道であるため、
はっきりしたロードマップはなく、聞こえはいいが具体的ではない。
大和総合研究所の熊谷亮丸シニアエコノミストは、
競争を掲げない第三の道は行き詰るとし、第二の道と融合する必要があると指摘する。

第三の道の議論につきまとう市場原理に対する嫌悪感と増税路線には偏りがみられ、
日本の経済競争力を蝕む「大政府」や、過去の「護送船団時代」に戻る傾向にある。
これだと第一の道に逆戻りではないか?

ともかく、第三の道は未知数であるため、菅氏の説明を聞き、その行動を見るしかない。
さらに重要なのは日本の国民が菅首相の行動に目を向けることだ。

    

よく日本を観察していますね。
中国は、これからアメリカのような道を進むのか?
ヨーロッパなのか?
日本はお手本にはならないが、他山の石としているみたい。
たしかにニホンが進む道は難しい・・・

私は、菅さんには、負担は公平にして欲しいと思っています。

消費税はあげざるを得ないでしょう。
上げるなら食料品はハズしてほしい。

法人税の減税もやるなら、所得税の減税と一緒に。

片方に負担をかけて成長してきた近代日本の
遺伝子は簡単には変わらないかな?





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 オランダ戦一つの観戦法  文科系

2010年06月19日 07時36分31秒 | スポーツ
 いよいよグループ最強のオランダ戦。その観戦が面白くなるようにと思って一言思い立ちました。

 さて、17日に、こう書かせていただきました。
『 何度も言いますが、サッカー観戦でボールだけを目で追うのは良くないと思います。こういう子どもの野球観戦法のような見方では、サッカーの面白さは何も分かりません。これではちょうど、自チームの攻撃と自チームのピッチャーだけを観ていてもよい野球観戦法のようなモノ。サッカーを観ているのに、個人プレーと得点しか見えないことになる。ボールがどこにあるかを頭に置いておいて、彼我の組織全体をぼーっと見る。サッカーは、これです。こういう見方で、阿部と長谷部を中心に観るなんてのも、僕は時々やっています 』

 本日の布陣、特にいろんな予想があるらしいですが、どうも4-3(1-2)-3(2-1)のようです。戦い方はもっとはっきりしていて、僕が17日にここに書いたこんな風になりそうです。
『①前からのプレスと全面プレスの使い分けと、守備ブロックは崩さないこととの併用。
②後半の後半などの攻撃時には、思い切って攻めアガルこと。こうして、オランダにも2点差以上にはならないと、こう申しておきましょう。同点どころか、勝つことも2~3割はある。それがサッカー。あのスペインが、スイスに負けたように 』
 ①についてはあまり高くならず、ハーフライン近くからのプレスのようですし、守備ブロックではDFの前のアンカー役が今回は特に大事になりそうで、これを阿部ではなく、今野がやると報道されています。②については、カメルーン戦とはずいぶん違ってくるようで、これを前半からかなりやると決めたらしいです。去年9月の同じオランダ戦前半のように。「相手選手2人の間に入り込んで行け。けっして脚元でボールを受けようとせず、走りながら受けろ」と、岡田がしきりに指示しているようです

 さて、本日お勧めはこういう見方。『ボールだけを目で追う量を少なくして、その分おおいにスナイダーVS今野(阿部)の闘いを見る』、これです。スナイダーはオランダのいわゆるトップ下で、スペインのイニエスタと並んで世界1、2の攻撃組織者です。攻撃に関しては世界1と言われるオランダの、まさにその攻撃の源泉。この源泉を抑えることがオランダの豊かな攻撃力そのものを最も多く抑えることになります。そこで岡田は、4人のDFのすぐ前に置いたアンカー(碇)の役をスナイダー専用にしようと決めたようなのです。
 どうも今野が選ばれたようですが、だとしたら選ばれた理由はこうでしょう。彼は、阿部と並んで日本で最も1対1に強い。足も速くて、反則なしにボールを奪う技術が非常に高い。よってこのゲームの帰趨は、この「スナイダーVS今野」の闘いにかかっていると、そうも言えるというわけです。それぞれのサイドの2対2の攻防も熾烈でしょうが、そこにスナイダーが絡んできたときこそ最も怖いわけですから、そういうときも今野が彼について行くのではないでしょうか。だから余計に面白い。組織的闘い全体の象徴場面を見ていようということです。ただしこの役、元通り阿部になるかも知れません。

 ちょっとお節介で失礼しましたが、なんせサッカーをできるだけ面白く見ていただきたいものですから、すみません。
今夜も行きつけのスポーツバーは、カメルーン戦にも増して超満員でしょう。カジュさん、お婿さん、息子、そしてお婿さんの友人1人の、計5人で行きます。スポーツバーは、僕らの座席を、最前列で取ってくれています。なんせ、予約が早いものですから。
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「えぇっ」と言っただけで、出演できなくなるとは?!     只今

2010年06月18日 15時50分38秒 | Weblog
 日曜日の朝8時から始る「サンデーモーニング」という関口宏司会の報道番組があります。この番組は、コメンテーターが寺島実郎、浅井慎平、田中優子等々で、小生肩入れしている番組であります。

 その5月23日の番組でのこと。大沢啓二と張本勲が「喝」とか「アッパレ」と叫ぶスポーツ部門があるのですが、その中で、楽天の岩隅投手が七回で降板したことに対して、張本が「最後までよう投げんとは、カーッだ!」と怒鳴り、これに対して江川紹子は「ええっ」と言いました。
 張本のこうした単純精神論はいつものことで、それに対して他のコメンテーターは、また張本のもっともらしい説教が始ったと、にやにや笑って相手にしません。時に中西哲生クンが張本の言に「えぇつ」をはさむことはありますが、江川紹子は笑いながらも、それは言い過ぎでしょうといった趣での「ええっ」は、しばしば。
   
 そうしたら、こんなことになったと江川紹子が友人に出したこんなコメントに出会いました。
 「6月20日のサンデーモーニングには出演できなくなりました。5月23日の放送での私の言動について、張本勲氏が立腹し、江川を番組に出さないようにTBS側に求め、TBSは張本氏の主張を受け入れたためです」。

 張本の言動は、いつものコメンテーター諸氏と同じく笑って見過ごすことが出来るとしても、これを受け入れたTBSを見過ごすことはできるでしょうか。
 この番組は、報道番組としては最も上質、かつ果敢に権力に向き合っている番組と思うが故に、番組制作者を困らせることなく、対処できる方途はないのでしょうか。
 
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もう一度「天安沈没情勢」は大人の世界のことか?  文科系

2010年06月18日 14時51分03秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 枯れ木も山の賑わいで、ある仮説拙稿をご笑覧ください。まとめてみたかったモノを、ちょっとおおざっぱなほどに大きく描いてみました。皆さんのご意見をお待ちしています。

 5~6月ずうっと、表題の内容を何度ここに書いてきただろうか。今のこの情勢はこうなのだそうだ。
①韓日米が、安保理制裁決議、議長声明を求めて大車輪である。米国が特に「米韓両国は北朝鮮に非常に強いメッセージを送る」(キャンベル次官補)事に躍起である。
②中国は、説得に応じない様相をかえって増しているし、ロシア、キューバ、ベトナムも不信感丸出しだ。ロシアなどは、「北朝鮮を加えた混合調査団を設ける」と提案さえしたらしい。
③「被害国」であるはずの韓国自身の国内が、非常に心許ない様相を呈している。与党はこれで選挙に負けたと言われているし、野党などが国連に対して反対行動を取っている。らくせきさんの投稿にもあるように、国民自身が制裁にきわめて消極的なのである。

 さて、もう一度言うが、事件の調査報告書自体が非常に怪しげなモノだ。「北朝鮮製の魚雷である」ことと、『黄海の北朝鮮海軍基地が運用する一部の小型潜水艦・艇と、支援母船が、天安が攻撃を受けた2~3日前に基地を離れ、攻撃の2~3日後に基地に戻ったことが確認された』(報告書から)というたった二つの状況証拠しかないのに、こんな結論を下した。
『この魚雷が、北朝鮮の小型潜水艦・艇から発射されたという以外には説明がつかない』(同上)
 戦争にさえ発展しかねない大事件を「という以外には説明がつかない」などという証拠、解明程度で、大の大人たちが一体動き出せるものなのか。しかも、韓日ともにテレビなど国を挙げてなのである。さらにまた、報告書以降にもっと確たる証拠を探しているという動きが全く見えないのも、僕としては不思議で仕方ない。

 こういう怪しげさ、不思議さ全体は、アメリカが日韓に対して後ろから猛烈にねじを巻いていると解釈すれば、すべて辻褄が合う。ところでそのネジマキの背景だが、こう考えれば十分に納得できる。
①アメリカの全般的没落。国際経済的には、サブプライム破綻によりドバイに続き、ギリシャ、ハンガリーに見るような地獄に世界を突き落としたこと。国際政治では、大義なきイラク戦争と、それが世界と関係各国政治に与えた悪影響、政治不信。これらのその後の処理が、きわめて不誠実、不公正であって、アメリカへの不信感が世界に募っていること。
②こうしたアメリカ離れの条件に対して他方に、「東アジア共同体」への日韓、アセアンなどの機運は、今でも確かに充ち満ちている。世界的需要創出国としての中国の経済的台頭を第1の基礎にしたものであり、これは必然的な流れだと思う。
 こうしてアメリカは、日米韓が協力して「東アジア共同体」に進んでいくのを自己の利益と影響力確保のために妨げたいのではないか。それでこの「天安沈没情勢」を、少なくとも今大いに利用しようとしているのではないか。

 今後の成り行きに言及してみよう。韓国は、国民や野党の状況などから、とうてい挙国一致にはなりえないだろう。これに対して、長く続いた韓国による太陽政策の終了は北をいよいよ居丈高にするはずだ。それがアメリカの狙いなのだと言っても良いかも知れない。後継者問題も絡んでくるから、窮鼠猫をかむという突発事件も十分に起こりうるような情勢になってきたのではないか。
 こうして、アメリカの威信から離れて、現れ始めた東アジアの共通利害、平和を模索しようとする動きを、アメリカがぶちこわしにして泥沼にしている真っ最中なのだと、そんな気がする。

 こんな時たとえば、日本の中国大使に丹羽宇一郎氏が選ばれたことなどは、きわめて大きい意味を持つと僕は思う。アメリカべったりの歴史を持つと思われる外務官僚ではない民間人であって、その経歴から中国経済と非常に縁が深い人物だと聞いている。という具合にこれからは、日中・日米問題をちょっと注意して見ていきたいと、自分に心している。やっぱり「東アジアは、特に仲良く」と思うから。
 そんな僕にとって、韓国のアルゼンチン戦結果は意気消沈もどん底の出来事だった。この上は是非、アルジェリアに勝って、日本とともにトーナメントに進んで欲しい。ちなみに、カメルーン戦の韓国視聴率が24%と聞いて、非常に嬉しかったことも記しておきたい。
 
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端午の節供    らくせき

2010年06月17日 13時39分18秒 | Weblog
中国の伝統的な祝日である端午節2日前の6月14日、
中国国務院の温家宝総理は北京市児童福祉院、
西城区富国里住民区、地下鉄6号線「平安駅」の工事現場を訪れ、
孤児や障害を持つ子供、生活保護受給家庭などを訪問し、
市場の野菜の供給と価格の状況を理解し、農民や労働者との座談会を行った。

人民日報の記事です。
16日が旧暦の5月5日。端午の節句なんですね。

韓国のKBSのニュースも端午節を紹介。
女性が菖蒲のある沼の水で髪を洗っている様子を伝えていました。

日本では新暦のこどもの日になっていますが、
昔はまた違った意味合いを持った行事が行われていたんでしょうね。
日本の伝統の復元をみているようでした。


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サッカー代表、ここまでの総括から  文科系

2010年06月17日 08時57分21秒 | スポーツ
 友人からメールがあって、こんな返信をしました。こういう現時点の総括の上に、今後の見通しについて私見をちょっと。

 【 日本代表はちょっと成長しましたね。良い線行きますよ。理由は以下です。

①前からの国際的長所がある。まず、技術的スピード。次いで、持久走力(粘り強さ)と組織力(自己犠牲精神)が合体した『敢闘精神』。これが強すぎて、アガルことでもおそらく世界1のサッカーですね。ゴール前の弱さに、これが典型的に現れていたと思います。
②弱点だったことは、まず当たり弱さとパワー不足。次いで、国際的経験も不足していて、これは『自分たちの戦い方』が分からないことでもあった。

 さて、ここのところの強豪との練習マッチ4連敗で、そしてあのカメルーン戦で、一皮むけたと思うのです。まず、当たり弱さは克服できた。これは韓国戦、イングランド戦が大変な自信になったはず。この点では何よりも中田英寿の経験が今に受け継がれています。特に、長谷部、阿部、長友、本田らに。
 国際的経験の不足は『自分らの守備文化』の不足に、特に守備陣にスピードがかけることに現れていたと思います。そういう良い人材を、若い頃からDFにしてこなかったと言っても良い。この欠点を持久走力(粘り強さ)と組織力(自己犠牲精神)で補う事に成功したのが、イングランド戦、カメルーン戦だったと、今僕は思います。具体的には、阿部のアンカー起用と、長谷部との2ボランチ起用法と、およびやはり『前線からのプレス』ですね。これで変な失点は少なくなったとの自信が湧き、これが攻撃にも余裕、自信をもたらしている。
 こうして今となっては、岡田の無謀すぎた冒険「高い位置からの全面プレス」体験も、逆に急に生きて来たと思っています。
 後世、「あそこから日本サッカーが、世界水準に入った」という大会になると思います。これからどんな結果だったとしても 】


 さて、オランダ戦こそ、現代表の正攻法でいくはず。岡崎1トップの、2列目が右から俊輔、本田、松井(もしくは中村憲剛か大久保)。中盤が、阿部、長谷部の、サイドバックが長友、今野(駒野)です。
 戦い方は、こう。
①前からのプレスと全面プレスの使い分けと、守備ブロックは崩さないこととの併用。
②後半の後半などの攻撃時には、思い切って攻めアガルこと。こうして、オランダにも2点差以上にはならないと、こう申しておきましょう。同点どころか、勝つことも2~3割はある。それがサッカー。あのスペインが、スイスに負けたように。

 何度も言いますが、サッカー観戦でボールだけを目で追うのは良くないと思います。こういう子どもの野球観戦法のような見方では、サッカーの面白さは何も分かりません。これではちょうど、自チームの攻撃と自チームのピッチャーだけを観ていてもよい野球観戦法のようなモノ。サッカーを観ているのに、個人プレーと得点しか見えないことになる。ボールがどこにあるかを頭に置いておいて、彼我の組織全体をぼーっと見る。サッカーは、これです。こういう見方で、阿部と長谷部を中心に観るなんてのも、僕は時々やっています。
 ちょうどホームラン打者ばかりを観るような点取り中心サッカー観から、早く日本も抜け出して欲しいと、そんな期待から余分なお節介をし、失礼しました。
 
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赤旗へのお願い    らくせき

2010年06月16日 15時08分51秒 | Weblog
今日の赤旗に、菅総理が以前は沖縄の海兵隊について
日本の防衛にあまり関係ないと言っていたのが
総理になって豹変し、きわめて重要と言っていると指摘しています。
オモシロイ記事です。
しかし、もっと突っ込んで書いて欲しいとも思います。

だから安保はいらないと言っている共産党に
投票を言われても困るのです。

鳩山さんの失敗から何を学ぶのか?
なぜ失敗したのか?
☆外務省や防衛省が総理に協力しようとしなかった。
メデイアは鳩山さんの弱点ばかり報道した。
☆官僚は情報を小出しにして総理をコントロールした。
など、様々な要因があります。

菅さんは鳩山さんの失敗に学んでいるから前言を否定している。
それを単純に批判しても説得力が感じられない。

共産党なら、この失敗から何を学んで、
こういう対策を考えているという記事こそ読みたい記事です。

目的の安保廃棄への道は遠い、しかし
こうすれば可能性はあるという記事を読みたい。

もう一つ、国民は定見がありません。
空気に流されて政治的な判断を下しています。
モチロン私もその一人。

こうした政治的に未熟な国民を教育するのも
共産党にしか出来ないのではないでしょうか?
(これは褒めているわけではありません。
そうした努力を怠ってきたのでは、批判しているのです。)

知的なエキサイティングな記事をお願いしたいと思っています。



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カメルーン戦、友人とのやりとり  文科系

2010年06月15日 11時18分46秒 | スポーツ
 以下は、ギター仲間の1人とのブログコメント交換。同年齢の女性です。

Re: 感想
 スポーツバーで応援とは楽しそうですね。大いに楽しんできてください。
今、デンマークとオランダのハーフタイムです。さすがオランダは怒涛の攻撃ですが デンマークはよく守り カウンター狙いは日本にも共通すると思います。
 後半 デンマークがどんな攻めになるか見物です。
 あと1時間半後に日本のキックオフ・・・ドキドキ・ワクワクですね。
2010/06/14(月) 21:34:33 | URL | ワイス17 #-[ 編集]

Re: Re: 感想
 Tちゃん(僕のことです)おはようございます 2日酔いでまだ目覚めていませんか?
カメルーン戦には興奮しましたね。良かった!良かった!本当に良く1点を死守しましたね。
 まだ、頭がボーッとしていますが今日みたいな天候は農作業にピッタリです。今から畑へ行きます。
2010/06/15(火) 10:08:16 | URL | ワイス17 #-[ 編集]

そうですか!
 そうですか、畑にね。午前10時から。
 僕は9時前から、ネットで昨夜の選手ら全員の勝利所感を読んでいました。やはり、直前の方針転換があったようですね。そこで外れたのが、俊輔、内田、楢崎と岡崎。彼らに近かった長谷部は、「前へ行きすぎないよう」と注意を受けていたらしい。そして3ボランチに近い形で、相手のパス供給を徹底的に閉ざしたらしい。
 これでは、「高い位置からのプレス」は基本方針として変わらなくても、前へのフォローが無くて、繋げず、攻撃チャンスはかなり減る。その分、「1トップの本田がボールをキープして、皆の上がりを待つ」という攻撃になる。でも、その少ないチャンスを見事に生かして見せた。
 得点場面は先ず、遠藤の松井への中距離パスが良かった。僕はこのパスが届いた瞬間に、得点の予感がしましたね。中に何人か見えましたし、松井はドフリー、余裕があったから。「点になる」と、思わず叫んでいました。松井は悠々と中を見て、斜め左後方にボールを動かしてゴールへの角度を少し有利にしてから、狙い澄ましたファーへのクロスでした。松井のこのボール操作の前後に、後でニュースを見ると、本田が内から外へとやや回り込んで敵から離れている。松井はそれも見ていたんです。「ファーで、敵から離れてボールを待ち、シュート」、よく練習してきたやり方らしいです。
 その瞬間と、勝利の瞬間は、もう誰彼構わず抱き合っていましたよ。人と喜びを共有できるって、とにかく良いことでした。
コメント (7)
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とうとう、「カメルーン戦」!  文科系

2010年06月14日 11時49分18秒 | スポーツ
 とうとう、「カメルーン戦」! 僕が観られるワールドカップは、平均寿命から考えたらあと2~3回。中でも今回は、元々かなり有望な大会だったのだ。胸の期待はすごく高まっていた。

①オシムが方向付けた「日本型サッカー」。組織的・技術的スピードとその持続力を生かした「人とボールが走り続けるサッカー」。こういう戦い方が守備面に一定吸収されて、いったんは世界30位まで行った。
②元アジアMVP・俊輔の経験値は格段に上がったし、もう一人のアジアMVP・遠藤もいる。
③何人かの急成長もあった。
 ・先ず長谷部の台頭。安定的強国ドイツで優勝したチームのレギュラーを張り、ドイツの有名なサッカー雑誌で一昨年度ベストイレブンに選ばれている。ドイツ大会で言えば、ボランチ・中田に十分に匹敵する実力だろう。
 ・次いで、岡崎。南ア大会予選段階の世界得点王が彼だとは、案外知られていない。日本と言えば、2人のレギュラー的FWに1本の柱さえ生み出されたこともない国なのである。
 ・相手エースを抑えうるような強さ、スピードを持った長友のような選手も、かっての日本にはいなかった。
 ・さらに、彗星のように現れた本田は、日本の救世主にもなり得る存在だろう。

 これらの素材で言えば、歴代日本最強と言われたドイツ大会よりも確実に優るチームである。が、肝心の監督がいけない。土壇場になって、これらの選手たちの長所を全く出させてやれていないだけではなく、「単なる夢想家」だったかというような凡庸さをさらけ出していると観る。なお、サッカーの場合、監督を抜きにして、選手個人の優劣を語っても仕方ない。例えば、アジアに史上最も通じた岡崎のような日本FWを世界に通じさせられないとすれば、それはまず監督の責任だ。野球と違って、2ラン以上のホームランを2本も打つかというような個人は、滅多に出ない集団球技なのである。

 伝えられているように前半を、阿部だけでなく長谷部まで守備に比重をかけるような戦い方をするならば、失点はほとんど無いだろう。これを先ず、期待する。
 そして、後半の後半に、何が何でも1点。第1がセットプレー狙い、第2が、長年仕込んできた「高い位置でボールを奪って、逆襲」狙い、だ。速いパス交換で走り回る玉田が、ペナルティー奪取という狙いもあろうかと、密かに期待している。アフリカ選手の太い足が玉田の脚をちょっと引っかけただけでも、反則は成立しうる。よって逆に、大きくて太い相手には、玉田や大久保や長友は、随分やりにくい相手ということにもなる。「小さいことで優位に立つ」というメンタル・トレーニングもあり得るということだろう。このようにサッカーでは、弱点を長所に変える方法はいくらでもある。小回りがきくことや、技術的スピードや粘り強い規律性も含めて、長所には大いに自信を持って臨んで欲しい。
 こうして、とにかく1点。
 
 さー、歴史的な一戦、今夜はスポーツバーだ。息子、お婿さんと3人、10時くらいから最前線でカブリツキということになっている。土曜日オランダ戦にはカジュさんも加わる。
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