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対丸山議員、対アメリカ   文科系

2019年05月15日 09時48分20秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 昨日、こんなコメントを付けた。13日のエントリー「日本政治談義の弱点」への名無し君のコメントに対するお返事として。

『ガキ大将の暴力支配に (文科系)2019-05-13 22:33:19
 さて、(アメリカがやっているような)ガキ大将の暴力的世界支配に、一つだけ歯止めをかける道がある。アメリカ国民がこういうガキ大将を選挙で選ばないことだ。
 ところがこのアメリカ国民がまた、自分らの不幸の原因を誤解して移民のせいのように考えているから、トランプに投票した。この自分らの不幸は、物資本主義とそれによるアメリカ中の職場とを投げ捨てさせてしまった、自国の金融資本にあるというのに、である。

 アメリカ国民にどうしたらその不幸の真の原因を知らしめることができるだろうか。世界が、アメリカに正論を突きつける以外に道はないと考える。このことが実現しなければ、こんな世界が生まれる瀬戸際にいるような気がする。AIにどんどん仕事を奪われて、貧しい国、次いで世界中の貧しい人々がどんどん食っていけなくなるということ。
 これを総て、国連食糧計画など世界的社会保障の対象にすることなどは不可能な世界である。つまり、「貧しい人は死んでいけという世界」。これが来ないとも限らない今なのだと愚考する。

 以上の世界の見方は僕のオリジナルでもあるが、これと同じことを主張する世界的ベストセラー歴史家が存在するとも、最近知った。「サピエンス全史」を書いた、イスラエルの俊秀、ユバル・ノア・ハラリである。池上彰も彼と長時間対談ができたのだから、これくらいの当たり前の危惧を叫び始めればよいのだが・・・。』

 さて、こういう観点から、最近の政治論議で、大変な違和感を持ったことを一つ。

 維新丸山議員の「北方領土で戦争はだめ?」に対して、大変な異議申し立てが巻き起こった。お膝元の維新は除名を決めたようだし、公明党の山口代表もこう語ったのだそうだ。
『国会議員が手段としての戦争を口にすることは断じて許されない』

 さて、このことに関わる僕の違和感とは、こういうものだ。アメリカの政府要人は、最近ではベネズエラに対してなど、「戦争もあり得る」と、しょっちゅう、正式に語ってきたのではなかったか。これに対して世界の大国日本が、そのマスコミも含めて、何か抵抗感のようなことを表明したことがあったっけ? とはまた、国内ではなんと厳しく米国にはなんと甘すぎるかという、「内弁慶の外鼠」。

 世界にも、日本の憲法9条と同じように世界平和を最大目的とする国連憲章が存在する。だからこそ今言いたいのだが、丸山議員に対するのと同様に、アメリカの戦争政策に対しても、少しは物申して欲しいものだ。もちろん、安倍首相も含めて。戦争を巡って世界が悪くなれば、9条も絵に描いた餅になる。なんせ「世界の平和を愛する心を信頼して」成り立つ日本、日本国憲法なのだから。今のアメリカに物言わぬことは、9条を絵に描いた餅にすることである。こういう日本の「内弁慶の外鼠」も、「日本政治談義の弱点」に起因する所と言えるかも知れない。安倍首相をその筆頭として。

 他国の不正義の戦争に物言わぬ日本人は、9条を絵に描いた餅にする日本人である。「現実に憲法を合わせろ」とか主張して、どんどんこれを変えていくことになる日本人・・・・。
コメント (1)
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