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「巧言令色鮮仁」   文科系

2018年04月27日 07時07分19秒 | 国内政治・経済・社会問題
 佐川のような部下、人間が出たら昔の政官の立派な上司なら、最低こう振る舞ったもの。
「私が命じたものではなく、部下が私を忖度してやったこと。それは、私の日頃の指導が足らなかったということ。そういう不徳ということで、私の責任です。辞任いたします」

 これに対してアベの表面上の言動を観ていると、こうだ。
「全部あいつが悪い、勝手なことしやがって!」。それも、妻が学園の名誉職を引き受けていて、加えるに彼女を通じてアベの名前は何度も何度も出されてきたのだし、さらに加えて「私や妻が関係していると分かったら辞めます」とさえ公言してきたのである。


 さて、昔の中国には上手い表現、教えがあるもの。「巧言令色鮮仁」。改めて辞書を引くなど、付け焼き刃の勉強をしてみたら、こんな意味になるようだ。

 この文章で最も重要な仁とは、「すべての人に、仲間として接する心」とあり、この場合の鮮は、「すくない」とか「めったにない」という意味。令色とは、表面上の愛想の良さというような意味のようだ。

「丁寧に丁寧に説明します」と殊勝な口ぶりで、その実、部下に政治的汚名をすべて被せて来た。妻が関わってきたことははっきりしているのに辞めるなどとは到底言いそうもない様子。安倍晋三君にはやはり、仁はありそうもないのである。


 孔子にとっては、「自分がそうされたら嫌だと思うことは、他人にもしてはいけない」という意味の「思いやり」と並んでこの仁が、人が最も貫いていかねばならない二つの徳目なのだそうだ。それも今回学べたこと。仁が欠けた首相の存在は、国の不幸というもの。上が上なら、下も下。福田みたいな化け物も出てくる。

 孔子が生きて今の日本にいたら、間違いなくこう語るだろう。「苛政は虎よりも猛し」。晋三君の責任がもっとも軽くてさえ、首相夫人の名があったがゆえの忖度。それ故に何人かの人々が死んだというのは、虎よりもひどい苛政である。上から命じられた仕事をちゃんとやっただけの公務員が、安倍に食われた。
 「苛政は虎よりも猛し」。
 この格言は、孔子の時代にさえ、もうすでに中国中の常識となっていたものである。
コメント (2)
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