当たり前のように、七日に七草がゆを食べるという高尚な習慣は、こちらでは元々ありませんでした。多分テレビが無かったら、今でも知らなかったと思います。スーパーで7種セットが売っていても、なんだこれ、で終わったかも知れません。
代わりに正月2日は「とろろめし」を食べる習慣がありました。私は餅が好きではなかったので、むしろとろろご飯の方が楽しみでした。
ところが妻が育った象潟は、とろろめしの習慣はありません。なんでとろろなんだ、と因縁つけます。象潟は酒田に近いし、同じ庄内文化圏なのかも知れません。もっぱら買い物は酒田方面へ行きます。庄内ナンバーの車は、大体に於いてのんびり走ります。すると象潟衆は「んーこの、しょうねえしゅう!(庄内衆!)」と言って煽ります。庄内衆と一緒にしてもらいたくないようです。
なんだかんだ言っても、きょうはおかゆです。いいもの食ってますから。