松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

日本がバナナを輸出する日

2017-01-30 16:14:02 | 日記・エッセイ・コラム

 岡山県に田中さんというおじさんがいます。田中さんの小さい頃はバナナが貴重品でした。だからバナナを腹一杯食べたいという願望から、或る時バナナの栽培に挑戦するようになりました。

 40年前に始めてから10年経った頃、ある考えが浮かびました。ソテツの葉の化石があって、今もソテツが育つということは、ソテツは氷河期を何度もくぐり抜けてきたはずだ。

 バナナの茎を輪切りにして、マイナス60度で冷凍する技術を編み出しました。解凍された苗の一つ一つから芽が出て、しかも成長速度が3倍になりました。

 今、田中さんは全国から見えた農家に技術を教えています。バナナだけでなく、マンゴー、グァバ、パパイヤなど熱帯フルーツ全般に成功しています。教えを請う人の中には北海道の方もいます。田中さんは北海道でも可能だと思っています。

 こういう先進的な技術は往々にして、闇に葬られてきました。それは既得権益をもつ人間によって妨害されるからです。エネルギーの永久機関や常温核融合、STAP細胞もそうではないかと思っています。

 田中さんの技術が広く知られるようになった時、日本の食糧需給率は100%になっているかも知れません。今はまだ、夢のようなお話です。

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