きのうのケンミンショーは、非常に不愉快だった。味噌付けおにぎりのことを関西人が、ぼろくそに言うのだった。曰く、見たこともない。貧乏くさい。手が汚れる。他人の握ったヤツは食べたくない。中に入れるおかずがないのか。生の味噌を食うのか。エトセトラ。
食習慣が、はっきりと東日本と西日本で別れるのだった。中に入れるものはね、無くったって、おいしいの。味噌の風味と、うまい東日本のコメがあれば、それで完璧なの!あとで西日本のやつら、気が付いたようだけど、最初に味噌のしょっぱさが来るけど、そのあとのコメの味が良く分かるし美味しい。米の味を引き出すし、味噌の甘味も感じる。お互いを引き立て合う、最高の組み合わせでしょ。いやいや、分かってくれれば、それでいいのじゃ。
貧乏くさいと思われるのは、非常にしゃくだが、仕方ない。味噌に対する考え方が、始めから違うのが原因だからしょうがない。東日本では味噌は漬物と同じ保存食という概念で使用される。その点、関西では調味料という位置づけになる。頭の中が、始めから違うのだ。
男鹿のあなご、学名クロヌタウナギ。これのぶつ切りで、白いニュッと出た軟骨が気持ち悪いと言う人間もいれば、タニシの味噌汁は無理という人もいる。アメフラシを食べる隠岐の島の人もいる。それでいいじゃないか。今まで普通に食べてきたものに、ケチを付けられるのは我慢ならないね。
ついでに言うと、きりたんぽの切る前のタンポに味噌を付けて焼いた「みそたんぽ」も美味しいよ。