松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

「だいち2号」による、全地球森林マップを鑑賞する。

2016-02-01 16:49:24 | 日記・エッセイ・コラム

 これは陸域観測技術衛星「だいち2号」が撮影した地球全域の森林マップだそうです。

 まず目に留まるのは、アマゾン流域の広大さですね。地球規模で見ても圧倒的です。赤道付近はだいたい緑が多いです。日本軍が苦戦した東南アジアのボルネオ、ニューギニアは最後の秘境にふさわしい密林地帯です。

 ロシアに横に広がるタイガも、規模が大きいです。北海道よりかなり北ですから針葉樹林帯です。日本と同じような緯度の、同じような島国ニュージーランドに、あまり緑がありません。そういうところだったんですね。それに比べると日本の豊かさは際立っています。

 関東以外はほぼ緑です。いかに水に恵まれているか良く分かります。日本海の存在も大きいです。日本海周辺は緑に囲まれています。いかに日本海の水の蒸発量が多いか想像できます。

 それに引き替え、モーリタニアから始まるアフリカ北部の砂漠は、サウジアラビアを超えタクラマカン、ゴビ砂漠までつながっています。唯一、ヒマラヤ山脈の裏側に線を引いたように森が続きます。西から来た湿った風が当たって、雨を降らせるのでしょう。

 モーリタニアは海が近いのに、なぜ雨が降らないのでしょうね。この海は暖かいはずなのに、蒸発量が少ないみたいです。不思議ですね。飛鳥昭雄氏の説に、天から砂を含む大量の水が降ってきた、というのがあります。ノアの大洪水です。赤道の上下に同じようにベルトを作って、砂漠が並ぶのは偶然でしょうか。この図を眺めていると、ますます地球規模の異変の結果のように見えてきます。それとも海流とは、そういうものなのでしょうか。

コメント
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