私が選ばない、怖い本。

　現役東大生と京大生が選んだ凄い本、ＢＥＳＴ３０を最後まで見てしまいました。私が読んだことのある本は、彼らは読んでいません。ＳＦ小説ですからね。

　かろうじて２４位に「銀河鉄道の夜」が出てきました。宮沢賢治はもっと評価されてもいいと思います。川端康成、太宰治、夏目漱石は自慢ですが１冊も読んでいません。

　１５位に「異邦人」が出てきました。久保田早紀です。ちょと古いか。夏の暑くてたまらない日に、お勧めです。１４位の「徒然草」は授業で習ったけど、全部読んではいません。木登りは、最後の降りる時が一番危ない、という永遠の真理を例え話で表現したくだりは有名です。

「レ・ミゼラブル」邦題「ああ、無情」。小学校の時、読みました。第４位にランクインです。あの本は学校の図書館にあってはいけない本だと思います。燭台を盗んで１９年間、牢獄で暮らす。小学生の私には、あまりにむごい仕打ちでした。生涯でこれほどショックを受けた本は、ありません。まっさらな心を痛めつけるに十分な、陰湿な本です。

 ３位の「走れメロス」。芥川賞作家の又吉先生が熱弁します。誰が「走れ」と言っているのか。それは、あらゆる場面で叱咤激励する読者の声なのだ、そうです。２位「源氏物語」、１位「こころ」と続きます。

 １７時３０分に出てくる「ワイドの通やく」の、やく・みつるが回答者として相当、頭の冴えを見せていたのですが、「桃」ですべってしまいました。一発勝負に賭ける場面でもなかったのに、森鴎外の好きな果物は？で４枚の写真が出てきます。１枚目の絵で私は分かりましたよ。ももの種は大きくてボコボコ穴があいています。２枚目のつぼみの絵で「サクランボ」と答えてしまいます。

 　サクランボは種が小さくてツルツルでしょう。でも、彼の漫画家以外の実力は良く分かりました。ニュースのコーナーを担当するだけのことは、あります。しかし相変わらず「不倫」の３組の話題にこだわっています。議員、タレント、お笑い。それに「ゲス」という言葉の使い方。あれは公共電波によるいじめだと思います。ちょっと行き過ぎですね。それともネチネチと、ゲスの方をからかっているのか。