17時45分の打ち上げを見るために、ネットのライブ中継を開きました。時間は17時20分前。25分から始まるのを事前に確認していました。まだ始まらないうちから、コメントの量が尋常ではありません。わいわい、がやがや。中継スタートまであと何分だとか、待ちきれない様子が伝わってきます。日本語ばかりでなく、海外からも、ハングル文字もあります。中にはローマ字で「omedetou」って、フライング気味のコメントまで。
25分から10分にわたって、今回のミッションにかかわる説明が流れますが、これが分かりやすかったです。「静かで、冷たい宇宙空間」「本当にそうだろうか?」いいですねえ。「熱く、激しい宇宙を観測するために。」熱いです。気持ちが伝わってきます。X線は電磁波の中でも非常に強い電波です。可視光線では見えないものが見えます。身近なところでは胸の骨格が見えるレントゲンです。これをいろんな星座で見せてくれます。左右に並べると、一目瞭然です。その中で、おうし座の「かに星雲」。
パルサーの中心から放出されるジェットの様子が良く分かります。これが物質と反物質の流れだと考えられるそうです。
30回目ともなると、安定度抜群です。見ている方もJAXAへの信頼感はあります。圧巻はSRB-A分離の様子でした。
SRB-Aとは「個体ロケットブースター」です。両側に付いている二つの補助ロケットですね。快晴に恵まれた空に、鮮やかに三つのロケットが分かれて行きます。カメラが追えなくなってからは、図に示される数値やロケットの姿勢など確かめながら、衛星放出まで眺めていました。
現在の高度と対地速度の数字が増していく様は、頼もしいし飽きません。
軌道計算の結果、遠地点576.5km(計画値575km)は誤差0.26%。近地点574.4km(同574km)は誤差何と0.07%。軌道傾斜角は31度、一周96.2分は共に計画値とピタリ同じ。ブラボーッ!