重力波検出に成功のニュースで、もう一つ忘れてならないのは、「ハチソン効果」です。
昔、一世を風靡したのですが忘れていました。異端の科学者ジョン・ハチソンは、18歳の時テスラコイルの発明者テスラに、強い興味を抱き、軍払い下げの機器を集めて実験を始めます。中でも「ヴァン・デ・グラーフ発電機」と「テスラコイル」を稼働させたとき、突然周りにある金属片などが宙に浮き始めます。
このことで彼は重力と電磁気力の関係に注目し、実験を繰り返します。ところが再現実験は、共同実験者のジョージ・ハサウェイと衝突を起こし、さらに留守中にカナダ政府から実験装置を持ち出され、処分されてしまいます。PCBに汚染されたという理由です。この研究資料は米軍に流れ、機密扱いになります。
一説にはこの実験によりハチソンは、空間をダイレクトに制御していたのでは、とも言われます。そうだとすると、空間を「ワープ」することも可能になり、時空間に蓄えられている膨大なエネルギーを利用した様々な用途が考えられます。
といった突飛な超科学を扱った専門誌「ボーダーランド」が1996年から97年にかけ発行され、あっという間に消えてしまいました。(株)角川春樹事務所発行で荒俣宏責任編集の珍しい雑誌なのに、残念です。まあこの手の情報はネタに限りがありますので、しかたないことだとも言えます。再び陽の目を見る日が来ることを夢見ています。