棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

頭塔って何だ

2010-05-26 07:20:28 | 山郷の暮し
頭塔の話に戻しましょう
ズトウ・頭塔ってうるさいが「いったいなんだ」というと声が聞こえてきます。
先のTVでは本格調査がされ、多くの発見と、完全復元がなされたことを報じていました。
私が見た30年前は、民家が迫りくる中に木々がこんもりと茂った、古墳のようなところだった。
TV映像は、さらに高い家々に占領されていた。
石積台形のピラミットで、一種の立体曼荼羅--であるラシイと伝えていた。
全容はわからなかったが、私には思っても見なかった形をしていたので観たい!と思ったのです。
さらに、東大寺に続く参道の入り口部にあたることがわかったようだ。
それ故に、東大寺に付属した仏教遺跡で、最上部の石仏はビルシャナブツの変形のようだ。

30年前は見学者も少ないらしく、鍵をあずかるお宅にいったらビックリされた記憶がある。
其れは今も変わらないようだが、確りと金網に囲まれ保護されている。
当時は金網フェンスも名ばかりで、石仏の拓本も採った記憶がある。
頭塔のほか、今となっては触ることも出来ない石仏文化財を撫で、拓本すらしたものだった。
今思えば決して傷つけ汚しはしなかったが、この手にそれらを触れたことが懐かしい。
今度は、まっすぐにお尋ねしょう・・。

天平時代の石仏、絵画的な柔らかさがあります。本よりコピー


ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本