棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

真昼の音楽-雅楽

2010-05-10 09:38:37 | 山郷の暮し
お寺の本堂で開催された雅楽演奏会、正直せいしきに聞くのは始めてであった。
楽器の説明演奏などをしながらの一時間半は、確りと聞き入ってしまった。
難しいことはまったく判らないが、音のきらびやかさ・明るさは光溢れる真昼の音楽だと感じた。
同じ宮廷音楽であるクラシック音楽はどちらかといえば室内であり、夜の音楽だ。
いままでそんなことを考えたことは無かったが、阿弥陀来迎図に描かれている光の音楽である。
聞いていて明るい西域の空を思いうかべ、学問的なことは知らないが、渡来音楽であることをあらためて感じた。
なによりも衣装・楽器が色彩鮮やかで豊かである。正に天平の美を観た。
日本古来からのお神楽とも違う。かがり火に照しだされた幽玄な能ともまったく違う世界なのであった。
いいものを手に入れたおもいです。
来週は松本城にて宮内庁式部職楽部があり是非鑑賞に行きたい。

ryusun

つぶやき

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子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本