棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

一目ぼれ

2010-05-07 08:13:04 | 山郷の暮し
友にさそわれ地元で開催された、全国陶器市にでかけた。
大テントに所狭しと並んだ、日用雑器から作家作品の品々。
現代陶工のことは知らないが小耳にしたことがある作家は、デパートでの販売価格とあまり変わりがない。
店主によると、作家の意向でデパートだからといって特に高くはしないらしい。
すばらしい雑器に埋るように赤絵付けの大振りな鉢が二点ある。
なんともラフな筆使いがゆったりとした雰囲気がある。おしむらくは賓にはかけるが「一目ぼれ」してしまった。
そおなると気になって仕方が無い。お値段は財布の中身をはるかに超えている。
若い店主が「この作家さんとの取引は今回でやめようと思っている。作品だけでは足が遅いので、小品を依頼するのだが作ってくれない。
商売にしにくい変わった作家さんなんです・・」
「これしかないんだけど、ほかにある?」といえば「まさか買うとはおもってもいなかったらしく、イベントは今日まで。いいでしょう」ということになった。
大きな桐箱をかかえながら他の店をまわれば「たいしたものをお買いですネーー。うちのものに一目ぼれはありませんか」
なにか、スゴーーク リッチナ気分でした。
そうそう、作家の名前はわすれてしまった。(パンフをもらってくるのを忘れた)
宴会テーブルにドン! と。できれば金魚なんか泳がせたら絵になる。
 

ryusun

つぶやき

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子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本