棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

もや立ち込める谷

2009-12-12 09:22:02 | 山郷の暮し
地からモヤが沸き立ち、地をはえずりながら、お天道様に吸い込まれていきます。
モヤの切れ目にチラリと見えたアルプスの山に、思わずオッ!!となってしまった。
朝日に照らされた常念岳を「品のある老婆」と称しましたが、今朝の光景は「聖者の輝き」とたとえましょう。
背筋をピッとのばして見入ってしまいましたが、刻々と変わってゆく様相に2-3枚シャッターを切ったのみ。
谷に朝日があたると、いっそうモヤがたちこめ、光の塊となった。
今日はすばらしい日になるでしょう。

サンタクロース

2009-12-11 08:28:35 | 山郷の暮し
夜明け前から静かに静かに雨が降り続いています。
気温は5度くらいでこのままいてくれればいいのですが。お山の冷たい風が降りてくると白いものが混じってしまいます。
昨日は子ども相手に、なんとも心休まる一時を得ました。
サンタ役をたのまれる保育園は、園児のお絵かきのことで相談を受けてからのお付き合いだ。
父兄だと観察の鋭い子どもは「アッ!!! ○×チャンのおとーーーさんだ!!」となってしまい、もーーードッチラケになってしまう、というのだ。
そこで、出入りの業者さんや、知られていない方に頼んできたそうだ。
そこで私に白羽の矢が向けられ、私も面白がってソレに乗ったわけである。
昨年は腰痛がひどく、それどころではなかった。2年ぶりの出演である。
暗くされた講堂にあのジングルベルの曲とともに、お土産がタップリ入った袋を肩にして、演技でなくヨタヨタと登場。
質問タイムでは質問定番は「サンタさんはどこからきたのですか」「トナカイはどこにいるのですか」「どおして赤い服を着ているのですか」
などなどは、どうも先生からの指示かもしれない。
中には「サンタさんはナニをたべているの」「ぼくさー昨日テレビでサンタさんみたよ」「サンタさん車で来なかった」
と白けてしまう質問があり、先生方があわてる。
ベテランの私はなにやらピカピカ光るものをだしたり、巻物を出したりしてごまかしている。
園児たちの食事を別室で、チッチャナ、チッチャナ腰掛に座りゴチになり、園児たちが作ってくれたマフラーを土産にいただいてきました。

サンタクロース-赤い長靴

2009-12-10 09:10:18 | 山郷の暮し
今朝の朝日は柔らかな光でした。
予報のとおり雲がわきだし、午後には曇り空になってしまうのでしょうか。
この時季はどこへ行っても、どことなく響いてくるのがアノ・・・ジングルベル・・・・の忙しい音楽。
忙しい・いそがしい・イソガシイと、さかんにかきたてる騒がしい曲は、日本人が好きなリズムなのかもしれない。
そして、どこでも見られるのが、アノ・・・サンタクロース。
今は様々なサンタさんが見られ、いまさらながら日本人ってやつは、新し物好きな民族だとかんじてしまう。
実はこのサンタさんは、私にも関係が出来ているのです。
といっても大したことではありませんが、数年前から保育園でサンタさんを頼まれているのです。
自分でもかなり役にはまってきたとニヤリとしていますが、用意されたサンタさんスタイル一式で気になっていたのが、黒色のゴム長だ。
そこで、今年は古いゴム長を赤く塗っていくことにしました。
明日は主役--サンタクロースです。

年賀状

2009-12-09 09:22:34 | 山郷の暮し
今朝は弱い朝日ですが、昨日よりは幾分気温が上がっている。
しかし、日差しがないとクシューーーとなってしまいます。
年賀状をセッセッと書いておられる方もいるのでしょう。
私は以前から、一月中は新年の祝いだと、新年に入ってからの製作が多いのです。
元は版画にして、一枚一枚手塗り仕上げでかなり人気があり、ミニ展示をしてくれた方がいました。
年々面倒になり、数年前から100枚を切るようにしています。
そして、住所録は斜線が目立ち、あて先も毎年毎年減っていきます。
絵仲間であった友人の丁重な年賀状が、来年からは確実に届かなくなることは寂しいことです。
今年も5枚ほど「喪中につき・・・」がとどき、「老齢に達し、年賀を遠慮する」の便りも。
さて私の年賀状となると・・・
新春早々5日より松本市美術館にて「五味画龍展--様々な表現をする五人(五味)による意欲的な(画龍)展示会」のため、案内状に変えさせていただくつもりです。

2-もみがらカマド

2009-12-08 08:29:53 | 山郷の暮し
今朝はマイナス5度。最低気温を更新してゆく日々です。
散歩時は顔にさすような冷気と、指先が冷たくなりましたが、晴れ上がった空はオレンジ色が加わり、今日の暖かさを約束しているようです。

もみがらカマドの続きですが、パンフには電気もガスも使わない自然エネルギーとあり、燃えかすは畑や花栽培に使える。
まったくそのとおりですが、一般家庭や町場では無理がある。
いかし、災害時などは威力を発揮できるすぐれものだと感じた。
さてお値段となると・・・7万円ほど。高い・そのくらいだろう、かはナントモ・・・。
普及会ではペール缶(オイルなどが入っていたバケツ型の缶・ガソリンスタンドなどで)を利用したもみがらカマドの製作法をひろめていた。
そのうちに作ってみよう。

もみがらカマド

2009-12-07 08:28:09 | 山郷の暮し
今朝は冷えました。5mmほどの氷が張りましたが、昨日に続き暖かな一日になるでしょう。
新聞に籾殻カマド実演のお知らせがありました。
籾殻で炊いたご飯は美味い、と聞いたことはありますが、本物はまったくしりませんでした。
国際モミガラかまどと大層な名前のメカーで、60年間形状が変わらず生産をし続けていると言う鋳物製品です。
いつものことですが、カメラを忘れてしまった。
3-40年以前までは農家では盛んに使われたものらしく、モミガラに火がつけばあとはほっとくだけ。
昔は1升以上はご飯を炊いたもので、薪でご飯を炊くようなわずらわしさがなく、失敗も少なかったと言います。
底にうっすらとオコゲができ、これをほおばるのが嫁さんのささやかなたのしみだったと、来場のオバーチャンから聞きました。
会場では3升も一度に炊いていました。
ご飯も振舞ってくれると言うことでしたが、手間がかかりそうなので、お茶をゴチになりながら「ペ-ル缶ぬかくど普及会」のオッチャン連の熱弁をききました。
「モミガラはどこで手にはいります??」の私の問いに、なんと間抜けた質問だとばかりに「そんなもの百姓屋にいってみましょ。棄てるほどあって、軽トラではこんでくれるじ」と。
ところで、この会場は、田圃が広がる安曇野の新興住宅地の一郭でした。
イラストはパンフから

ズクなし

2009-12-06 09:34:26 | 山郷の暮し
雲の一点もない明るく暖かな朝です。
朝一から聞きなれない犬のほえ声に、賢犬サクラが耳をピクピクしています。
猟友会の皆さんが山に入り込んだとみえ、車が散歩コースに並んでいました。
あいかわらずの「常念岳」のポートです。真っ白な衣を全身にまとい、毅然とした大三角形には見入ってしまう。
チョットずくをだして、知っているもっと素敵な撮影ポイントに行けばいいのですが、そんな小ズクの無い私です。
尻の重いのは腰痛のセイではなく、本来のズクナシのモノグサなのです。
そおいえば、松本の民話にモノグサ太郎というのがあります。
ズクって松本地方の方言です。
ピタッとくる標準語がないのですが、この言葉のニュアンスは面白いと思います。
 

廃油ストーブ

2009-12-05 08:43:52 | 山郷の暮し
今年は、話には聞いていましたが、廃油を燃やす「無煙廃油ストーブ」が手に入りました。
プレートには昭和46年製とあり、倉庫の整理をしていたら出てきたという未使用品です。
なにかものすごい火力があるそうで、昔は工場などで使われていたそうです。
テストをしましたらなるほどよく燃えます。
廃油が自然気化するまで、石油をしみ込ませたオガクズで余熱をくわえます。
そのとはき多少ニオイゃススがでてしまいますが、燃焼室が十分熱するとすざましい勢いで燃え出します。怖いくらいにストーブが真っ赤になるほど。
空気を吸い込む音も、ゴーゴーと景気がいい。
つい怖くなってしまうので給油を減らすと,油煙も多くなり、CO2もかなり吐き出しそうです。

ストーブ

2009-12-04 08:44:43 | 山郷の暮し
朝日を浴びると体内からモヤモヤと「なにかしよーーー」というエネルギーが湧き上がってきます。
今日はお天道様を仰ぎ見れる一日でありますように・・・。
私はストーブが大好きで、昔の鋳物による石炭ストーブを、一時は5種類ほどありました。
傑作は球形のストーブで、国鉄時代に列車内で使ったものでした。残念ながらこのストーブは、私が留守の間に屑屋いきになってしまった。
今の自慢のものは、コビッとしたすてきなデザインの石炭ストーブ。
去年の冬は部屋の中にしつらえて、薪をたいていた。アッタカーというほど燃えはよくなかったが、視覚的には気分がよかった。
北欧製の高級薪ストーブを据え付けるのにこしたことはありませんが、毎年 晩秋のこの次期になると、ストーブをあれやこれやといじくりまわすのが楽しいのです。
自分で廃材を利用して作ったりもします。
基本設計は、なんでも燃やすことが出来ること。
マーー焼却炉みたいなものですが、裏山から拾ってきた腐れ木や、釘だらけの建築廃材など、まったく薪を選ばないことが絶対条件です。。
ただ今、お勝手にドンと居座っているのは3-4年前からの自作品。
マンホールを利用したしろもので、実によく燃える優れものです。

寒い雨降り

2009-12-03 15:10:10 | 山郷の暮し
昨日とは打って変わって、朝から冷たい雨が降っています。
今のところ雪は混じっていませんが、1000メートル以上はガスッテ見えませんが雪だと思います。
こんな日に下のお宅では、湧きで水の小川で、アマガッパ姿でお菜洗いをしています。
甥っ子が使用4ヶ月のWINDOS98をもってきてくれました。
旧式ではあるが、とっても使い勝手がイイノダソーーーです。
お絵かき編集ソフトがしっかりはいっておりますが、とても使いこなす知識はありません。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本