棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

時のバトンタッチ

2009-12-21 10:08:06 | 山郷の暮し
お天道様の光が部屋の奥まで届き、ストーブの熱気がきになってきた。
小枝が揺れ、今日もゆるやかに寒気が流れているが、昨日のようなことはないだろう。
妙に静かだなーと耳をすませば、ゼンマイ巻の柱時計のカチンコチン・カチンコチンという音がない。
いつ止まっていたか気がつかなかったが、ほぼ一ヶ月おきにゼンマイを巻かなくてはいけない。
ゼンマイは目一杯巻ききると切れたり、はじけとんだりして壊してしまう。
ゆっくりと8割ほど巻くのがこつで、力いっぱいは厳禁だ。
昔はこの柱時計のメンテナンスを兼ねて、ゼンマイを巻いて歩く職人さんが居たそうだ。
電子時計だデジタルだと様々な時計がありますが、音に聞き入ってしまったり、振り子の動きに見入ったりしてしまうのは「ゼンマイの柱時計」だ。
今朝は、今年から来年につづく時を巻きました。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本