棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

鶯が鳴いたよ

2009-03-23 15:32:50 | 山郷の暮し
目の前の藪から「そろそろ起きるかなー」と、寝ぼけ声で鶯がなきました。
そのうちに「恋人ほしーーイ!!」って、盛大に叫びだすのも間じかでしょう。
春の光を浴びながら弁当をたべていますと、サクラの花芽がパラパラと落ちてくる。「鳥さん、いいかげんにしてくれ」といいたくなりますが、実に機用なものです。
蕾の根元から中身だけを食べポイッ!。食べてはポィッ!。今が美味しい時期なのか、それとも食料事情が悪いのか。
ともかく「いいかげんにしろ!」となってしまった。
イラストは落ちた蕾より
追申
サクラの木下を通っても逃げない、いつもと違う小鳥たちに、もしかしてウソ鳥
よくよく観れば胸のレンガ色が愛らしい。食べるのに夢中なのか、皆がいれば怖くないのか、ともかく飛び去りもしない。これはやばいことになった。
http://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/9.html


つれづれくさ-5―結婚詐欺

2009-03-23 07:56:00 | 山郷の暮し
夕刻になると二人は酒気を帯びて帰ってきた。
すこしは驚いたようだが、あまりわびれずに言った「実家の父が怪我をしてお見舞いにいってまいりました」
「それは大変だった。私なんぞ未だお会い出来る身分でもなし・・・」と寂しく語り、問い詰めることもなかろうと思った。
秋も深まっていくに従い、妻の留守は多くなったが、男は母親と、実家の看護疲れで仕方があるまいと、案じていた。
「冬が来る前に、私の親友3-4人を呼んで、美しいオマエを紹介したいのだが、どうだろう」
女は躊躇したが、親族を抜いた友達だけなら、という条件で宴席を設けることを承諾した。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本