棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

つれづれくさ・・・すぎたるは--嫉妬

2009-03-01 08:54:25 | 大人の童話
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今は昔、都の司にに雛人形を観るごとく艶やかで雅な夫婦がおった。
しかし、見た目と本音はこれほど違うものかと、都雀のうわさになった。
女は申し分のない家柄であったが、もって生まれたのか身持ちが悪く、さらに、大のやきもち焼きであった。
となると、何もいいところがない、わがまま女ということになってしまうが、平素は貴族的な美しさを漂わせていた。
その夫は更に貴族的なたおやかさがあり、観た目の通り優しく気の弱い男であった。夫が地方に出向いた日は、女は日夜、一人身の青年たちをはびらかせ、饗宴にふけっていたが、こと夫のこととなると尋常ではなかった。

恋の季節

2009-03-01 08:53:33 | 山郷の暮し
久しぶりにお天道様がまぶしい朝です。
やっぱりいいですねー。体の芯からナニカをしょうという力が湧いてきます。
我が家から直線距離にして200Mほど離れた、対面の丘山(ゴルフ場)から、昨夜あたりからしきりと鹿の鳴き声がかなり大きく響いてきます。今も車の騒音のなかに聞こえてきます。
ピューと鳴らした口笛の音によくにた感じで、夜中などは愛惜をおびた調子に、どこかずーと遠くへといざなわれていくような気がします。
知り合いの猟師の話ですと、ゴルフ場周辺だけで10数頭の群れが移動しているようです。
わがやの裏山からの一帯には20数頭確認され、若芽を食べられる被害も出ています。
散歩中に賢犬サクラなどが追いかけて、確認しているだけでも二頭しとめています。それもたった一人で、一日がかりで。
車道まじかに「かもしか」も出没していますが、皆さん気がつかずに通り過ぎていってしまいます。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本