棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

カストロさんも激賞のイチロー

2009-03-26 16:08:38 | 山郷の暮し
昨夜のTVニースは、WBC優勝選手インタビュー一色だった。
原監督のコメントもなかなか意味深い内容だったが、イチローの弁は、さすが言葉を大切にするアメリカで揉まれている結果だと感じた。
「韓国のユニホームを。メキシコのユニホームを」と、この着るという言葉に、己の不調から日本チームの足を引っ張ってしまったという、自戒の念がこめられていた。そのほか、あえて婉曲的に意味深いコメントに、彼の知性をかいまみた。
イチローがあえて強調してといったのに、NHKはこのコメントの字幕にの文字をぬいていた。じつに愚かしいことである。
日本のスポーツ選手へのインタビューは、訊ねる方も答える選手も通り一遍の受け答えで、面白みがない。
海外のインタビューは、抽象的であったり、時には宗教的であったり、哲学的であったりする。
激しき運動から会得した知性のようなものを感じる。
残念ながら日本にはそんなインタビューはない。
昨夜のイチローの受け答えは、世界に通じる言葉だと思った。

つれづれ草-結婚詐欺

2009-03-26 08:49:01 | 物語・絵本・童話
お手前の女房と称する女は、元は遊び女。今は「よろず相談」と称して、お手前のような者たちをだましている詐欺団である。被害の取調べにまいった。正直に申告せよ」と検非違使の面々であった。
寝耳に水とは正にそのとうりで、男にとって何のことか、さっぱりわからなかった。
検非違使に問い詰められ、一つ一つ調べてみたが、田地田畑の財産は異常なかったし、蓄財とて不審なほどの目減りではなかった。
「どうやらめずらしい事もある。手遅れにならぬうちに捕まえてよかった。ワシラに感謝してもおかしくわないほどだ」
被害届けをしないという男に、いやみっぽく言った検非違使であった。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本