棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

バンダのレンタル料-せこい話

2008-05-27 21:02:58 | チョット一言
NHKのラジオを聞くとはなしに聞いていましたら、幼児番組で人気の「お母さんといっしょ」の長野市での公開録画か、何かの入場案内があった。
「無料ですが、受信料を払っている人に限る」という。
なんとまーーせこい話に、アキレタ。

おなじレベルには出来ないのですが、パンダのレンタル代は一年間につき一億円だそうです。
1972年の「ワシントン条約」以来、プレゼントも買うこともダメ。
レンタルならばOK というのも変な話だと思いますが。
そのうちに、あらゆる生産依頼に対し、レンタル問題も・・。

ツイデながら、米国のダメ大統領は最後の挽回として、ひたすら「ノーベル平和賞」を望んでいるのではないでしょうか。
今の動きを見て、どうしてもそお思えるのですが。

政治家は己の保身、利益絶対の政策。貧富の差は益々広がり、なにか世界中が「小さく・せこく」なっているのではないのでしょうか。



13-調査隊-森へ帰ろうⅡ

2008-05-27 06:48:55 | 大人の童話
お母さんが「頭の中が腐ってしまう」と、機嫌の悪くなる雨季も終わる頃、水位の上がった川に大勢の人たちがやってきました。
それまで、町の人や外国の人たちが遊びにきたことはありましたが、さおいう人たちとぜんぜんちがっていました。
「政府の森林調査隊」だというのです。
運び込まれたものは、始めてのものばかり。
村に発電機がおかれ、最初の電気の光にはびっくりしてしまいましたが、すぐになれてしまいました。

たけのこ

2008-05-27 06:39:36 | 山郷の暮し
我が家の裏は竹林。今冬の大雪のときなど、どっさりと雪を背負った太い竹が、屋根にへたばっていました。
それにも耐えかねたのか、ときおりパカ-ンとびっくりするような音を響かせる。

今日玄関にたけのこがおかれていました。
昨年はイノシシに食われてしまい、全滅でおこぼれはありませんでした。
賢犬さくらも頑張っていますが、夜中は不利ですので、できるだけ戦わせないようにしています。
網を張り、害獣よけの電気をつけ、今年は豊作のようです。

ところで、たけのこの効率のよい皮のむき方をご存知ですか。
一枚一枚むいてゆく。それは素人(私がそうでした)
ま二つに割り、、皮の部分を開くように採れば一発でOK。
今夜はたけのこを焼いて、酒の肴に致しましょう

糞尿大全

2008-05-26 07:07:31 | チョット一言
私は若い頃から東南アジア・インド周辺・中国への旅をしてまいりましたが、そこで困ることの一つがトイレなのです。
食べれば出る。出さなくてはならない。これが又お国によって、人目への恥じらいの限度が違う。
まー野郎だったら、たしょうの恥は・・しかし、女性はもっと大変なことだと思います。
中国の大地震で、トイレは二次災害に近い問題になっているのではいかと、想像しています。
世界で安全な飲水を飲めない人は10億人といわれ、まともな便所がない人は24億人にたっしている。
 
先日、図書館で見つけた「糞尿大全」 柳内伸作著 データハウス
古今東西の排泄に関する書籍・歴史的便所のこと・TV番組のネタ話からと、じつに多彩な紹介・抜粋がなされている。
著者は自衛隊の戦史教官という経歴で、戦時における「糞尿」は、生死にかかわった実例を記している。
前書きの最後に、人間社会を下からのぞき、しらぜらる原始的な人間生活の暗部に迫り、人間の正体を暴き立てるのである。
と大上段に構えているのが痛快でもある。
ウンコ・ウンコと、周宅地の小道にも「犬の糞こまります」と憤慨。
まー大変ですが、自分の経験からしても、うなずけ面白い内容です。


12-町との交流-森へ帰ろうⅡ

2008-05-26 06:53:05 | 大人の童話
自給自足の生活だとしても、お金は必要です。
町から塩・砂糖などの食料品のほか、衣類・金物・ガソリンなどが売りにきます。
村からは、皆さんの家にもある、藤の家具の材料(ラタン)や、毛皮・香辛料・香木・竹網細工品などが出荷されます。
時には、お米の出荷もあるようです。
僕が今一番ほしいのは、自分用の山刀で、しっかりお手伝いをして、預金をしています

曼荼羅世界の具現

2008-05-25 10:03:38 | 山郷の暮し
昨夜からの激しい雨もあがり、濃い緑色に染まった谷は、ゆっくりと霧が開けていきます。
時の流れは、咲く花の一つ一つに読み取ることはできるのですが、霧が流れてゆく様は、天空が凝縮し変容していく時空を感じます。
水墨画的または仙境的静寂な空間ではなく、むしろダイナミックなエネルギーを感じ、私の大好きな自然美です。
灰色の空が割れ、強烈な光がこの空間を一変する瞬間は「曼荼羅世界」だと思えるのです。

りんごの摘果

2008-05-24 16:17:46 | 山郷の暮し
この時期になりますと近くのりんご園から声がかかります。
そう、無駄な実を取り除く「摘果」作業が行われます。
割合大きなりんご園で、5-6人で2週間はかかります。

満開のサクラのごとく花がつき、そのほとんどに実がつきます。
今年も今がたけなわで、風が冷たかった日があったかとおもうと、初夏の暑さにうんざりしながら、ひたすら一枝一枝の実を摘んでいます。
花のように、真ん中のひとつ(中心果・理想的な実)を囲んで4つつき、一つの塊となっています。
取り除く実も適当に、というわけではなく、おいしい実に成る成長の法則があるのですが、そのうちになんだか判らなくなったり・・。
チョット採すぎてしまったかな、と思っても、まだまだ余分な実がついており、手間のかかるものです。
日本のりんごは世界一高いかもしれませんが、手のかけようも世界一。旨さも世界一。

写真は「陽光」。わかりにくいかも知れませんが、枝の一部で、写っている範囲で、残すのは2個くらい。
「富士」などはもっとついているのですが、葉と同色で判りにくいのでのちほ・・。
「陽光」の収穫は10月下旬。蜜がたっぷり含む「富士」は11月下旬まで、様々な作業があります。


女の守り神--刺青について

2008-05-24 06:57:35 | 海外紀行文
ダヤック族のアートについて簡単に説明いたしましたが(5-18)、刺青についてもう少し。
刺青はダヤック族ばかりでなく、アミニズムを信じる種族にあった習慣といえます。
日本の刺青の起原も、「精霊信仰」からでしょう。
ダヤック族とは森の民族の総称ですが、その中で「ケニャ族」は、身分を現している模様もある。
中でも『犬』を図案化したものは、酋長や貴族階層の女性を表す。
犬は安産の表徴で、日本では「いわた帯」といわれる風習は、犬に関係があります。
そのほか、悪霊から身を守る刺青の図案には、えび・さそり・渦巻き文などがあり、スタンプになっており、連続模様を彫り上げる。

派手なTシャッツを着た若者が、腕に小さな渦巻き文を入れていた。
「パワー・アップする」し病気にならないと言ったが、どこか気恥ずかしそうだった。

写真は私のコレクションの夫人像ですが「吠える犬の帽子」を冠っています。
酋長の奥様を表したものです。

10-焼畑農法--森へ帰ろうⅡ

2008-05-24 06:49:00 | 大人の童話
森の生活だから、狩りばかりしていると思われていますが、僕たちは農業をしてきました。
「焼畑農法」と呼ばれ、先祖から伝わる土地を、順番に数年おきに燃やします。
後でわかったことですが、僕たちの「焼畑農法」は自然破壊だといわれましたが、それわ間違っています。
決して、森の神様の住む森を切り開くことなどしません。
だいいち、そんなことまでして、余分な食料を採るなんて、だれも考えないのです。

森が切り開かれた後に、入植した人たちが、森のことを考えずに火をつけてしまうことと、混同されてしまったのは残念です。


ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本