棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

山菜取り

2008-05-07 18:20:27 | 山郷の暮し
今年初めてわらびを摘む。
2-3年前でしたら、散歩中にでその日の1菜分は取れたのですが、ススキや藤・藪からしなどのつる草が茂り、年々収穫量が減ってしまいました。
わらびの芽は、雨が降りますと再び発芽するので、3-4回は採れるのです。

今は山菜取りの真っ最中。
山菜ブームで、栽培してあるものまで、ごっそりと取られてしまったと聞きました。
道の駅辺りでは、こっこうなお値段で売られているのでしょうね。

山菜であまり知られていないのが「野生ホップの芽」 
おしたしは少し苦味がありますが、シャキッとした歯ざわりは、ソリャーウメージ
周りはこれが茂って困りますが、テンプラもわるくない。
新芽はテンプラにすれば、なんでも食えるもので、桑・蓬・柿などなど。

山菜の王様とも言われるたらの芽と間違えて、「ウルシの芽」を取っていった人がいるそうです。
散歩道にも、たらの木はあるのですが、私は摘む気がおきませんが、いつの間にか摘まれています。

蛇足ながら、山菜蕎麦 本物は旨いのですが、大抵が着色された輸入品。
山菜漬などは、水に浸すと緑色が溶け出してきます。
知り合いの、輸入業者の話ですと、食品といえども、港に野積みされていることがあるそうです。
彼は絶対に「山菜蕎麦」は食べません。ご用心あれ。
分校跡に生えている 野生のなしの樹 3かかえもある立派な樹で、ピンポン大の実がつく。あまずっぱく旨い

熱帯雨林の茂みはどこ?

2008-05-07 06:28:29 | 海外紀行文
ボートタクシーと呼ばれて入るが、船倉には物資が詰まり、乗客用はその間に適当に座っている。写真は乗船した船からの、乗り合い舟
オートバイがあったり、電気冷蔵庫などの電気製品もある。
川幅は50Mくらいで、赤茶色した水が絶えず両岸を削り流している。
熱帯雨林帯でありながら、それらしき茂みなどどこにも見えず、赤道直下の強烈な日差しが、風景を白光色に変えていた。

乗客にダヤック族のことを聞くと、様々な島からの入植者で誰も知らない。
私が描いたダヤックアートを見せても、無反応。
まだ、下流域だから知らないんだ、と思ったが少し不安になった。
実はアムラム君は、この流域は初めてのことで、まったく予備知識が無かった。

乗り合い船は、次々と人と荷物を載せ変えつつ、浸すなトコトコトコ。
集落のある川岸には、いかだの上にガソリンスタンドや雑貨店などなど。
ときおりKARAOKEとでっかい看板が出ている。

午後になっても大木の茂みなどなく、バナナ園か稲作地帯が広がり、ときおり、200Mはある、原木のいかだとすれちがう。

二階にあがってみると、なんと寝袋にくるまって白人の青年がいた。
1990年にドイツのTVクルーが取材した、カリマンタン探検コースを行くのだと言う。私もそのコースの探検を研究したが、とても一人で行くところではない。
アムラム君に相談するように言う。
「私はMrリュウのガイドであって、あんな無茶なやつの相手は出来ない。だいたい、許可書もなく、そんな欧米人が増え、捜索願が出ているがまったくわからない。かかわりはごめんだ」
と、ハッきりと断られてしまった。

ネパールでも、欧米人の事故が多く、その根底に彼らのおごりに近い、我の通し方にあるような気がする。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本