一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

接合部の「強さ」と「余裕」

2016年11月03日 | 田上の住宅

田上の住宅が上棟となりました



弊社の構造は基本的に㈱タツミのテックワン工法を採用しています。
(一部特殊な構造で対応できない場合は別工法となります)

テックワンのメリットは、「強さ」 これに尽きます 
構造の要となる接合部。ここを金物で接合します。

施工している動画をご覧ください↓




一般的な在来工法では、
加工しあった木と木の接合が基本。

必要な箇所は金物で補強します。

工法はそれぞれ一長一短ありますが、接合部の「強さ」でいったら圧倒的に前者。
金物耐力に相当な「余裕」があります

たとえば、動画の仕様の金物だと、
在来工法の蟻掛け+羽子板金物と比較しても3倍以上の耐力があります。
この部分にここまでの耐力は必要ないけど、簡単な施工で楽に「余裕」がでます。

弊社では、全棟に許容応力度計算を行っていますので
計算結果により各接合部ごとに必要な耐力が出てきます。
それを元にたくさんあるテックワン金物の中から必要耐力以上の金物を選択しているのです。

一般的な在来工法より、工事費は高くなりますが
安心安全につながる部分ですのでおすすめしています



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