一級建築士事務所 サトウ工務店

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水平構面って知ってます?とても大切なんですけど・・・

2015年04月20日 | 駒込の住宅
ブログをサボっているうちに・・・・

駒込の住宅は建て方作業に突入しています。 
地盤改良後から、ダイジェスト版でご紹介。

基礎工事が完了。


土台を敷いて柱を立てて


構造計算により、引抜き力の大きくかかる所は、アンカーボルトや座金は大きくなっています。


2階の床梁を組んだら、2階床の水平構面を固めます。


建物が受ける水平方向の力(地震力・風圧力)を、鉛直構面である耐力壁(筋交いなど)で受け止めるには、強い水平面(床・屋根)が必須になります。
構造上「フタ」の役目を果たすこの水平面(床・屋根)を「水平構面」と言います。
床や屋根を合板などで固めることで、はじめて筋交いなどの耐力壁が効果を発揮するのです。

耐力壁が重要なのは皆さんご存知かと思いますが、それと同様に重要なのはこの「水平構面」なのです。
つまり、「強い壁」と「強い床」の両方があって、はじめて「強い家」が出来るのです。

予断ですが・・・
近年の住宅では多く見られるようになってきたスキップフロアの間取りの場合は、特に注意が必要です。
段差がわずかなスキップフロアでしたら、施工上の工夫などで水平力を連続させる事は可能ですが、
大きな段差のあるスキップフロアでは、床(水平構面)が分断されるため構造計算は成り立ちません。
けっこうみかけますけどね・・・

建築基準法では「火打ち材を使用し・・・」程度としか求められていませんし・・・ 残念です・・・
水平構面は、筋交いなどの耐力壁と同じ重要な構造面なのです。

出来れば、性能表示や長期優良住宅の認定などを通して、設計段階で評価機関による技術的審査を受け
構造計算に間違えがないか確認し、数値的に根拠のある耐力の「壁」と「床」を作りたいものです。
(そもそも木造2階建てだと、構造計算してない場合の方が多いかも知れませんが・・・


小屋面も梁を掛けて、その上で水平構面を固めます。


2階床同等に24ミリの厚合板でガッチリ固める計算をしました。
もちろん火打ちでもOKです。(計算された根拠が必要ですが・・・)


その水平構面の上に通気層を作り、野地板(屋根下地)を張って、建て方作業は完了となりました。


この後は、鉛直構面である耐力壁をつくる作業になります。




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