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一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

最高に心地良い階段

2012年12月14日 | 石上のゼロエネハウス


石上のゼロエネハウスです。

階段の造作中です。 今までにも何度か採用させて頂いた【半スケルトン階段】です。

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こんな感じ↓に、階段下が収納になります。

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インテリア性と開放感のあるスケルトン階段と、便利な階段下収納の良い所どり

お客様のワガママを叶えるために、ない知恵をしぼり形にしました。

結果的には、インテリア性も十分、収納力も十分な素敵な階段となりました。


特に今回は、階段の勾配もウンと緩く、さらに踊り場もありますので、最高に心地良い階段です。

上り下りしてみましたが、予想通り最高の上り心地 用もないのに上りたくなります


階段の材料は、ちょっと贅沢に 集成ではなく無垢の一枚板を使用。 樹種はホワイトアッシュ。 これでインテリア性が更にアップです。

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天然素材モイス

2012年12月11日 | 石上のゼロエネハウス

石上のゼロエネハウスでは、内装材のモイスを張り始めています。

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住宅の内装は、ビニールクロス(壁紙)仕上げとする場合がほとんどだと思います。 非常に多くの色柄が用意されており、仕上がりもとてもきれいです。

しかしながら、当社ではここ数年、新築・リフォームいずれでも90%以上の物件の内装材にこのモイスを採用させて頂いております。(しかも全室に) 価格的には、おおよそ延べ床が30坪程度の住宅ですと、約プラス10万円程で、全室をビニールクロスからモイスに変更可能です。


内装用モイスを採用するメリットは・・・ 調湿効果、消臭効果、カビ抵抗力、帯電防止、耐火性、土に還る、接着レス、曲げ強度、素材感、メンテナンス性などなど、たくさんあります。 というかあり過ぎですね・・・

ではデメリットは・・・ 色柄が決まっている(天然鉱物なので)、高くなる(延べ床30坪をオールモイスにして約10万円)、施工が難しい(施工精度や納まりに高いレベルが必要)、前述に伴い若干工期が余計にかかる、などです。

つまり、モイスの見た目(素材感)さえ問題なければ、ほとんどのお客様がビニールクロスよりモイスを選択されているのが現状です。 

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とはいえ、全国的にみてもこの内装用モイスを全室に標準的に採用している建築会社は、そう多くはありません。  モイスがとても良い建材なのは皆さんが分かっているはずですが、なぜ積極的に全室に採用しないか? それは、お客様ではなく 作る側が積極的には採用をしたくないからです。 材料が高く、施工も難しく、他では当社の様に30坪でプラス10万円では絶対にできないと思いますし、工期も伸びてしまいます。

昨今のローコストデザイン住宅ブームでは、いかに安く、早く、ぱっと見の良い物を作るか?が勝負になってきています。 すると色柄が豊富なビニールクロスを使い、クロス柄を部分的に切換えて装飾としてしまう安易な方法をとってしまいます。 手間のかかる格子や板張り、塗り壁などを採用したとしても、あくまでもデザイン上のポイント程度。 とにかく安く、早く、ぱっと見の良さを追求します。 

実際のところ、限られた人数でより多くの物件数を設計・施工しようと思うと、そうならざるをえなくなってしまうのもよく分かります。 

が、しかし、お客様にとってみればその住宅が唯一の1棟となるわけですから、作る側はより良い物を使って、見えるところも見えない所も、誠心誠意心をこめた仕事をしなければならないのです。 もちろん、当社の職人は皆そういう気持ちで毎日作業しています。(そう信じています。

作り手にとっては、数百分の1の住まい。 しかし 住まい手にとっては、1分の1の住まい。 住まいに対する想いにギャップができてしまう事を、常に意識していたいものです。


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脚のないダイニングテーブルのフレームです。

2012年12月08日 | 石上のゼロエネハウス


石上のゼロエネハウスです。

オーダーキッチンのスチールフレームが搬入されました。

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脚のないダイニングテーブル一体型のキッチンです。 テーブルに脚がないと、お掃除も楽だし、コーナー位置にも座れるからとにかく便利。

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様々なご希望やワガママをかなえようと、一生懸命に考え知恵をしぼります。 すると、新しい物が生まれます。 設計する者にとって、とてもワクワクして興奮する瞬間です。 

その次に、それを効率よく実現するために、計算し、様々な工夫も凝らします。(ここはちょっとツライ作業ですね。

このダイニングテーブルには脚がないので、フレームにスチールを使って頑丈に作る必要があります。 荷重によるたわみ量などもシッカリ計算して、テーブルの機能として支障のない様に設計してあります。


実は、写真の角パイプ程度のスチールでは、計算上まだ強度が足りていません。 そこで、もう一工夫が施されます。 それはいったい何か・・・? 分かります?  正解の方にもれなく粗品を贈呈いたします。 メールにて ご応募ください。

とにかくテーブルに脚がないのですから、手品と同様に タネや仕掛けが必要なんです。


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全開口フルオープンサッシ

2012年11月21日 | 石上のゼロエネハウス


石上のゼロエネハウスです。

整ったフォルム 素敵な外観です。 無垢の外壁材がインパクトを与えています。

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残っていた戸袋部分の外壁工事も完了しました。 フルオープンできる全開口サッシです。

開けるとサッシが全て戸袋に収納されます。

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リビングの南側と、続き和室の北側の2ヶ所に採用しています。

既製品のフルオープンサッシや木製サッシでも対応できる商品があるのですが、費用がウン十万円もアップしてしまいます。

そこで、普及品の3本レールサッシを流用してフルオープンサッシを現場で造作します。

この方法ですと、気密性・断熱性を確保しながら、安価なフルオープンサッシが可能になります。( 納まりはちょっと難しいですが・・・

西本成寺の住宅では、これを横に2セット並べて採用しましたが、想像以上の開放感でした。

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今度は、対面位置に2セット向い合せでの採用です。 その場所に立った時一体どんな感覚になるのでしょう。 とっても楽しみです。


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リアルな無垢の外壁、安定したフォルム

2012年11月16日 | 石上のゼロエネハウス


石上のゼロエネハウスです。

発電出力5.57kw分大面積の太陽光パネルの設置も完了して、いよいよ足場の解体。 

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ようやく外観全体を見る事ができます。

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全面に張られた無垢の外壁が目の前に現れる。 ウエスタンレッドシダーのベベルサイディングです。

工業製品のサイディングとは全く異なる印象 リアルな素材からは強さと優しさがヒシヒシと感じられます。

南に大きく流した屋根形状も全体にきれいにまとまっています。  本屋と下屋の屋根勾配を変える事で、人の視点から見た時にとても安定したフォルムに見えるのです。

本屋軒先に付けた雨樋隠しの板もスッキリきれいに納まりました。

まだ一部外壁を張っていない所もありますが、今度お天気の良い時に、再度写真を撮って紹介しますね。


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