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黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

紅葉の味わい

2011-12-08 | 日記・エッセイ・コラム

 夜来の雨と風

朝の庭は一際味わいのある景色

ほんの1週間前燃えるような「赤」で主役だった「紅葉」

今朝は これだ。

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枝が残り、葉が飛んでしまっている・・・・

僅かな葉も・・・こころなしか寂しげに。

樹の元に・・・色もどんよりと、力をなくしミジメな姿で・・・1枚、2枚。

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落葉って、響きも、暗いね~・・・

紅葉の美って何でしょう?  色の盛りにあるのか、

それとも散る姿にあるのか・・・

古来より、歌に多く詠まれていますが、紅葉の色の美しさ

よりも、儚く散るさまや、おのが心や感情の「陰」を表現している

ようにも思いますが。

ふと、思い出して。百人一首を。

「奥山に もみじふみわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋はかなしき」

「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」

「このたびは 幣もとりあへず 手向山 もみじの錦 神のまにまに」

「小倉山 峰のもみじ葉 心あらば 今ひとたびの みゆきまたなむ」

「山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり」

「嵐ふく 三室の山の もみじ葉は 竜田の川の 錦なりけり」

・・・・随分とありました。

 やっぱり、「紅葉」ってのは、「散る」のが、前提ですね。

言っていれば、「紅」の時から、散って「無」となる・・

時間的経過が美である・・と、言った方が・・・なるほど。

 「飛花落葉」 「流水行雲」 というような言葉かもね。

これが、日本の美かもしれませんね。

 風に、雨に 感謝し・・・濡れ落葉の「美」を楽しみました。

秋の夕暮れから・・・初冬の夕暮れは寂しい・・

これは日本人の共通の情感かもしれません。

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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。