12月に入り寒さも日増しに。
光陰矢のごとし、の言葉どおり、時間は止まらない。
庭の景色も、次々にその姿を変えていく。
今、「紅葉」・・
鮮やかな美しさです。
他の緑の樹との調和もすてきに和ませてくれます。
でも、これも束の間の美しさです。
あの真っ赤な柿の葉は、この数日の強い風で・・・
憐れにも、その姿は無残・・・・。
落ちた枯葉は息も絶え絶え?に朽ち、顔色を失っている。
「栄枯盛衰」 自然のなす業です。
欅も、僅かな葉を纏っているのですが、元気なく・・・
しょんぼりで、往時の力強さは、今、どこにもありません。
ちょっと悪戯してみましたよ。
綺麗な葉っぱで。
枯葉が生き返って・・・太陽に。 これ、アートしてるの。
萎みかけの命、枯れる間際も、「華麗」・・
自然にも「加齢」ありってことだね。
自然が表現する、色彩って、凄いです。
絵の具ではこんな色でません。
こうして、花や樹は「移ろい」 繰り返すのです。
そして、一方、春の準備をしてる「花」も
先ずは、水仙です。
地中から、勢いよく芽を出し、茎を伸ばしている。
花壇の周囲は「水仙」と「オキザリス」で縁取りをしています。
寒い冬にこそ、力を発揮する水仙。
もうすぐ、あの白い清楚な姿と、雅な香りを届けてくれるのです。
一方、空に向って、大きく枝を伸ばし、銀色の葉を広げ始めている
のが「銀葉アカシア」(ミモザ)です。
この「緑と銀」の味わい深い色が 寒い季節には「凛」として
気品のある庭の主役になってくれます。
そして、春には、豪華絢爛と黄金色の「ミモザ」の花を。
(*この写真はこの春ミモザ開花時を撮影したもの。)
「樹や花」たちは、もう春はそこまで来ているようです。
今日も、外の風は 冷たい。