オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

墓参

2015-06-23 | Weblog

6/23(火) 昨日の出勤途上、「黒田陽一郎」君の墓参りに行こうと思い立った。彼が亡くなって、早や半年が経過している。相棒のHIROさんに連絡し、この日の午後、二人で詣でることにした。

前々から墓参をしたいと思っていながら果たせてなかった・・・・。

土曜日の深夜、夢をみていた。或るクライアントの事務所を訪問し、退任する役員の内輪の送別の宴に出席することになった。未だ明るい時間である。二階建ての店の外階段を上って店内に入ると焼肉店、其処が送別会の会場だった。腰を下ろした席から、外の駐車場が見えていた。

暫くすると旧型の自動車(セドリックのようだが?)が入って来た。その車から降りたったのは黒田君だった。そして二階に上がり、何の違和感もなく私の隣に座って送別会に加わった。

彼が異人であることは間違いないし、彼自身もそれを認識している。真近から私を見た彼の眼は、すっきりとして綺麗だった。その横顔はシャープで美しかった。生前の表情そのものだ。とは云いながら、生前にまじまじと見たことはなかったはずだが・・・、脳裏に焼き付いていた。

宴も終わり引き上げる時間となった。これといった会話をした記憶はないが、席を立つ彼に掛ける声に詰まった。何時ものような『じゃ元気でな、又な!。元気でやれよ!』 じゃ、拙い。お互いに違う世界に居るのは承知だ。元気でな!も、またな! と云うのはそぐわない・・・・。

結局、『じゃぁ…・・』の一声になった。彼は、声を上げることなく、何時もやっていたように片手を軽く上げて駐車場へと降りて行った。そして車に乗る姿を二階から見ていた。

旧型の車を運転し、川の向こうに戻っていたのか。宇宙へと飛んでいったのか・・・・、判らないが、お互いがそれぞれ、違う世界にいることは分っていた。彼のキラキラと澄んだ目、鋭角な顎のあたりの産毛、鮮明であった。今思いおこせば、黒田は瞳が綺麗だった。

そんな夢を見たことが、行きそびれていた彼の墓に詣でる背中を押してくれたのだろう。それに、昨日の天気予報は晴れだった。

 

葬儀が執り行われた一月の初旬は寒かった。桜の咲く頃には、寺を訪れようと思いながら果たせてなかった。尤も、お墓が建っているかも知らなかったが。季節は巡り、汗を掻きながらの墓参。

成城学園駅南口から、渋谷行きのバスに乗る。十分足らずで「東宝前」バス停に着く。バス停から道路を挟んだすぐ前に「大蔵大仏 妙法寺」が在る。ここの墓地に彼の墓があるはずだ。そう思って訪ねたのだ。

線香に火を点けてから、墓地の中を探した。黒田の墓は何処に?と。とうとう線香が燃え尽きるまでになった・・・・。墓地の中央より左側、突き当りの列の手前の角に、漸く探し当てることができた。そして、新しい線香に火を点けた。

HIROさんは水を掛けながら、手で撫でるように墓石を洗う・・・・。建立は、平成26年12月とあった。準備万端、気の早い黒田君らしく、亡くなる直前であろう。

黒田君の墓前を後にし、成城学園駅から二駅先の「狛江」に向かった。ここの「千手院」に、故上田雄一さんと、奥様の晴子さんの墓が在る。上田さんが現役で亡くなられて十年になろうか。そして奥様は、昨年末に亡くなられた。上田さんは、私が現役最後の時の上司であった。退職後、今の仕事でお世話になった。

本来なら春の彼岸に詣でるのだが、実父を亡くして以来、春秋のお彼岸は帰省をするようになった。ご夫妻に、すっかり遅くなった墓参を詫びた。

帰路、下北沢で下車。二人でお浄めの酒を酌み交わした。黒田のこと、そしてお世話になった上田さんご夫妻のことなど話した。この夏、昨夏に黒田と約束をした野菜を、奥様に届けるとHIROさんは云う。上手く育って欲しいものだ。

 

そんなことで先週の火曜日以来、人形町酒場徘徊は沙汰止みとなっている。土曜日には「ちょっぷく」の店長YAMAちゃんから「どうしたんだ?」と電話を貰ったが、顔を出すのは何時になるやら。今夜は渋谷である。

 

さて今朝の弁当だが、「酢豚」と「ハンバーグ」、小松菜の卵とじ炒めを予定していた。処が、台所に立ったのは6:50分になっていた。折角昨晩に贖った、酢豚用の豚ロース肉の出番は飛んだ。

ハンバーグは出来合品を買ったので、先ずはこれを焼いた。そして、最近出番過多の「茄子味噌炒め」を作る。そして鮭を焼きタマネギ&キャベツの玉子炒め」となった。

                          

                            茄子と豚肉の味噌炒め

昨晩も田舎の従姉から、大量の茄子と胡瓜などが届いた。ハウス園芸の産地なので、茄子苗を上げる(植え替え時期)ので、小ぶりの茄子を沢山貰ったようだ。

                        

何時もより長女の登場が早い、弁当の完成まで後五分。それが待てないと言う「じゃぁ晩御飯にするからとっといて。空の分もお願い」ときた。孫用に、小さな弁当で海苔巻きご飯にした。

                            

 

今夕は雷雨の予報も在る、早めに帰宅したいものだ・・・・・。

 

 

 

 

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