先週末の株式市場は1月のソシエテ・ジェネラル、3月のベアースターンズのサブプライムム問題の発生いらい、3回目の金融市場の先行き不安に陥った。
米バロンズ誌の今週の記事のひとつに“波乱の週のあとは、目先、底入れ近し”というのがある。
先週の証券会社アナリストによる金融株の格下げ、大手モノライン2社の格付けの2段階引き下げ、GM,フォードの格下げ、地方銀行に対しての弱気レポートと、悪材料のラッシュで株式相場は多くの悪材料を消化したとみる見方を紹介している。
記事を読めば米バロンズ誌の相場観でもあることがわかる。
また、今週の特集記事は“石油バブル、何時はじけるか?その理由は?”とうもの。
石油上昇のトレンドはやがては反転し、「年末には$100?」を論じている。
いずれも、読み方によると、弱気筋よりも、強気筋の味方になる内容である。
株式相場が大底いれして反転に転じる時期はだれにもわからないが、短期的には反転の時期がきている感じがする。
(訂正)24日発信の本欄では連銀FOMCを23~24日と書きましたが、24~25日の誤りでした。お詫びして訂正いたします。25日(日本時間の今夜夜半)にFOMC後の声明文が発表になります。昨日のNY市場では見送り気分が強く、FOMCの声明文をみて投資判断したいという人気が支配しました(25日早朝)。