足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ここでの投資戦略

2008-06-27 18:52:57 | 株式

ニューヨーク株が暴落した。東京市場へ人気が波及した。下落率は次の通り。

日経平均  -2.01

NYダウ  -3.03

S&P500 -2.94

上記の数字を比較すると東京市場の感応度は小さかった。NY市場は今年の新安値を更新したが、日本株は1万3000円台なので、3月の安値11,787円に比べて上値にある。

最近の東京市場がNY株だけではなく、世界の株価と比べても堅調であるのを、本日も証明した。

サブプライム問題の金融機関への悪影響が少なかったこと、それに原油価格の上昇の経済への影響度が少ないことにもよる。

年間の石油消費量(1人当たり)は次の通り(単位はバーレル)

米国  25

日本  14

中国  2

インド 1以下

この数字をみても米国の石油消費量の高さが分かるし、株式市場が原油価格の上昇に神経質になるのも理解できる。

3月のベアースターンズ破綻のときもそうであったが、今年は株価がNY発の材料で暴落した時は、「買い」から入るのが短期的にも成果が上がった。

今回も同じことがいえる。

今週の「トリトンスクエア通信」ではみずほフィナンシャル、三菱UFJ,三井住友、住友信託、任天堂、日本電気硝子、日本写真印刷の押し目買いに注目した。

NY株の昨日の暴落は計算外であったが、ここでの注目株の押し目は注目度を上げたい。